レンタロウの日記 ~さようなら、少年の日々よ~

自分と読む人が表現し合う場にできたらいいです。

2017年 最初の報告 今の僕と目標やら現状やら心の整理

2017-03-18 11:05:40 | ひとりごと
こんにちわー。

お久しぶりですねー。

去年の8月以来ですね。

いまは週一でテニスにも毎週かよって、あとは歯医者も頑張って行ってます。

そしてなによりバイトをはじめました。

障害者の方等を支援する、就労施設「フレイズ」というところに今通ってます。

最初は週3のフルタイムでやってたんですが、ちょっと息が苦しくなる症状がでたので今は週2の午前中に減らしています。

息が苦しくなるというのは、みなさんいつもつばをのみますよね。

それがちょっとスムーズにいかない、みたいな感じです。息苦しさの症状が単体であるわけではなく、つばをスムーズにのみこめなくてそれで脳がちょっとびっくりして、それが息苦しさにつながる、という感じです。

いまでは症状のではじめに比べたらだいぶおさまりました。

一日のなかでもほとんど症状はでません。

ほんとにたまに、ちょっとすごく緊張したり脳がビックリした感じのときなんかになるくらいで。

まあ人生一筋縄ではいきませんね。

去年の2016年は映画館恐怖症を克服したんですよ。

でも次は去年の11月の誕生日の日にカラオケ中にそのつばがのみこめないs症状がでて。

でもこれがまたさらに僕の人間としての深みをだしてくれるのではないかと、期待しています。



僕の中には無がある。

これもいままでのブログのなかでもちょくちょく言ってきましたね。

あんまり喜びとか嬉しいとかあんまり日常のなかで感じないんです。

だけど音楽で感動したり、純粋な、クリーンな、イノセントな心のゆらめきというものがあるんです。

それはなにげない景色をみたり、いろんなものにふれたり、時にちょっとセンチメンタルになったりするときに感じること。

僕にとって感情がないことはとくに不便さはあまりないんです。

複雑で煩雑としたぐちゃぐちゃとしたクリーンじゃない感情とかそういうものが心の中から生まれないので、感じたいもの、感じれる中で心がもとめているものだけを感じれるというか…

まぁとにかくクリーンな状態で入れるんです。いつも心が。無があると。


僕が自分の中の心の中の無に気づいたのは、やっぱり中2の頃のあの暗いトンネルの中に入っていたあの時期かもしれない。

まあたくさん説明すると長くなるのでやめておきますけど。



いちおいっとくけど僕は宗教とかまったく興味ないですよ

無宗教です。

なんか誤解されたらあれなのでいちお書いときました。笑


このまえいつものように自転車でテニスに行ってる途中、なぜか涙がこみあげてきたんです。

それはなんでかというと、

いまでも僕をさいなむ音はきこえていて、(まぁ一時期の激しさはなくなって、いまではそれなりに楽にはなりましたけど)人と一対一とかでははなせるけど、まだ大勢いるなかでワイワイしたりはちょっと拒絶館あるし、やりたいこともいっぱいあるし、ありすぎてすごし困るくらいで…、

将来のことや、自分の内面のこと、そんなことは結局だれも決めてくれない訳で。

そして最近でてきたつばがうまくのみこめない現象の事。

そんななかでなんか急に思いがこみあげてきて、泣けちゃったんですよね。



そして少し安心した。

僕にも心があるってことに。



僕はそういう感情を大事にしたい。

大事に持っていたい。

今の世の中、感情を表面にだして叫んだり、なにか言葉にできないような感情を口にしたりっていうのが、なんかしにくいように感じる。

だからといって自分の大切なその感情や、心の中に眠る情熱を、抑える、ころすことはないんではないかと思う。


そういう純粋でストレートな感情って、感じる際に、どうも自分が悦に浸っているような気がして、恥じらいとか周りの目とかをきにしがちなんだけど、おさえることはないと思うのです。


あ、そうそう。話が変わるけれど、去年の8月くらいから今にかけて9キロくらいやせました。


一番大きかったのはやっぱりお菓子とジューズを減らして、夜めんどくさかったけど(笑)走ったり歩いたりしたことですかね。


去年のジムに通い始めたのをきっかけにして、僕自身もだんだん、ちょっとずつだけれどアクティブになってきた気がします。


ひとりで本屋にいったり、自転車で40分くらいかかるシーガイアテニスクラブまで歩いて何度かいったり、デサキデポにいってペンケースとシャープペンかったり、歯医者にいったり、ひとりカラオケいったり、ギター修理にギターショップに一人でいったり、ツタヤに自転車でcd借りにいったり。

中2の頃、ふとんのなかでくるまって一日中沈んだ気分でねていた頃にくらべたら、すごい進歩だと僕は我ながら思う。

ものすごい成長だ。

高校もなんとか行けなくなったり、音をきにしながら戦ったりした時期もへて卒業しましたけど、ここまでではなかったです。


あと、絵も頑張っていますよ。ぼちぼちと。


最近はやっぱり仕上げるのが大切だと思って、ipadでかいて(そのためにタッチペン買いました。)色をつけたりしています。


このあいだいままで描いてきた、練習してきた絵を何枚か計算したら、346枚でした。
(クオリティの低いやつは前にいっきに大掃除のときに処分したので、それを合わせたら余裕で500枚こしてるとおもいますけど。)

とりあえず500枚めざして今ぼちぼちやっているところです。



あと154枚かぁ……。

まあゆっくりやっていこうと思います。笑


最近はフジファブリックをよくきいてます。

どっちかっていうと志村さんがボーカルだったころのほうが好きかなぁ…。

バンプも相変わらずこりもせず聴いてますけどね。

numbergirlっていうバンドの思い出インマイヘッドとか透明少女、スーパーカーのクリームソーダっていう曲もかっこよくてたまにきいてます。サカナクションのミュージックもいいですね。

