王位戦第3局、羽生王位対行方八段戦は108手で後手・行方八段の勝ち。対戦成績を1勝2敗としました。
先手が駒得から有利な展開と見えましたが、行方挑戦者がらしい粘りから俗手と思える寄せが決まり、逆転。面白い展開となってきました。第4局は8月8日対局予定。
王位戦第3局、羽生王位対行方八段戦は108手で後手・行方八段の勝ち。対戦成績を1勝2敗としました。
先手が駒得から有利な展開と見えましたが、行方挑戦者がらしい粘りから俗手と思える寄せが決まり、逆転。面白い展開となってきました。第4局は8月8日対局予定。
王位戦第3局、羽生王位対行方八段戦は39手目を羽生王位が封じました。
相矢倉から脇システム。形が決まってさらさら進みましたが、そこから両者長考。後手の行方挑戦者が△8四銀と指し、羽生王位の封じ手です。両者読み筋があるでしょうから、明日の午前中はまたばたばたと進むかもしれません。
社団戦は2日目。カメラを持っていっても撮る暇はないな…と思いつつ、今日は8名参加なので抜け番あるから大丈夫かと、いちおう用意はしていったものの結局撮影の余裕はなく。
1局目、7将で。先手で早石田。後手は右四間でこれは想定の範囲内だttqものの、組みあがってみると作戦負け模様。やはり石田流本組はちょっともっさりしているのだろうか。あまりよいところなく敗戦。チームは2-5で負け。
2局目はちょっとオーダーを変えたために1将で。先手でまたも早石田に。後手がなんと居玉のまま棒金という見たこともない戦術にきたので当然強気でさばきに。これははっきり優勢と思ったものの、駒の損得では微妙で、実は見た目ほどの差はなかった模様。しかし優勢は油性の将棋をずるずると負けにしてしまいました。チームが3-4の負けで、これはわたしの戦犯確定でした。すみません。
3局目、ここも変化球でわたしの1将。後手で横歩取りに誘導。取ってくれたので△3三桂戦法。これがなんとなくはまって少しずつ有利を拡大し、最後は詰みがあるはずと追っていき、実際詰んでいたのを錯覚と秒読みに追われて寄せきれず。駒を渡してしまったので自玉が詰まされてしまいました。将棋自体はまずまずでしたが、詰みがあるのを寄せきれない技術のなさを痛感。やはり詰め将棋か…。チームは4-3の勝ちで助かりました。
4局目は抜け番。チームは4-3。
ところで将棋指したいのはわかるけど味方が必至で戦っている横で練習将棋指したがるのはやめましょうね。
王位戦第2局、羽生王位対行方八段戦は86手で後手・羽生王位の勝ち。2連勝としました。
後手の急戦矢倉中飛車で、中央の激しい戦いに。53手目▲3四銀と据えたところは先手が有利だったようですが、直後の57手目▲6四歩が「ポカ」(行方八段)という失着で、そこから後手が反撃し、最後は一直線の攻め合いを制しました。
第3局は7月29日からの対局予定。羽生王位、さすがの番勝負の強さを見せ付けています。行方八段はこのまま4タテをくってしまうのでしょうか。
王位戦第2局、羽生王位対行方挑戦者戦は行方挑戦者の先手。
矢倉模様から先手の注文に応じて後手が急戦。5筋でぶつかりあう形は前例があり、両者研究範囲でしょう。40手目を後手・羽生王位が封じました。
王座戦挑戦者決定戦、郷田九段対中村太六段戦は123手で先手・中村六段の勝ち。羽生王座への挑戦権を獲得しました。
後手の誘導で角換わりに。相腰掛銀から後手が44手目に△7五歩! 新手から難解な戦いだったようですが、最後は一手勝ちとなりました。王座戦五番勝負は9月4日開幕予定。
松戸にある将棋居酒屋、「てん天」さんにお邪魔してきました。
将棋と囲碁の盤駒、対局時計が完備。美味しい居酒屋料理を楽しみつつ、気兼ねなく対局できるといういい場所です。
店長さんと別にいらっしゃる席主さんは囲碁も将棋も達人。また行きたいデス。
棋聖戦第4局、羽生棋聖対渡辺竜王戦は100手で後手・羽生棋聖の勝ち。3勝1敗で棋聖位を防衛しました。
後手の羽生棋聖が横歩取りに誘導。早めの△9四歩から△9五歩という新趣向から積極的な動きで馬を作り、局面をリードしながらフィニッシュしました。
三冠同士の対決で、ここでタイトルを奪取されるようなことがあると厳しかった羽生棋聖、さすがの強さを発揮して踏みとどまりました。渡辺竜王は夏場に力を出せなかったのでしょうか…。
日本将棋連盟の発表に対して、LPSAも渡部女流3級に関する発表を行ないました。
LPSAのサポーター、その他棋界を応援する人たちに対しては遅きに失した対応とも思えますが、渡部女流3級のここからのスタートにはエールを送りたいと思います。
LPSAが認定した渡部愛さんの女流3級の資格を、日本将棋連盟が追認することを発表しました。
渡部さんの認定に関しては、LPSAと将棋連盟との間でうまく折り合いがつかず、棋戦スポンサーを巻き込んだ形でのトラブルに発展していましたが、これで落としどころは見えたという形でしょうか。
しかし、LPSAも将棋連盟も、HPで発表する文章の大人気なさ、についてはなんとかしてもらいたいと思います。渡部さんだけでなく、未来に夢を見る棋士志望者のために。