MBA留学準備を支援するブログ

これからMBA留学準備を開始される、あるいは開始された皆さんを留学カウンセラーが応援するブログです。

10/13 Univ of ChicagoのInformation Sessionに行ってきました!

2005-10-27 01:29:20 | スクール情報
今日は遅ればせながら、10/13に行ってきたUniversity of Chicago
Graduate School of Business(Chicago GSB)のInformation Sessionの
ご報告です。
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Chicago GSB Information Session

六本木ヒルズにあるGoldman SachsのAuditoriumで行われました。
100名以上が参加されていたと思います。

今回のChicago GSB Information Session参加の目的は、今年からAdmission
DirectorがWharton SchoolにいたMartinelliさんに変わったので、どのような
影響があるのかを確認にいきました。

プレゼンターはAssociate DirectorのMs. Esther K. Choy(たぶん韓国系)
でした。彼女のプレゼンテーションはパワフルで好感が持てるものでしたが、
ChicagoのAdmission officerになって1.5年とやや経験が浅い部分が垣間
見れました。昨年までは、Admission Directorが来日してプレゼンテーション
してましたから、それと比較してしまうのは、かわいそうですね。

既にMartinelliさんになってから、変更になっている点を三つ発見しました。

1)Interviewがinvitation onlyになった。
2)TOEFLのセクション別最低点がなくなった。
3)Essay Questionsのタイプが変わった。

1)昨年までは、Interviewをリクエストできたのですが、今年から
"invitation only"になりました。従って、出願戦略は変更する
必要があります。

2)昨年まではTOEFLの各セクションにも「25点以上であること」と
いう条件がありましたが、それが取り払われました。これは、
Lで25点が取り難い日本人出願者には、良いニュースでしょう。
TOEFLスコアだけで、優秀な人に出願を思いとどまらせたくない
 という意図があるのでしょう。
 ちなみにTOEFLのmin requirementは、250点(CBT)です。

3)昨年までは、Chicagoといえば、難問Essay Questionsで有名
だったのですが、今年からは一般的な課題になっています。
 (昨年と同じ課題がEssay 3 & 4の4に残っています。)
 これも出願者を増やすための方策だと思います。昨年までの
 ような個性的な質問だと、志望度の高い人しか出願しない
 傾向になりますから。

ちなみに今年の課題は以下の通りです。

Essay 1: Complete all parts below (1500 words maximum)
Explain the path that has led you to pursue an MBA as the next step
in your professional personal development. Describe your short
and long term post-MBA career goals. What or who influenced your choice
of schools, and what is it specifically about Chicago GSB that is going
to help you succeed?

Essay 2: Choose one of the following two questions (500 words maximum)

1.Describe the most challenging team environment in which you have been
involved.
2.Describe a time when you exhibited leadership skills even though
you were not the designated leader.

Essay 3 & 4: Choose two of the following five questions
(500 words maximum for each essay)

1.How have you used your personal characteristics and resources
to improve the lives of others?
2.Describe a time when you felt a strong sense of purpose
in your life.
3.What would you consider the biggest failure or disappointment
in your life?
4.If you can spend one day as someone else, who would it be?
5.To be successful in life, you must be able to distinguish between
fleeting trend and genuine innovation. Tell us of a time when you had
to make such as a distinction.

参加者から「何故Essay Questionsの質が変わったのですか?」との質問に、
Estherが「私のボスが代わったからよ。」と答え、笑いをかっていました。

真面目な答えとして、卒業生から以下のような趣旨のコメントがありました。
「以前の課題の場合、一人ひとり書く内容が異なるので、各自のPersonalityが
現れやすかったが、質問が変わっても、Chicago GSBが見たいのは、各人の
Personalityであることには変わりないので、それが現れるように書くべき」

"Thank you for reminding us!"という感じですね。
皆さんこの言葉は忘れてはいけませんよ。

Chicago GSBの特徴としてよく言われているのが、「Managerは、Problem Solver
たるべき」という理念のもとに、教育が施されている点です。授業の内外で、
以下の質問が繰り返されるとプレゼンテーションにもありました。

  ・Prove it to me
  ・Show it to me
  ・Tell me why you think that
  ・Give me the data