洋楽では the 1975の「sound」とか「sex」って曲、ジミーイートワールドもジミにいいですね。

そうそう、レッドツェッペリンのマザーシップていうアルバムもかりて何曲かipodにいれました。

尾崎豊のアルバムもついでに借りました


それでは今日はこのへんでおわりたいと思います。

それではー



2016-08-16 05:29:01 | ひとりごと
皆さんこんにちわ。

リオオリンピックやってますね。

錦織くんの銅メダルはしびれました。

なにせ準々決勝で3つのマッチポイントをしのいでますからね。

そこで負けてたらこのメダルは今頃ないわけです。

まぁそれはさておき…、

ハイ、今回は僕の夢、(夢というか目標)について書いていきたいと思います。

僕にはなりたいものがあります。

それは漫画家です。

え、なんで!?と思うかな。

だけどなりたいんです。

僕は生まれつき絵をかいてきたとか絵が好きとかそういうんじゃない。

でも別に小さい頃から絵が好きな人だけがなっていい職業というわけでもないし。

僕には絵にして表現したい作品があるんです。

漫画家は全部自分でできる。

映画監督は皆と一緒につくって、俳優や女優が演技をする。

でも漫画家はその演技もじぶんでつくらないといけない。

そこが魅力だと感じました。

狭い門だというのは知っている。

でもそんなの関係ない。

僕は表現するのが好き。

お笑いもギターもドラムも小説もいろいろやってきた。

その表現で、絵というものを媒体にして、自分のつくりたい作品がつくれるのならこんなにうれしいことはない。

僕には「漠然とした自信」という武器がある。

なんでかしらないけどなれる気がする。

僕なら絶対なれると思います。

僕には才能があるって言ってくれた人たちがいる。

担任の先生は僕のことをいつか大物になると認めてくれた。

去年のまだ精神が安定してない頃に母さんから「絶対他人に影響をのこすような人になる。ぼくの才能が世間にしらしめられるときが絶対くる。」

的なことをいってくれました。

そういう、認めてくれた人たちがいる、そしてそういう言葉をもらえた、これは糧にしてこつこつがんばっていくつもりです。

才能があるって言ってくださる方々がいるっていうのはありがたいと思います。


まだ絵は全然だけど、一本ある程度のクオリティを保った作品を鉛筆でもなんでもいいから一通り最後まで描きたいと思ってます。


話はそこからで、それができれば自信もそこから生まれてくると思います。

原稿用紙とかGペンとかその他もろもろはその後でいいと考えてます。

やりたいことはなにも漫画だけじゃないです。

小説を出版したり、バンドを組んで曲をつくって演奏したり、映画をつくってみたり、テニスだって上手くなりたいし。

「あの多岐にわたって活躍されるクリエイター、レンタロウさんを取材してみました!」

なんていわれたりして。

まぁそれはさておき、テニスもダブルスの大会にいっぱい出て経験値を増やしています。

まぁひとつの可能性だけにかたまる必要はないってことですね。

おばあちゃんが天国にいく前に、雑誌に自分の作品をのせたいです笑

まぁ絶対間に合わせないといけないというわけじゃないけど、おばあちゃんにも自分の作品を読んでもらいたいから。

正直、これが絵になって作品になったら絶対おもしろい!という自信のようなものはあります。

どの作品が、とはいわないけど、なんでこんなつまらないやつが商品化されとんねん、みたいのだって山ほどあるし。

まぁ自分が面白いと思う作品と社会が面白いと思う作品は違うんだろうけど。

作品にしたい候補はいのところ3つくらいあります。

うっすらと浮かんでるものならまだまだあります。

ひとつは「はみだした青春」という作品。

この作品はおちこぼれのヒライがある学園に受験するところからはじまります。

親友で不良のシゲルとともに唯一まともな部活のテニス部に入り、はちゃめちゃではみだした学園生活をおくります。

二つめは「宇宙を燃やせ、そして海が爆(は)ぜた」

不良の青山、そいつにいじめられている海野と星野。

その関係を軸に暗い青春が展開されていきます。

みっつめは、

短編式のギャグ漫画。

タイトルはまだ未定です。

ハッ、なにをそんな夢物語。みたいなスタイルがいまの社会にも人の考え方にもあるかもしれない。

でも関係ない。

僕は表現したいから表現する。

それだけです。

今はこつこつ絵を練習しつつ、作品をかいていきたいと思います。

僕の夢物語はそこから一歩ずつはじまっていくと思います

それでは、今日はここらへんで失礼したいと思います。

それではばははーい




ジム

2016-08-16 05:29:01 | グルメ
皆さんこんにちわ。

お久しぶりと大根。

今日は最近の報告と、僕の夢、(夢というか目標)について書いていきたいと思います。

実はですね、最近ジムに通い始めました。

週3から週4ぐらいのペースで通ってます。

施設は割りと充実していて、マシンとかも使えます。

僕は主にプールを使ってます。

水泳は小学生の頃、4、5年やってたので泳ぎ方はおぼろげですがなんとか覚えてました。

あの頃は、サッカーと一緒に結構がんばってました。

バスでスイミングスクールまでいつも行くんですが、そのバスの運転のおっちゃんがいつも無愛想だったのを思い出します。

まぁ、そんなこんなでマイペースにがんばって行きたいと思います

次の記事では僕の夢について触れていきます。

それでは


僕の宇宙

2016-03-01 19:32:07 | グルメ
新しく小説をかきました。

青春小説です。

タイトルは「僕の宇宙」

あらすじ

高校3年生の海野心。(うみのしん)

