Richard's Blog

リチャードの雑記帳

メキシコ旅行-7

2010-10-14 11:10:34 | 海外旅行
(午前4時前、ホテル前で我々を待つツアーバス)

メキシコ旅行Index



メキシコ旅行4日目の朝です。

3日間メキシコシティの同じホテルに宿泊してメキシコシティの各観光地を巡りましたが、この日4日目の朝、メキシコシティを離れユカタン半島のメリダに移動します。

飛行機の時間が早いので、まだ暗い朝4時に出発です。




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朝4時にホテルを出発し、20分ほどでメキシコシティ国際空港に到着。
個人でエアロメヒコ航空にチェックイン。
チェックイン後、配られた朝食用のお弁当(おにぎりとおかず)を各自食べました。






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7時30分発のエアロメヒコ515便メリダ行きに搭乗。
機種はEMB190
あとでネットで調べたら、EMBはエンブラエル(Embraer)の略でブラジルの航空機メーカー、エンブラエル社製のジェット旅客機でした。座席数は110。シートは横に2-2。

乗務していたCAさんが、皆さん比較的若くてきれいな人ばかりで気分を良くしました。
成田からの国際線はそれなりの方ばかりでしたが(笑)

この便では当然ながら日本語での案内はなくスペイン語と英語のみでした。






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飛び立ってから間もなく機内から外を見ると山が見えてきました。

たぶんこの山は昨日見たメキシコ富士のようで、感慨深いものがありました。








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メキシコシティを飛び立って1時間45分ほどで、メリダ空港に到着しました。








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メキシコシティは日本と同じくらいの気温で20~25度前後でしたが、ここメリダでは30度前後の夏の陽気なので南国に来た感じです。

メキシコシティは標高が2240メートルの高地で涼しいですが、ここメリダの標高は、ほぼ数メートルなので、蒸し暑いです。

出迎えのツアーバスに乗り込みます。








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バスの中から出発を待っていると、外では現地ガイドのサカイさんとTDさんが何か打ち合わせをしています。

そして準備が整い、出発します。

現地ガイドのサカイさんのあいさつと説明が始まりました。
サカイさんはカンクンに15年ほど前から住んでいて、ご主人がメキシコ人です。
慣れているのか、生まれつきか、しゃべりが立て板に水のごとしで、メキシコシティのヤマダさんがスローなしゃべり方だったので、ギャップを感じました。

まずはメリダの位置をパネルの地図を使って説明してくれました。


中央の★印がメキシコシティで右側から2番目の丸印がメリダです。

メリダはユカタン州の州都で人口約80万人。ここメリダはマヤ遺跡巡りの拠点となっています。







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空港から40分ほどで最初の観光地、メルカード市場にやってきました。
ここで市場とその周辺を散策しました。

常設市場では果物や野菜を中心にいろいろなものが売られていて庶民の台所のような感じです。

上の写真で右下の手前に写っている袋詰めのものは、トウモロコシの生地(トルティーヤ・マサ)を薄くのばして鉄板で焼いた平焼きパン、トルティーヤ。
メキシコの国民食でこれにさまざまな具を載せて包んで食べる。レストランでも必ず出てきます。





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色とりどりの野菜やフルーツが並んでいます。






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市場周辺ではこのような乗り物がたくさん走っていました。
バイクで前に人を乗せる簡易タクシーのような感じ。







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また市場近くの広場では情熱的に踊る女性も。








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一通り案内してもらったあと、しばらく自由時間がありました。
すぐ近くに教会が建っていたので行ってみました。








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教会の中に入りましたが、これまで見てきたメキシコの教会内の派手な装飾とはまるで異なり、非常に簡素な内部でした。

10時40分ころ再集合してツアーバスは次の目的地に向かいます。










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11時30分ころ、マヤ遺跡の世界遺産ウシュマル遺跡にやってきました。
写真左は遺跡への入口。