これらの質問を毎日繰り返すことでCritical thinkingが身につき、問題を発見
解決するスキルが向上するということでしょう。

これは以前admission officerだった人に聞いたのですが、リクルーターの間
でも、その能力の高さは定評があり、「Harvard、Stanfordよりも雇うなら
Chicagoだ」という方々も多いとか。

Chicago GSBの特徴として強調していたことが他に2点ありました。

一つ目は、Flexibleなカリキュラムです。他のスクールと異なり、
コア(必修科目)がLeadership Effectiveness and Devlopment(LEAD)
しかないということです。従って、学生が好きなようにカリキュラムを
デザインできるということです。

ビジネススクールの授業以外にも他学部の授業も卒業単位として
認められます。Univ of Chicagoは法学、経済学などでも有名ですから
それらの学部の授業を履修できるのも、Univ of Chicagoという総合
大学の強みです。

かつての生徒さんで、Chicago GSBのessayの中で、「大学時代に
経済学を専攻していたので、Univ of Chicagoで学ぶことが憧れで
あった。そのChicagoに出願できることはとてもexcitingだ」と
書かれた方がいらっしゃいました。合格された時には、本当に
喜んでいらっしゃいました。

二つ目は教授の質です。何と言ってもノーベル賞受賞者を数多く
輩出しているUniv of Chicagoの特徴といっても良いでしょう。
他の大学で問題になっているのは、教授たちに教えることを
強いるために、研究とのバランスが上手く取れずに、研究成果が
表れ難くなっていることがあります。その点に関して、Chicago
GSBの場合、教授たちはローテーション制を実施しているので、
教える時には、教えることに集中し、研究をするときに研究に
打ち込めるように工夫しているとのことでした。

4名の卒業生によるパネルディスカッションが行われたのですが、
その他にも会場には、国籍問わずに10数名の卒業生が駆けつけて
来られていました。他のスクールの場合、日本人卒業生ばかりに
なりがちなのですが、そういった点からも世界で活躍できる人材
が集うChicago GSBというイメージに相応しかったと思います。

パネルディスカッションで印象に残ったのは、「授業とコミュニティー
アクティビティーなどを、どのようにバランスを取っているのか?」
という質問に対する卒業生たちの回答です。

ある人は、「勉強はそこそこにコミュニティー活動に重きを置いた。
如何に予習をしてきたふりをするかが大変だった。」という声が
あり、Estherが唖然とした表情をしていたのがうけました。

「アメリカ人ですら大変なのだから、non-native English Speakerの
我々が大変なのはしょうがない。だからStudy Groupを作って助け合う
ことが大切なのだ。」という意見がありました。

私が一番印象に残った意見は、「予習があるからとか、プレゼンテーション
の準備があるからと、誘いを断ることは簡単だが、それでは、人脈は拡がら
ない。自分は、とにかく、興味のあるものは何でも参加してやろうと必死で
やっていました。そしたらそのうちに、何とかこなせるようになりました。」
というものです。

これはどこのスクールに行っても同じだと思うのですが、やはり勉強ばかり
やっているだけでは、ビジネススクールの本当の良さを知らずに帰ってくる
ことになると思います。私もこの卒業生の言葉に賛成です。

興味のあるものにどんどん参加して、人のネットワークを拡げるなかで、
周りの助けを借りながら自分の限界を拡げていくのが、ビジネススクールで
学ぶ醍醐味
だと思います。

最後に、Estherが宣伝していた"Discussion Forums"のサイトをご紹介します。
ここに質問を書き込むと、スタッフ、 在校生、卒業生の誰かが回答を寄せて
くれるとのことです。私も実際に見てみましたが、色々と参考になる書き込みが
ありますので、ご覧になることをお奨めします。

http://gsb.uchicago.edu/fulltime/forums/

以上です。

このInformation Sessionに参加された方で何かコメントあれば、
どしどしください!お待ちしています。

皆さんのMBA留学準備を応援します!
Reve Counseling
田中 元浩
WEB site http://www.reve-counseling.com/
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GMAT Verbal学習のコツ

2005-10-27 00:16:10 | GMATについて
暫くご無沙汰してしまいました。申し訳ありません。
最近、私のところにも多く寄せられるGMATの学習方法に関するアドバイスを
今回は、GMAT受験者の間で評判の高い野口哲也先生にお願いしました。
今もGMATに苦戦される方は、数多くのGMAT受験者を指導してこられた
野口先生のアドバイスを是非参考になさってみてください。
では、野口先生お願いします。
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Affinity 英語学院の野口哲也です。