海野の親友、星野龍一。

彼らに絡む一人の不良、青山。

彼らの心は揺らぐ。

漠然とした不安、葛藤、生きる意味、人間の価値。

青春の風にふかれて、どこかへと消えてなくなってしまいそうな彼の心。



とこんな感じです。

「僕の宇宙」の小説サイトを開きました。

ブックマークにリンクしてあるのでよかった読んでください。


奇跡の復活

2015-07-01 14:14:18 | メランコリックな記事
皆さん、こんにちわ。

やっとパソコンが使えるようになったので久しぶりに書いています。

カタカタ打つ感覚自体懐かしいです。

最近ツイッターをはじめました。

いまは170人くらいフォロワーさんがいます。

これからもっと増やしたいです。

小学校や中学校の友達とかと繋がれて楽しいです。

何人か知らない人とも仲良くなりました。

さぁ、今までも何回も僕は自分の内面を記事に書いてきましたが、今回も昔を振り返りつつ、内面のことを書きたいと思います。

僕は人前に立つのが好きで、よく笑わせたりしていました。

ビヌ(僕の飼っている犬)がエサを食べているときに横から手をだして、噛まれた。

ビヌが怒られると思って手をかくした。

血はダラダラと出ていたと思います。

その時の傷は今でもちゃんとしっかり右手の甲に残ってる。

時々この傷をみてハリーポッターみたいでかっこいいな、と思いにふけります。

スイミングとサッカーを5年間くらい続けて、やめたときにテニスの体験レッスンにいきました。

帰りの車の中で母さんにとても楽しかったといったのを覚えています。

打つ球はみんなホームランばっかりなんですけど、新鮮な感覚でした。

それから中学にあがる時期がきて、ソフトテニスか硬式テニスか選ぶことになりました。

硬式テニスは腕に負担がかかったり、部活に入ったほうが友達ができやすいという理由でソフトテニス部に入りました。

そのおかけで友達もできました。

あの頃はほんとに勉強とソフトテニスをよく頑張っていたと思います。

テストの成績で後ろから数えて何番目とかだったのでテスト勉強を頑張りました。

そのおかげで30番くらいにあがりました。

もっと頑張ればもっと上もいけたと思います、多分。

中学生になってから、詩のボクシングに挑戦したりはしてましたが小学生の頃ほど頻繁に人前にでることはなくなってました。

で、2年にあがったときから急に教室にいると息が苦しくなるようになった。

人の視線も気になりはじめた。

エネルギーが塞ぎこんだ感じになって、学校にも行かなくなりました。

母さんには「学校にいってるんじゃなくて戦場にいってるみたい」といわれました。

それから休む時期に入って、ここら辺から音楽をたくさん聴くようになりました。

小さなドラムキットも父さんに買ってもらいました。

エイトビートを見よう見まねでやっていた頃が懐かしいです。

この時期にも色々ありますがそれは「僕の歴史」など過去の記事にかかれています。

3年の運動会と卒業式だけは頑張って出ました。

それで高校に入る時期がきて、定時制の高校に入りました。

その前に藤沢を旅しました。

藤沢のレイコちゃんとモグにあいました。

そっから宮崎に帰ったら心に穴がぽっかり開いたようになります。

そんななかこれから3年間も行き続けられるのだろうかという不安も同時にありました。

で、いきはじめて、遠足にいったり学校にいけなくなったり、皆とバスケをしたり、バドミントン部に入ったり、レポートをかいたり、奄美にいったり色々ありました。

小説もかきはじめて主人公が悪魔と戦い、自分自身との悪魔とも戦って世界を救う話を書いて完結させました。

高校にいる間も漫画をよんだり映画をよんだり音楽をきいたりドラムをたたいたり色々な世界をみました。

1年ほぼ毎日イヤフォンをつけて海外の音楽ラジオを聞いてた時期もあったくらいです。

そして4年間で卒業しました。

卒業式の日に母さんの知り合いのプロのカメラマンさんに写真をとってもらってその写真は玄関にかざっています。

すごくかっこよくとれました笑

それでまた休む時期にはいって、心のたびを続けて、

高校にいるときはじめたかったテニスも週1で通いはじめて、自転車で通い始めました。

小学校の頃はずっと母さんに送ってもらってたので新鮮な感じでした。

それで錦織君の応援もはじめて、

全米オープンは最高でした。

病院もかよいはじめました。

それでまたちょっと休んで

2014年の最後の日に年越しナイトテニスをやって、

2015年に入り、まず2015年の一番最初の日に母さんと車で雪を見に行きました。

温泉にもはいりました。

それから母さんの知り合いの三味線をひく村上三絃道さんというグループの空港のライブにいって、

それからコウタロウも家に何日か泊まりにきました。

テニスのダブルスの大会に参加して運もあってビギナークラスで優勝しました。

そしてバイトをはじめる話が転がってきました。

そして今にいたります。

いやー、色々あったな。


僕は僕と語り合ってきた。

心の声を聞いてきた。

多分自分との会話量はんぱないです。

何度となくつらい思いを経験してきて、僕も成長した。

僕は自分がどれだけ乗り越えてきたかを知っている。

小さい頃から表現するのが好きで、それをいままで貫いてきた。

音はいまだに聞こえるけど、多分大丈夫。

これでいいんだと思います。

これからも旅は続いてく。

これからさき、僕はまたどんな僕と出会えるのか、楽しみでしかたがない。






~心の旅~ 2014年 総集編

2014-12-16 05:50:46 | スペシャル
久しぶりでございます。

気がつけば今年ももう終わり。

いまこの文章はパソコンではなくipadから書いています。

パソコンはいま使えないのでipadから投稿してみます。
いちおipadからでも投稿できるようなので。

いやぁ、思えば今年は一回もまだ投稿してなかったというw

ブログのランキングも新しく登録してみようかなと思います。
いつになるか分かりませんが。

新しいブログ仲間の人とかも欲しいですしね。

絵文字載せ方が分からないので、絵文字は使えません、ご了承を。

今回は今年を振り返ったり、近況も報告しつつこれからの未来についてもかければなと思います。

今年の4月からテニスをはじめました。

それからずっと毎週土曜日の6時10分からシーガイアでいままでやってきました。

これからも続けるつもりです。

最近ちょっとだけ太ってきたので、走ってます。(笑)

あと、髪を黒髪からオレンジにしたりしました。

美容院でたのんでやってもらったら半日もかかりました(笑)

写真がみたいかたは僕Facebook の写真をみてみればみれます。

それと今年は錦織イヤーでしたね。

皆さん、分かりますか?

錦織といえばテニスの錦織圭君です。

毎年錦織君が頑張っていたのは知ってたんですが、あまり試合はみていませんでした。

でも今年はたくさんみました。
今年くらいです、こんなに一年中テニスをテレビの前で観戦しました。

まず母さんから「錦織君がすごい!!」とメールがあって、それでソニーマイアミオープンで錦織君がフェデラーを倒した事を知りました。

その頃はまだテニス観戦してませんでした。

4月か5月くらいだったと思います。

それからはもうガオラ祭りです。

ガオラとは日本のスポーツチャンネルの事です。

それから全仏、全英、あの伝説の全米とグランドスラムが開催されるにあたってwowowにも入りました。

錦織君の試合は、ヤバイです。

はっきりいって。

興奮します。

もうアドレナリンドバドバです。

応援してる時叫ばないでと母さんに注意されたくらいですw

それくらい興奮します。

テニスっていうのは簡単に説明すると、自分のサービスゲームと相手がサーブを打つレシーブゲームで試合が構築されます。

相手のサービスゲームを取ることをブレイク、ブレイクした、といいます。

だから基本的に自分のサービスゲームをキープしていくのがテニスのセオリーで、どちらもブレイクできずにタイブレーク、なんて展開もよくあります。

だから自分のサービスゲームを落としたらいけない訳です。

もうドキドキしまくりです、錦織君のサーブの時には。

リターンゲームの時には安心できます。

何故なら錦織君はリターンゲームを取る確率がものすごい高いんです。

いわばリターンの名手です。

世界でも指折りのリターナーなんです。

おっと、錦織君のことを書くと長くなりそうなんでまた別の記事にでも書きます(笑)