ウシュマル (Uxmal) は、ユカタン州にある古典期後期から後古典期のマヤ文明の遺跡。
今日目にすることのできる大多数の建造物は、だいたい紀元700年から1100年の間に建てられたものである。





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遺跡エリアに入って行き、最初に円形の造形物の説明がありました。

これは雨水を貯めるためのもので、貯まった雨水が地下の貯水槽に落ちるとか。









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そして、そのあと奥に入っていくと、いきなりこんなに大きなピラミッドが目の前に現れました。

魔法使いのピラミッドと呼ばれているようです。

メキシコのピラミッドは基本が神殿で、上の神殿まで階段が続く形は共通しています。








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ちょっと丸みを帯びている作り方です。







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内側に来ましたが、こちらが表でしょうか。
前には他の建造物もあり囲まれたスペースになっています。

高さ36.5メートルの巨大なピラミッドは土台は楕円形に近い形で、長さが73メートル、幅が36.5メートル。側壁部が丸みを帯びた優雅で女性的なが感じがする珍しい形のピラミッド。

魔法使いの老婆が大切に暖めた卵から生まれた小人が、、超自然的な力で一夜のうちに造ったというマヤの伝説から、「小人のピラミッド」とも言われている。









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このあたり、ところどころにイグアナに出会います。
この遺跡に昔から住みついている住人のようです。









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魔法使いのピラミッドの前にある遺跡。








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右の円柱は、日時計で男性のシンボルとしての意味もあったそうです。








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とにかく、そこらじゅうで出会います。








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魔法使いのピラミッドの西に位置し、広大な中庭を4つの建物が矩形に取り囲んでいる。それぞれの建物がたくさんの小部屋を持っていることから「尼僧院」と名付けられているが、実際には宮殿であったとも言われている。

7世紀初頭に栄えたこの遺跡には、カバー遺跡と同様「プーク様式」と呼ばれるマヤ色の濃い建造物。

プーク様式(「プーク」とは、マヤの言葉で、ユカタン半島中央の丘陵地帯のこと)の特徴は、建築物の壁一面に彫刻を施した石を組み合わせて、複雑なモザイク(幾何学模様)や蛇などのモチーフで過剰に思えるほどに装飾している点である。








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外壁の彫刻群はいろいろな絵が描かれていて、それぞれ意味合いがあります。

外壁の上部は、ククルカンや幾何学模様、格子模様、それにチャック神の切石のモザイクで埋め尽くされている。









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宮殿跡のような遺跡群の中で記念撮影。








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さらに奥に進むと、球技場跡がありました。

右の壁に作られた丸い穴にボールを入れる競技が行われたとか。








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球技場奥の高さ32メートルのピラミッド頂上には原色の残るレリーフが施された神殿が建っている。60段の階段を上ると遺跡中が見渡せる360度の展望が開ける。

遺跡巡りも体力がいります。階段の上り下りはきついものがあります。

上に登って現地ガイドのサカイさんと記念撮影させてもらいました。







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中央奥が魔法のピラミッド。
この景色を見ると、鬱蒼としたジャングルの中に遺跡が点在していることが分かる。








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登るより、下りる時の方が危ないので、ゆっくりと慎重に下りていきます。








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高さ8メートル、奥行き12メートル、横96メートルの横長の建物で、内部には横18メートル奥行き5メートルの大部屋があることから総督の宮殿の名が付けられているが、実際は貴族の部屋だとか、行政府の建物だったとか諸説があり、本当のところははっきりしていない。

とにかくメキシコの遺跡があるところは、広大なスペースでかなり歩かされ、暑さもあり体力勝負です。

ところどころで現地ガイドのサカイさんが詳しく説明してくれました。特に持参した遺跡の写真や当時の予想図などを見せてくれながらの説明で、今までのガイドさんにない細かい配慮が感じられました。


メキシコ旅行記 その8 に続く


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