私の師匠でもある(とは言ってもお会いしたのは数回ですが)
元同時通訳の神様こと国弘正雄先生も、「繰り返し」の重要性を
しつこく説いていらっしゃいます。

もし興味がおありでしたら、「国弘流英語の話し方 たちばな出版」を
読んでみてください。(これは名著ですので、是非一読をお勧めします。)
囲碁の元名人が、同じ囲碁の棋譜を100~200繰り返し並べて研究する
エピソードや、イチローのマシンバッティングの量が以下に他の選手と比べて
多いか、などの逸話がたくさん書かれています。

私は、中学高校時代に、NHKの英語講座の会話文や、好きな映画の1シーン
などを100回ずつくらいは音読していました。特に、まだTOEFLのLCの
点数が低い方、留学予備校の教材やPOWERPREPを繰り返し繰り返し音声練習
(音読、リピーティング、シャドーイング、等)をしてください。それこそ、
大げさではなく1つの会話を100回くらいは音声練習しないと、なかなか
点数は伸びないと思ってください。

私もGMATの同じ問題を何度も何度も教えていくうちに、よりその問題の
本質が理解できるようになりました。実は今でも、問題の新しい要素を
発見したりすることもあります。

今まで、過去問を大量に入手して、ものすごい数の問題数をこなしているのに
点数がなかなか上がらない方を私はたくさん見てきました。
こういう方は、たしかに勉強量はものすごいのですが、結局同じような
間違えをくりかえすことが多く、なかなか点数があがりません。

是非、GMATオフィシャルガイドを

SC×5回
CR×3回
RC×2回

は解いてください。

留学予備校でGMATコースを受講された方は、その教材も
復習の対象にしてください。

繰り返し解くうちに答えを覚えてしまうと思いますが、
それでも「正解の選択肢が正解である理由」、「駄目な選択肢がだめな
理由」をしつこく考える復習をしてください。

イメージとしては、「皆の前で授業をする」ことができるように
なる位まで問題を研究してください。

また、繰り返していくうちに、複数の問題に共通する「パターン」を見抜き、
そのパターンを強く意識して問題を解くようにしてください。パターンを
エクセルのファイルなどにまとめていくのも勉強になります。ちなみに、
「パターン」の多い順でSC>CR>RCとなります。なので、SCが
一番復習する必要があるわけです。


野口先生、ありがとうございました。

私も広島県土堂小学校の校長先生である陰山英男先生の
「学力はこうして伸ばす」という本を最近読んだのですが、
そこにもテスト攻略に関して、

限定し、徹底反復する」ということの重要性が

語られていました。野口先生の話を聞きながら、テストの達人は同じことを
いうものだと感心しました。

そうそう、話はそれますが、さすがに中学高校時代に、NHK英語講座の
会話文等を100回音読されただけあって、野口先生の発音はきれいだと、
Athenaがとてもほめていました。

皆さん、TOEFL、GMATと大変だとは思いますが、出願書類の作成も
もうやらないと絶対にだめですよ!皆さんの人間性は、テストでは
計れないことを肝に銘じてくださいね!

2006年留学を目指す人は、年内が勝負です。後残り2.5ヶ月を切りました!
残りの期間、悔いを残さないように、完全燃焼してください!


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10/6 NYU(Stern)のInformation Sessionに行ってきました!(3)

2005-10-18 00:54:55 | スクール情報
今回はNew York University(Stern) Information Session
Reportの第三弾です。では、早速・・・

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10/6 NYU(Stern) Information Session

<Housing Options>
New Yorkといえば、Housingが問題です。NYUには、2タイプの寮があります。
ひとつはシングル向け(The Palladium)、もう一つは、配偶者同伴向け
(Stuyvesant Tower)です。
The Palladiumは、Single Studioで年間$14,016、Stuyvesant Townは
1 bedroomで、年間$25,012。これらは、Stern Studentsのための
アレンジメントのようです。

<Admissions>
プレゼンターの重要な一言がありました。それは、

"Application is YOUR STORY."

出願書類を作成する時には、肝に銘じておかなければいけない
言葉だと、私は常々考えています。

そして、続いて出てきた鍵となる言葉は、

"Essay 1 is important!"