いやぁー、それにしてもすごかったですよね~。全米は。

4回戦でのライバル ラオニッチとの死闘、バブリンカとのマラソンマッチ、そしてなんといっても準決勝のジョコビッチ戦は鳥肌ものでした。

まぁどの試合でもたつんですが。

ジョコビッチの試合はいまでもyoutubeで何回もハイライトをみたりしています。

「もう勝てない相手はいない。」

最高です。

来年が楽しみ過ぎます。

来年、グランドスラムを優勝しちゃって、そして世界ランキング一位になってほしいです。

また新たな趣味と楽しみが増えました。


今年の1月から病院に行きはじめました。

音が聞こえるんです。

なにかバイクのエンジン音のようなものが。

でも実際にはなってないんです。

その頃は音がすごいひどい時期でした。

ここ最近になってやっと楽になってきました。

楽になったといっても聴こえる事は聴こえるんですけどね。

最初の二三回はカウンセリングも受けてました。
今はちょっといってませんが。

それと針灸にもいってました。

あそこにはまた行きたいです。
なにかいい気があそこには集まってる気がするので。

家で休んでる間、いろんな事を考えました。

いろんな葛藤もあった。

言葉でいろんな事があったというとなんか薄っぺらくなるかもしれませんが、それ以上になんというか濃く複雑なものが僕の中にありました。

激しい激情もあったし感動もあったしいろんな景色があった。

僕は一瞬一瞬成長している。

頑張るとは何かとか分からなかった。

自分を幸せにするために人は頑張るのかもしれません。

楽しむとかもよく分からなかったけど、楽しむっていうのは自分の存在を表現するってことなのかもしれない。

これからの未来のことを考えてもよくわからない。

まだまだあやふやです。

でもうっすらと見えてみたのでそれを今頑張ってる最中です。


僕は今はお休み中なんです。

休むことは悪いことだと思いません。

やすみ過ぎはダメですけど…。

出来ればあと1年は休みたい。

なまけたくて言ってるんじゃないです。

僕は多分まじめなんだとおもいます。生きる事に対して。

自分で言うのもなんですが。

僕には音のことだけじゃなく直さないといけないことも他にある。

人と喋るのが苦手なんです。

パッと適当な言葉が思い浮かぶのが難しいんです。

繊細すぎるから喋るのが苦手なんだと思います。

繊細すぎる、は人からもたまに言われます。

多分一対一なら人とも会話できると思います。

でも大勢の中に自分の方から混じって喋るというのが難しいのです。

昔からそれが苦手だった。

そして僕には目標がある。

この作品とこの作品とこれを見終える事、色々な勉強をすること、と決めているんです。

これを僕は「心の旅」とよんでいます。

この心の旅のことを知っているのは父さんだけです。

前、宮崎にきた時に二人っきりで話し合って、その時はなしました。

いつのまにか積み上げることに喜びを感じはじめて、どんどん積み上げていきました。

いろんな景色を見る経験だったり音楽をきいたり映画をみたり小説を読んだり小説を書いたり…ドラムをたたいたり。


そしていつしか僕は僕の殻をつきやぶりたい。

自分を超えてみたい。

果てしなく長い道のりの中で小さくてもそこに感動するものがあるなら僕はそれを掴みとりたい。

僕はゴールしたい。

そう思って今僕は心の旅の最中なんです。

心の旅もだいぶ進んできて、もう少しです。

それが出来た時僕は奇跡の復活をするかもしれません。

なんちゃって、今のはかっこつけました。

うまいこと言ってみました。

正直働くのは21才、22才からでも遅くないと思います。

僕は他の人に遅れをとっているとは思わない。

服だって買うのは楽しいし、アメリカにも行きたい。英語も喋れるようになりたいし、バンドも組みたい。

ギターもうまくなりたい。

完結させたい小説もある。

楽しい事がいっぱい待ってる気がします。

そう、待ってるんです。楽しい事がいっぱい。

ふぅ~、喋りました。

こういう事を書くにはエネルギーが必要ですし、勇気もいるものです。

画像をつけての投稿は出来ないので、最近みた作品を紹介します。

小説では「何もかも憂鬱な夜に」

という小説です。
いずれ画像と一緒に紹介したいのでここではおおざっぱに書きます。

内容は刑務官の主人公が人を殺してしまった少年と自分をかさねながら色々ふりかえります。

ほぼシーンが回想シーンです。

他にも小説は。

「光って見えるもの、あれは」

「海を抱く」

「ガールズブルー」

「君の波がきこえる」


です。

「君の波がきこえる」

は吃音症をもつ主人公が海辺の城に迷い込みます。
城からでるためには出城料が必要なんです。

でもその出城料が何かは分かりません。
その城の中である友達と一緒に出城料の正体を探るお話です。

切ないお話です。

他にもいい小説あったら教えてください。
主人公が葛藤しながら成長する青春ものが好きなんです。

青春ものといってもピュアなラブストーリーや元気ハツラツ100%の明るすぎるものじゃありません。

暗いやつです。

あとはファンタジー小説も好きです。

アニメは「カウボーイビバップ」

              「レッドガーデン」
                
             「ばからもん」

             「東のエデン」

             「精霊の守り人」

             「未来日記」

             「air」
などです。

映画は加瀬亮主演の「アンテナ」がすごいよかったです。

あとはオダギリジョーの「アカルイミライ」

なんか良かったです。

音楽ではthe used っていうバンドとかイギリスのkean(キーン)、dishwall、our lady peace 、nada surf  というバンドとかを発見しました。

全部つながってるわけじゃないですよ。

•the used 
•our lady peace 
•dish wall 
•keane 
•nada sarf 
です。 

Keaneの「somewhere only we know. 」はおすすめです。是非聞いてみてください。

そのほかにもgreendayのwake  me up when september ends という曲も超イイです。

Snow patrol. のrun も。

Aqua times の「0グラビティ」っていう曲もかっこいいです。

あとはメレンゲの「きらめく世界」「夕凪」

アンディモリっていうバンドの「空は藍色」「すごい速さ」

Syrup16 g の「reborn」もいいです。

ピンクフロイドの「see saw 」もいいです。

ニルヴァーナの「ブリード」もかっこいいです。

好きな曲を挙げたらキリがないのでここらへんにしておきます。

ドビュッシーの月の光も最近聞いてみました。

なんかかっこいいですよね。
友達に「おれドビュッシー聞いてるんだぜ。」っていったらかっこいいと思います。

いった事はありませんが。

ドビュッシーの曲って「リリィシュシュのすべて」という映画で使われてたんですね。

改めて知りました。

まぁドビュッシーはクラシックの入門として、他の色んな曲も聴いてみたいと思います。

まだ全然知らないので。

ジャズとかサイケデリック系もどんどん聴いてみたいです。

さ、これまで挙げた曲はさらさらと読み流さずに、聴いてみてほしいです。(笑)

本当にいい曲なので。

また曲とかアニメとか小説とか画像付きで紹介する機会があると思います。



それじゃあまたこのへんで。

いい年明けを~~~w

  

ただいま。

2013-09-20 19:30:48 | グルメ
お久しぶりです。

長い間留守にしていましたね。

話したい事が、いっぱいある。

何から話していいか分からないけど、いっぱいある


僕は、9月27日に卒業します。

僕は、多くのものと触れ合ってきた。

長い間、自分と語り合ってきた。

ブログのタイトルを、卒業したら変えたいと思っている。

うっすらと、ぼんやりとだけど、fasebookとかいうやつをはじめてみようかなとも思っている。


小説も、いちおうの集大成のようなものを今書いてます。

僕はこの3年間短編小説もいっぱい書いてきた。
なのでそれをぶつけてみたいです。

書き上げられるか分かんないけど…。

「悪魔をやっつけろ!」もリメイク版?か次回作なりを書きたいとは思っています。

最初の方とかはまだ書き方とか分かんなくてグダグダ感がありますしね。

僕はマイペースでゆっくり生きたいと思います。

またあの「覚えている。」の記事みたいな長編でナイーブで内向的な記事を書こうかなと思っています。

僕も成長したから、このブログでやっていく内容とか、このブログの「スタイル」、みたいなものも変容していくと思う。

大人になってもこのブログを続けたいと、ずっと前からうっすらと思っていた。

まだ僕が将来何をやりたいとかは分からない…。

だけど僕は小さい頃から、自分を表現するのが、好きだった。

その小さい頃からずっと、…いままで、このいま、この現在まで…それを貫いているのがスゴいなと、自分でも思う。

なんだ、僕は変わってないんじゃないか。



ちょくちょく、僕はこのブログをみにきていた。

昔の記事を見たら、何だか元気が出たんです。

昔の記事は小学校の何気ない毎日を面白可笑しくやっていて、小学校の他にもDVDをみたりお笑いライブにいったり持久走を走ったりカードゲーム大会にいったりテニスをしたり

ある時は誕生日に絵をかいてくれて祝ってもらったりもした。

中学校になっても部活に勉強にお笑いに色々と頑張っていた。

本当によくやっていたなと思う。

このブログも、最初の名前は「レンタロウのネタ帳」だったんですよ。知ってましたか?

懐かしいなぁ。

雫さんや美穂さんとかユウ坊とかNEGさんとか、みんな元気にしているかなぁ?

他にもたくさんの人達に支えられてこのブログが出来てるんですよね。
ちょっとおおげさだけど。

昨日ブログを見にきて、アクセス数が275で55人の人が見にきて下さっていました。

ビックリしました。
だって何も更新してないから。

前から思うんですが見にきてる人はいっぱいいるけどその割にはコメント数は少ないというか…。

もちろん見て下さるだけでも全然いいんですが、コメントは気楽にしてくださいね。

もしコメントはしたいのに恥ずかしくて出来ないとかいう人がいたら是非してくださ~い。

その方が僕も嬉しいし…

テンプレートも更新してないからなんか変わっちゃってます。
でも更新したら元に戻るらしい。

ランキングもなんか無くなってますよね。

新しく登録した方がいいのかな?


それから、

パパもきた。

あれから言っていませんでしたが、あの「覚えてる」っていう記事を書いた後に僕のパパが東京からやってきたんですよ。

それで遊んで、そして父さんが帰ったあとに、だんだんと、自然と良くなりはじめたんです。

それは母さんが病気の話を持ち出した時くらいからでした。

母さんが調べた結果、僕の症状が「統合失調症」という病気に似ていて、病院に行く事をすすめてきたのです。

それで「あ、なんだ僕が悪いんじゃないんだ、病気のおかげなんだ」という風に思うようになってから、自然と何故か、音もじょじょに気にならなくなって車にもぶつかりそうにならなくなったのです。

それから時を経て、3年から4年生にあがったんです。

もう単位も足りていたので、週に一回行けばいいという状態で、自分のゆっくりする時間が増えました。

高校3年生から4年生になった時から今まで、映画を見たり漫画を読んだりギターをひいたいりドラムを叩いたり小説を読んだり絵を描いたり写真をとったり漫画を書いたり音楽を聴いたり小説を書いたりしてました。

いろんなパワースポットも巡った。

海に二回いって川に二回行きました。

そこで自然のエネルギーを、感じた。

まぁここも写真も添えてゆっくり書いていきたいと思います。


僕はちょくちょくここに来ては色んな記事を振り返った。

まだ不登校だった頃に
「学校」という記事では「おれ、学校いきます。」のたった
一行だけが書かれてある。

他にも「うぉぉぉぉりやぁぁ」とか

「みんな」

「みんな あたたかかった。」

この記事は一行だけど僕にはグッとくるものがありました。

「僕の歴史」では、なんというか初めて自分の内側のものを曝け出した感じがあった。

「漠然とした未来」では不確かで透明な未来への不安、

「なんかもう疲れた」

学校にもうこのまま3年間生き続けられる気がしなくなった時もありましたね

「決意」

この記事の最後にはこうある。

『皆さんの愛と応援に背中を押されながら、また進んでゆきます』

と。

「よく頑張ったよ」

では自分に表彰状をあげたんだった。

それから、「もがく」「自分と向き合う」「いっぱい感じる」「なにに全力を」「本当の自分」「複雑なあれこれ」

ときて「覚えている」

これ振り返って見るとすごいこと書いてますよねw

これを書くには勇気がいったし体力も必要とした。

でも僕はこうゆう記事をかくのを恥ずかしいとは思わない。


二年生のときは母さんに内緒でこっそりと2週間休んだときもあった。

すごい怖かった。
バレるのが。

それも怖かったんだけどいつも学校にいく時間がせまってくるごとに

(どうしようかな、今日は行こうかな~っ…。)