でした。これはSternの入学審査官のみならず、他のスクールの
入学審査官も同様に感じていることなのだろうな、と思いました。

言われてみれば、"Why MBA?"は、確かに一番重要なエッセイですよね。
そこに説得力がなかったら、他のエッセイがどんなに良くても、
輝きを失わせてしまいますよね。

きっと、「ウ~ン、いい人なんだけど、本当にMBA必要???」って
思っちゃうんでしょうね。

さらに、

"Essay 2 is pretty important!"

とおっしゃっていました。「pretty=少し」と訳さないでくださいね。
この場合は、「けっこう重要」って感じでしょうね。

プレゼンテーションの全体のトーンと、Essay 2が絶妙にマッチして
いる。そうなんですね。「このスクールは本当にコミュニティー
重視」なんですね。そこが、スクールのカラーなんですね。
本当によく分かりました。

Essay 1 & 2って何だ???という方のために・・・

Essay 1: Professional Aspirations
Think about the decisions you have made in your life.
Describe the following:
(2 pages maximum, double-spaced, 12-point font)

(a) What choices have you made that led you to your current position?
(b) Why pursue an MBA at this point in your life?
(c) What is your career goal upon graduation from NYU Stern?
   What is your long-term career goal?

Essay 2: Fit with Stern
The NYU Stern community is one of our strongest assets.
Please answer the following questions about community:
(2 page maximum, double-spaced, 12-point font)

(a) What is your personal experience with the Stern community?
   What actions have you taken to learn more about us?
(b) How would you contribute to our community as a student?
(c) How will you benefit personally and professionally
from the Stern community?

ちなみに、Essay 3は、出願者泣かせだが、入学審査官は
めちゃめちゃ楽しみでしょうね。

Essay 3: Personal Expression
Please describe yourself to your MBA classmates.
You may use any method to convey your message
(e.g. words, illustrations).
Feel free to be creative.

今回のプレゼンは、入学審査官の本音がちらちらと出てきたので、
来て良かった!という感じです。

<Interview>
InterviewはInvitation Onlyです。
InterviewにNYまで来い!というのが、原則のようです。
但し、以下で詳しく説明しますが、12/1の締切日までに出願すると、
off-site interviewをリクエストできるとのこと。

ここのinterviewは、interviewerが事前に出願書類を読み込んだうえで、
聞いてくるパターンです。従って、そこに描かれている人物像との
確認ですね。

<Deadline>
ご存知のように、3ラウンドです。
   12/ 1 ---->奨学金へのチャンスとoff-site interview
    1/15
    3/15

12/1の締切日に間に合うと、奨学金獲得のチャンスがあるとのこと。
また、Off-site interviewのリクエストもできる特典付き!

しかし、off-site interviewが本当にメリットなのだろうか?
と疑問に思ってしまいました。というのも、東京でのoff-site
interviewは、3月に実施するとのことなので、本来の2/15の
合格発表よりもかなり遅れることになる。なんかキャンパスに
行った方が、コミュニティーとのフィットを感じる機会にも
なるので、得なような気がするのは、私だけでしょうか?

最後に、私が一番知りたかった「どんなManagerの養成を
目指しているのか?」とい点に関してですが、プログラムの
説明にヒントがありました。私が思った答えは、

「あなたの目指すManagerになれますよ。」

という以外に単純な答えでした。それは、ここNYU Sternに
何でも揃っているという自信なのでしょう。

今回のプレゼンテーションは色々なことに気づかされる
良いものでした。いやー、行って良かった。

残念だったのは、コミュニティーのサポートというのを前面に
出している割に、日本人卒業生や在校生のコンタクトリストが
用意されていなかったことですね。Tuckは、在校生のコンタクト
リストを配ったりしていますからね。出願予定者にとっては
あのリストはありがたいですよね。

以上です。

この時期はGMATスコアによって、大きく明暗が分かれる時期
でもありますので、次回は、GMATの学習に関するヒントを
名講師の野口先生にお願いしようと思っています。

お楽しみに!