てなるんですよ。

で結局自転車のとこまでいくけどなんかこう………行けないんですよね。

それからだんだん敵も増えていく。



僕は葛藤して、苦しんで、苦しみまくって、悩んだ。

もがきながら、毎日何かを探していた。

僕には僕に(会いたい)と言ってくれるたくさんの人達がいる。


レイコちゃんがいつの日か言っていた、

「人生の全ての出来事に、意味がある。」

今なら、あの意味も、前よりほんの少しわかる気がする。

僕は成長した。
僕は心に、宝物を星の数ほど持っている。
僕の心の奥底で、静かに揺れる透明の宇宙――――――――僕の宇宙が広がる。

今とおーーーくの、とおーーーくにいる過去の自分と会えるのならば、言ってやりたい。

「お前よくやってるよ!   お前ならきっと大丈夫!  辛い事も乗り越えられるよっ!」って。

そして向うも何か言ってくれるかな。

「よく頑張ったね!  よくやったよ!!  よく乗り越えたねっ!  最高だよ!」って。

そして僕はこう叫ぶよっ!

「僕はここにいるよっっっ!!!」   ってね。



うん、まぁこれくらいにしておきましょうか。




ふぅ………。



ほんとに、何から話していいか分かんないけど


話したい事が、いっぱいある。

最終話 それぞれの帰る場所

2012-12-14 23:11:09 | 小説
皆して動けずにかたまっていると、くもの間から何やらキラキラ光り輝く光がさしこんでくる。

ナツキ「何だろ、あれ。」

それは光というより光の道に近かった。
それにすべるように何かが下りて来た。

その人物は雲にのっていて、仙人のような髭を生やし、片手には杖を持っている。

老人は全身キンピカに光り輝いていた。

その人物は達也の前まで雲で移動どうした。

「失礼ですけど、どしらさまで?」
達也は倒れふしたまま尋ねた。

「私は神です。」

その場にいた全員が驚愕した。

神はこう話した。

「上の世界も下の世界も、サタンが誕生するまでは平和だった。悪魔は悪魔界に天使は天使界に神の監視のもと区分されていた。だがサタンは神に支配されるのが退屈で、ある日悪魔界に穴をあけた。」

ピガロ「それでそれで?」

「それで私は急いで穴を埋めようとしましたが既に遅く、地上におりたった悪魔は全部で50人でした。神が下界に手を出す事は出来ませんのである一人のの男に力を授けました。という訳です。」

神は放ったらかしてすみませんと言うと、一人づつ回って体力を回復してくれた。

ピガロ「うおー、もうピンピンだぜ。」

達也も手当てしてもらい、立ち上がる。

「兄貴ー!」
「皆!」

達也達は互いに喜んで抱き合った。

「いてて、あれここどこ?

一人の全裸の中年男性がこの異様なこうけいに気がつく。

「おっと。」
神がホイッといって指をさすと、たちまち全裸の人の山が消えていた。

「人間達は元々の居場所にかえしておきました。
「はぁ…。」

するといきなり達也が何かに気付いて走り出す。

「母さん、父さんっ!」

2人は人間の姿にもどり、全裸で気絶していた。
「よかった…。」

「達也さん。」
神が口を開く。

「どうでしょう、これから上の世界で一緒に暮らしませんか?もちろん他のお友達や家族の方もokですよ。」

達也は少しビックリした顔で、少し考えてから

「いえ、ありがたいですけど僕はこれからもこの地球で暮らしていきます。」
「そうですか。まぁそれがあなたの出した答えなら仕方ないですね。それで、戦いで亡くなられた方々は…。」

達也達はライアンさんや一緒に死んでいった人の方に目をやった。

「僕たちとエポロンの人達とで墓をつくるので大丈夫です。」

そこでピガロが口をはさむ。

「いちおきくが生き返らせたりは出来ないのか?」

「残念ながらできませんね。めったなことがないと神は下界に手を出しては行けないのです。」

「ちぇっ、ケチな野郎だぜ。」


達也が尋ねる。

「あの神様、悪魔達はどこへいったんです?それと世界中の人の記憶とかはどうなるんです?後オレたちはこのままこの力を持ち続けて生きるんでしょうか?」

「悪魔はいったん魂だけとなりそのあとべつの生き物に生まれ変わります。
ちなみにどの生き者になるかはくじ引きで決めてもらいます。

次に記憶についてですが、この事に関しては一切残りません。あたたの両親は悪魔になっても心を奪われなかったので例外ですが…。

あなたたちに関しては今ここで能力を消して欲しいなら消す事もできますよ。」

達也は普通の人間として暮らしたいという願いから能力を消してもらった。
他の2人もそれに賛成して、消してもらった。

「達也さん、もうそろそろお別れの時間が…。他の悪魔より少しひいきしてあげましたが。」
「え?」

すると後ろから声がした。

「アニキ。」
みるとなんとそこには体が透けているリゲル、シチの姿があった。

「おい、何だよコレ。」

リゲルとシチは何も達也に抱きついた。

達也の目からはボロボロと涙がこぼれる。

「こんな泥棒のあっしを仲間に入れてくれて、あっしはっとても楽しかったでゲスよ!」

2匹はいよいよ神の雲にのり込んだ。

ナツキもボロボロないて、ピガロは照れくさそうに手だけあげて見送った。

神ののった雲はエスカレーターのようにゆっくりとあがっていって、次第に綿雲の中へと消え去った。

その時オレには確かにきこえた。

「ありがとう、達也。」

と。

その時オレ初めて謎の声の主が分かった気がした。

達也は力がぬけたようにしてその場に泣き崩れたのだった。



―あの悪夢から2年がたった。

神様と分かれたオレとピガロ、ナツキの3人とあとエポロンの民の人達とライアンさん達の墓をつくってあげた。

場所はライアンさんの住んでた近くで、そこまでレッド達にのって行ったんだ。

オレももう高校3年生。世界の人達はあの事なんてまったくなかったように生活してる。
オレの担任やクラスのやつらだって世界を救ったのがオレだとは到底思わないだろうな。

ピガロはあの後ちゃんと親父さんと出会えたらしい。

ナツキも相変わらず男勝りで、島で元気にばあちゃんとやってるらしい。
この前の夏休みには島に遊びに行ったくらいいまでもちょくちょく遊んでる。

オレはこのことは絶対忘れないし少しずつ後世に伝えて行くつもりでいる。

「達也ー、ごはんよー。」

おっともういかなきゃ。

達也は勢いよく部屋から飛び出し、階段をスルスル下りて席についた。

「うおぉー、今日もうまそうだなぁ。」

今でも突然どこからあのチビ達が飛び出して来て、声が聞こえてくるんじゃないか、なんて気がしてる。

またどこかであえるのを楽しみにしている。
あいつの好きなシチューを食べながら…。




~終わり~

*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+

どうだったでしょうか。

最後まで読んで下さった方ありがとうございました


34話 戦いの果て

2012-12-05 23:43:08 | 小説
―サタンは城の残骸を見つめながらつぶやく。

「ふぅ、少しやりすぎてしまったかな?それにしても我が子まで殺してしまうとは計算外だった。」

すると瓦礫の山から一本の手が突き出した。

達也だった。

「何っ!?」
驚くサタン。

を尻目にピガロやナツキ、リゲルとシチを順々に箱んで、離れた所に避難させた。

サタン「おい、お前どうやって助かった?」
   「なんでだろう、自分でもよくわからないんだ。はっ、もしかして…!」

達也はふとズボンポケットにてをつっこむ。
手のひらにのっていた物とは… 

こなごなにくだけた赤い石だった。

「なんだ!それは。」
「よかったもっといて。これはアベルさんが渡してくれたお守りなんだ!」
と達也は言い張った。

「ク、こざかしいまねをしよって。」

これにはサタンも少し怒った様子で、無言で片手を天にむけてした。

「舞台は最後の戦いにふさわしくしてやろう。」

ナツキは微かに何かが頬に当たるのを感じた。

冷たく篠突く雨が、死者達とその血潮(ちしお)を洗い流すように降り始める。

「ケッ、なんでもありだなおい。」
ピガロが毒づいた。

雨の中、達也とサタンが睨みあう。

「ピガロたちはそこで休んでくれ。もしもの時のために…。」
「もしもの時のためにって…。」」

達也はそれ以上は答えなかった。」

「第2ラウンドといくか。」
「あぁ。」

またもや激しい戦いが始まった。

達也は気がつくと空まで飛んでいた。
漆黒の空で、雷の光にまじり花火のように光がぶつかりあう。

達也とサタンは目にも止まらぬ速さで移動していたのだ。

(おかしいな。さっきから軽くではあるもののダメージは少なからず与えているはず…。
なのにやつは息一つきらしてない。ん、いやまてよ!)

達也は気付いた。

息を切らしていないだけではなかった。
いままで達也と戦ってできた傷が一つ残らず消えていたのだ。

「サタンお前、もしかして再生能力をもってるのか!?」
「フ、ご名答。」

(くっそーといううより腹の傷が治ってる時点でそれに気付くべきだったか…。ん、ということは腹を狙った方が他の部分よりダメージが高いという事か…!?)

その時から達也は密かにサタンの腹を攻撃する隙をうかがっていた。

そしてついに達也の青いエネルギー弾が腹に直撃した。

これにはたまらずサタンも叫び声をあげる。

「ぐぬおーっ!!」
「やったぞ!」
「やったでゲスよ!」

サタンは腹を抱えながら、ひょろひょろと地におりていく。

「小僧…、さすがに今回は腹に穴があくかと思ったぞ。いいだろう、そんなにみたいのなら見せてやろう、真の姿を!」

サタンはうなり声をあげつつ体に力を入れはじめる。

「あちゃー達也のやつ、本気で怒らせちゃったみただぜ。」

しまいにはゴゴゴゴ…という地響きがなり始めた。

達也「まさかこれほどまでとは…。」

達也達の後方で戦っていたライアンも異変に気付く。

「一体何が始まろうというのだ…。」
「うほー、オレたちでさえ見た事が無いサタン様の本気をみれるとは。」

ベリアルが剣を交えながら言った。

やがてサタンは雄叫びをあげて、まわりにカッと閃光が広がった。

達也が閉じていた目をあけると、一見なにも変わってないサタンの姿がそこにあった。

だが違った。
体の筋肉が全体的にはち切れんばかりに盛り上がっていて、サタン自身も少しだけ巨大化していた。

それだけではない。サタンの邪悪な気までもが増幅していたのが達也には分かった。

「ハァハァ…さぁ私の完全体相手に何分たっていられるかな?」

「サタン、今度は僕の方から一つ提案があるんだけど。」
と達也は落ち着いて言う。

「なんだと?」
「いや、すこしだけ待ってくれればそれでいいんだ。」
「ふん、どうせどこかに逃げるつもりだろう。そうはいかんぞ。」
「違うさ、簡単に言うと僕も完全体になるっていう事さ。」

達也はそう言ってピガロの達の方へ歩いていった。

「皆、これから少しだけ僕に力を貸して欲しい。」
「どうしたっていうんだよ、あらたまって。」

「兄貴のためなら何だってするでげすよ。」

「うん、私も!」

達也は泣きそうになりながらも、コレからの事を説明した。

サタンは無言で達也の方をじーっとみていた。

(なにをしてやがる…あいつら。)