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10/6 NYU(Stern)のInformation Sessionに行ってきました!(2)

2005-10-17 11:02:28 | スクール情報
GMATに苦労されている皆さんも多いことかと思いますが
スコアに翻弄されることなく、自信を高めるように学習なさって
ください。「努力を続ければ、必ずや幸運は巡ってきます!」
但し、無駄な努力をしないことも大切ですので、専門家のヘルプも
適時利用し、不安・穴・やり残し・あやふやさ・等々をつぶすことに
力を注いでください。

では、早速前回に引き続きNew York University(Stern)のご報告を
いたします。

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10/6 NYU(Stern) Information Session

<Superior Career Connection>
ここでは、やはりNYCという地の利として、
 ・Fortune 500の25%の本社がNYにあること、
そして、
 ・多様な企業がNY及びその周辺に数多くあること
を言っていました。

特筆すべきは、Office of Career Development(OCD)の充実度
でしょう。なんと、22名のスタッフを抱えているとのことです。
この数をみても力の入れようが分ります。

さらに、留学生にとってもうれしいのは、留学生専任のスタッフが
いるとのことです。トップスクールとはいえ、留学生に対する就職
サポートがないのが実情である中で、これは珍しいことです。

そして、2年間に亘り、Career Development Programが毎週金曜日に
行われているそうです。1年生は必須で、2年生は必要に応じて
受けることができます。入学して直ぐに、サマーインターン獲得に
向け、Resumeのアップデートに始まり、キャリア相談、面接指導と
忙しく行われるようです。

セッションの後で、卒業生にお話を伺ったのですが、コミュニティー
全体で、キャリアサポートがあるのは、ものすごいということでした。
どういうことかというと、希望する業界にいる、あるいは、いた2年生が
その業界向けに、Resumeを修正する手伝いをしてくれたり、面接の練習を
行ってくれるそうです。ここまでであれば、比較的どこのスクールでも
やっていると思うのですが、ユニークなのは、NYで働く、Part-time
MBAの生徒さんたちも最新の情報を基にサポートしてくれるとのことです。

また、最近トップスクールで流行ってきているのが、"Mentorship Program"
です。Stanford, Univ of Chicagoなども近年スタートしたと思いますが、
就職を希望する業界の卒業生とマッチメーキングをしてくれ、1年次から
彼らがMentorとして疑問や質問などに答えてくれるというものです。
NYUもご他聞にもれずありました。(といっても、プレゼンテーションの
ときには、触れてなかったように思います。WEBで私が確認しました。)

卒業生のお話では、NYUの場合、Mentorship Programはあるのだが、
コミュニティーのサポートだけでも、充分であり、また、様々な活動で
忙しいし、先方も忙しいので、自然消滅的になってしまったとのこと
でした。

まあ、これはこの方の例なので、積極的に活用することも当然可能だと
思います。特に、キャリアチェンジを考えている人などは、本当に自分に
合った分野なのかを考える機会として利用価値があるのではないかと思い
ます。例えば、Stanfordの場合には、そのMentorの職場訪問をさせてくれる
などの配慮をしているようです。もちろん、それはMentorに個別にお願い
すれが叶うことだと思いますので、NYUでもできると思います。

当然ながら、オンキャンパスリクルーティングも盛んです。何せNYです
からね。今回、つくづく思ったのは、NYUは地元企業との結びつきが強い
ということです。リクルーティングはもちろん、ゲストスピーカーなども
そのコネクションを利用してビッグネームの方々を呼べるのです。

また、これもWEBサイトから発見したのですが、地元の中小企業との結び
つきも大切にしている印象を受けました。これらの企業には、
コンサルティングプロジェクトを行い、地域にも貢献しようという姿勢が
見て取れます。

ということで、大企業との付き合いのみならず、地元の中小企業との
付き合いも大切にする姿勢は評価したいと思います。

<Supportive Community>
今回のレセプションで一貫していたのは、この"Supportive Community"
でした。前回にも書きましたが、NYのような都会のスクールでは
コミュニティーの結束はそれほどでもないでしょう、という先入観を
持っていったのですが、すっかり覆されてしまいました。

最も最近卒業された方の話では、ご自身も同様な先入観を持ってNYUに
行ったが、逆に都会の利を活かしてネットワークを強くすることが
できたとのことでした。というのは、田舎の方のスクールでは、車社会
なので、スタディーグループ、グループワークが終わった後など、
各自の車でバラバラに帰ることになるが、NYは地下鉄通学をする人も
多いので、一緒に帰りながら色々な話ができる。また、夜遅くまで、
バーやレストランなどがオープンしているので、帰りに立ち寄って、
そこで親交を深められるということでした。なるほど、なるほどと
感心しました。

でも、これにはもう一つ秘密がある気がしました。それは、2年次に
Part-time MBA生たちと授業を一緒に取る話をしたと思いますが、
結局彼らとは、金曜日の夜から週末にかけて、グループワーク等の
集まりをすることになります。そうすると、週末でもあまり自由に
行動できないので、田舎のスクールと同様に、週末にコミュニティー
のメンバーと時間を共にすることになる仕掛けがここにあるのだな、
偶然なのか、意図的なのかは分りませんが、上手いことPart-timeの
学生を使っていると感心してしまいました。

また、また長くなってしまいました。といっても、もう少し書く
ことがありますので、また、次回に持ち越したいと思います。
次回は、Sternの出願に関する話をしたいと思います。お楽しみに!


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10/6 NYU(Stern)のInformation Sessionに行ってきました!(1)

2005-10-07 02:41:06 | スクール情報
暫くご無沙汰してしまいました。すみません。
今日は、New York Universty(Stern School of Business)の
information Sessionに行ってきたときのご報告をいたします。
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10/6 NYU Stern Information Session

NYU SternのWEBサイトを見ていても、「New Yorkにあることが
売り」というのは分るのですが、どのようなManagerの養成を
目的としているのかがよく分からなかったので、その辺りを
確認しようと行ってきました。

プレゼンテーションを担当されたのは、Ms. Jennifer Kaplan
(Family nameが聞き取りづらかったので、100%確かではない
ですが・・・)。それから、世代の異なる5名の卒業生が助っ人で
来ていらっしゃいました。
Mr. Tanaka, Class of 1978(日本人同窓会設立者兼会長)
Mr. Kato, Class of 1992(日本人同窓会幹事長)
Mr. Kawanabe, Class of 1996
Mr. Tanizumi, Class of 2002
Mr. Narahara, Class of 2005(今年のブローシュアに出ている人)

まずは、ビデオで在校生達の声が流されました。
「どうせNew Yorkは、excitingだ」くらいのメッセージしかないの
だろうと思ったのですが、「Communityの強さとFriendship」が
テーマとなっていました。「へ~ェ」と思いながら見ていました。
というのは、New Yorkなどの都会のスクールでは、ビジネススクール
の外部に友人・知人を持つ人が多いため、週末などはそれぞれが
バラバラに過ごす傾向があるので、communityの繋がりが希薄と
聞いていたので、意外に感じたのです。そのイメージを払拭する
ためという意図があるかもしれませんが・・・。

<Only at Stern>
以下の3つのポイントがプレゼンテーションの中心です。
Opportunities of New York City
Community of Support
Real World Learning

Real World Learningとしては、Business Plan Competitionで
優勝し、実際にスタートした例として、卒業生のMr. Kenny Laoの
Rickshaw Dumplings Barが話に出ていました。NYU Sternのサイト
でも
フィーチャーされています。
この話はBusinessWeekにも取り上げられていました。

<Program to Meet Your Goals>
21のAreas of Specializationがあり、その内の3つまで選択
することが可能ということです。例えば、Entrepreneurship
+Finance+Global Business、というように自分の将来の
ビジョンに必要な知識や分野が選択可能となるわけです。

また、NYU内の他の学部の科目も卒業単位の25%まで可能
ということです。NYUには、Law、Entertainment、Real Estate
など、有数の学部がありますから、それらの分野に興味が
ある人には、とても魅力な選択肢です。

さらに、世界有数のビジネススクール40校以上と交換留学
プログラムがあるので、もっと国際的に学びたいという人にも
合っています。

それとこれはユニークだなと思ったのは、2年次には、Part-time
MBAの学生たちと一緒にEvening Classesを履修することが多く
なるとのこと。一見、「エッ~夜に授業!?」と思うかも
しれませんが、これが魅力の一つなのです。というのは、
Part-time MBAの学生というのは、Wall Streetや、NYにある有数の
企業で働く連中ですから、クラスの中で、その実体験に基づく話は
それこそ最新の情報が盛り込まれている訳です。2年次ですから、
それまでに、皆さんは現場から1年以上離れていることになるので、
浦島太郎状態な訳です。そこにPar-time MBA生からのインプットが
得られるというのはありがたいでしょう。また、MBA後の転職を
考えている人たちにとっては、彼らが働く企業や、業界の生の声が
聞けるチャンスでもある訳です。このような面がコミュニティの
サポートにも反映されているようです。

だいぶ長くなってきましたので、今日はこの辺にしておきます。
次回も引き続き、NYU(Stern) Information Sessionの報告を
いたしますので、お楽しみに!

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よくある出願のミステーク!(2) エッセイ編

2005-10-02 22:50:09 | MBA留学準備全体像の把握
前回からAthenaが入学審査官として、また、出願をサポートするカウンセラー
として見てきた「よくある出願のミステーク」をシリーズでお伝えしています。
皆さんは間違いを起こさないように、そこから学んでいただければと思います。
第二回目は、エッセイに関連するものです。

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

I am very sorry for the absence! Things have gotten busy
with the application season and counseling…however, I have not
forgotten about this column and so today I would like to write
about another common mistake that I see frequently among my students.

Common Applicant Mistake #2: Sounding Too Logical in One’s Essays

There are many types of essays and documents, all of which require
different styles of writing. Business memos, technical reports,
work e-mail messages, etc. all have their own “rules.” In these
types of documents, writing is usually logical, informative,
and to-the-point. Because admissions essays are professional pieces
of writing, I believe that many applicants often assume that they
must write in logical, business-like fashion.

The truth is that admissions essays are more like good stories.
While it is true that application essays need to be treated
professionally, it does not mean that you need to replace
the personal with the professional. It does not mean
that you have to hide the real “you” behind a list
of achievements. In fact, if you do hide the real you,
you will end up failing to convey to the admissions committees
the very information that they are looking for in order to make
their decision!


I sometimes use this analogy: reading a resume is like watching
the news, while reading an essay is like watching a drama.
While the reader wants to get to-the-point information
from a resume, s/he wants to get to know you through the essays.

Take a look at these two different paragraphs:

1. “I started my career in sales at ABC Company. I was in charge
of talking to customers about our school and in telling them
about the benefits. I enjoyed talking to the customers very much
and my sign-up rate was over 90%, the highest in my division.
However, despite my success, I soon had to quit in order to care
for my ill mother. After a long absence, I decided to return to work,
this time in hospital management. ”

2. “I started my career in sales at ABC Company. I was in charge
of presenting our unique school curriculum to several thousand
prospective students a year who were interested in studying abroad.
Having studied in the UK and the US myself, I understood the impact
of an overseas experience, and so my passion led me to become the most
successful salesperson in our division, achieving a 90%+ sign up rate.
However, just as my career was beginning, I received devastating news
of my mother’s illness. Because she is alone, I finally made
the difficult decision to quit my work and to take care of her
until she got well. Two years later, I was able to return to work.
However, my time with my mother taught me about another field that
became important to me, and so this time I made a career change
to hospital management.”

Which paragraph moved you more? Which writer do you feel more intimately
connected with? While, of course, most of your essays will not require
you to write something on such a personal level, admissions officers do
want to see essays in which you reveal who you are. And by this I mean
the following:

-How do you think?
-How do you make decisions?
-How do you solve problems?
-What factors do you consider?
-In what ways do certain experiences impact you?
-How/what do you feel?

Etc.

Again, your resume will be the place for you to list facts.
Your essays, however, are the place where you interpret those facts.
Instead of simply describing an accomplishment, you will describe
the thought process that took place leading up to your accomplishment.
You may also talk about how you have grown from that accomplishment.


Remember that human beings read your essays, and the more
of a connection you can make with your audience, the stronger
your application will appear to be. Do you know how you can't stop
thinking or talking about a good movie even after it is over?
The same is true for admissions officers and applications.
When admissions officers have to read 50 or 100 applications a day,
they start to get bored and to forget many of them. However,
the applicants who somehow manage to make a connection
with their readers are the ones who are likely to stand out
from the competition.

Good luck!

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Athena、ありがとう!

皆さん如何でしたか?このパターンのミステークは本当に多いのですよ。
入学審査官も人間ですから、つまらないエッセイは印象に残りません。
エッセイにも、もっと自分の感情や気持ちを込めて書くべきです。
私は皆さんにお伝えしているのは、「自分が書いていて楽しくなければ、
読み手も楽しくない」ということです。

さあ、いよいよ10月の始まりです!出願書類の作成を開始して、
自分でもワクワクするようなエッセイを書いてみましょう!

皆さんのMBA留学準備を応援します!
Reve MBA Counseling
亜紋(Ammon)
reve_mba_counseling@mail.goo.ne.jp