「いい?アイツに勝つには僕の一人の力じゃとてもじゃないけど無理。そこで皆の力が必要なんだ。」
「どうすればいいの?」

皆は輪になって達也を囲んでいた。
「目をつむって心の中を静かに、落ち着けるだけでいいんだ。」

しばらくして、
「お、きたきた。」

達也の周りにぷかぷかとしゃぼんだまのような光の弾が浮いている。
その玉がすーっと体の一部になるかのように、達也の体に吸い込まれて行く。

最終的に達也の体は一つの発光体になっていた。

皆は口をあけてつっぷしている。

光が消える。

だが、そこには何も変わってない達也の姿があった。

ナツキ達はぺしゃりと疲れ果ててその場に倒れ込んだ。

「皆ホントありがとう。あとは休んでくれ。」
達也は皆を避難させた。

「お前何もかわってねぇじゃねぇか。こんなことまでさせておいて負けたら承知しねぇーからな…。」
と、ピガロはちからなく言ってみせた。

「フハハハ、それが貴様の完全体とはとんだお門違いだぜ!」

灰色の雨が向かい合う2人に容赦なく降り注ぐ。

「どうかな?互角ぐらいにはなるんじゃないかな。」
「つよがりを言うなー!」

また2人は消えた。

「おいおい、これじゃどうなってるかわから…。」
ところがピガロのよこをみると、ナツキが食い入るように目を見張らせていた。

「もしかしてお前、みえてるのか?」

互いの肘と肘がぶつかる。

それに合わせて雨粒が衝撃ではじきあう。

一つ一つの行動のたび、周囲の空気という空気が振動しあっていた。

「い、いいぞー!達也、これならマジでいけるかもしれんぞ。」

―ベリアルの首がドサッと切り落とされる。

「くっ、おれはやられてもサタン様はそうはいかんぞ。きっとサタン様が…。」

首はライアンによってふみつぶされた。

ライアンは達也の元へ加勢へいこうと急ぐと、
「はっ、なんてこった!」

そこにはボロボロの達也の姿があった。

「あっけなかったな。」
(そんな、このままじゃ達也そしても世界までもが。ちくしょう、ちくしょうー!)

と、ピガロは心の中で叫ぶ。

サタンはじりじりと動けなくなった達也のとこまで迫っている。

ライアンはこう思った。
(残る方法は一つ。全てを達也君に託すしか…。)

ライアンは自分の中にある全ての力を達也に向けて集中した。

(あ、暖かい…。この感じはもしかしてライアンさんか?)
達也はじわじわと何か大きなエネルギーが伝わってくるのを感じていた。
ぞくぞくと鳥肌さえたってくる。

(達也君、あとは任せたぞ。)
ライアンの視界は真っ暗になり、そしてバタッとその場にたおれた。

「ラ、ライアンさんっ。」
ナツキ達はライアンさんに気付いたが、もう歩く力すら残っていなかった。

サタンは達也を見下ろす。

「ははは、あの男何故か死におったわい。さ、お前もすぐに…。」
達也はむくっと立ち上がると、両手をサタンの腹に当てた。

「なっ…!」

避ける暇もなくサタンはふきとばされた。
サタンはまたもや激痛で絶叫した。

「ライアンさんはなぁ、僕のため、いや世界のために最後の力を僕に託したんだ。」
「ふん、ま、まぁさっきよりマシになったようだな。」

「オレはライアンさんの死を決して無駄にはしない。そして、この手でお前を殺す!!」

その時サタンの顔に一瞬恐怖の上々が浮かんだようにもみえた。

サタンは鬼の形相で達也にとびついていく。
だが達也のスピードはサタンのそれを一回りも二回りも上回っていた。

何ども達也めがけて飛びかかるが、その時にはもうすでにべつの場所に立っている。

「うがーっ!」
サタンは狂ったように目を充血させ、悔しそうに叫び散らす。

「このオレ様が人間なんかに…しかも二度も、それもガキなんかに!やられてたまるか…。」

リゲルははらはらしならがらみいっていた。
その時シチがリゲルにチョンチョンとしてくる。

「ん、どうしたで…ハッ!」
リゲルは忘れていた。達也に届ける忘れ物の事を。

「シチ、ありがとうでげす。あっしもなぜかさっきから嫌な胸騒ぎと言うか予感がするでするんでゲスよ。」

リゲルとシチは瓦礫の下にまだ眠ってるであろう忘れ物を取りに行った。
サタンに見つからぬようコッソリと。

ピガロ「お、おいどこ行くお前ら…うっ。」
   「ちょっといってくるでゲス!」

達也は今度はこっちの番といわんばかりに、サタンをめったうちにしだした。

エネルギー弾の嵐、空気の手裏剣のような刃がさたんの体にいくつも食い込む。
手をやった先の地上がドーム状に爆発し、それによってサタンぽーんと打ち上げられる。

そして真下から気弾を腹だけに集中攻撃した。

達也の顔は無表情である。

すると目の脇にちらっとリゲル達の姿があった。
みると瓦礫をを掻き分けているようだ。

(あいつら何を…?)
だけど今はそれどこじゃない。

サタンはべちゃっと泥の中へ落ちていった。

「はは、悪魔軍団の長とあろうものが情けないもんだぜ。」
顔を泥に半分うずめながら、サタンこう言った。

「ちくしょう、このオレ様がこんな手を使うことになるとはな…。」
「ん!?」

「こい、ガーゴイル!」

サタンは指笛を吹いてみせた。

「ガーゴイルだって?」


達也は慌てて見渡すが特に変わった様子はない。
だが一瞬ににして気配を感じて空の方をみやった。

まっくろな空に小さく何かが羽ばたいているのが見えた。

(ん?やつは何かを持っている、何か生き物みたいな物を2つ…。)


その者が着地した。

翼を丸め、頭に生えた一本の尖った角、そして体は真っ黒でくちばしだけ黄色、加えて片目がえぐられていた。
その者が両脇に抱えていた人物は悪魔と化した達也の両親だった。

その時達也は突然頭痛に教われると同時に、脳裏にあるシーンが一瞬にしてとびこんできた!

それは達也の家だった。

達也はせかせかと階段に上がって行った。
部屋にのころうはテーブルを挟んで見つめ合う父と母。

その時いきなり扉が倒されて、そこには禍々(まがまが)しい怪物がいた。
それがコイツだった。

(そうか、そうだったのか…コイツが母さん達を…。)

ガーゴイルはたつやに睨まれているがキョトンとしている。

「フフフ、おどろくなよ達也。コイツはオレがもしもの時のためいと戦いにも参加させず山の所にたいきさせていたのよ。名はガーゴイル、スピードだけなら悪魔の中でもトップクラスだ。」
サタンは泥にうつぶせになったまま言った。

「母さん、父さん!」
達也はサタンの話など聞こえていない様子だった。

「まぁ焦るな。お前の両親は大変に役に立ってくれたぞ。父親のパンと母親のシチューは絶品でなぁ、私の専属両人として雇ってやったのだよ。」

サタンは立ち上がって泥をはらいながらそう言った。

「達也、逃げて!逃げるのよ!」

(母さん、僕の事を…?)

「そうだ。こいつらは他の人間どもと違って悪魔となっても決してお前への愛を忘れる事はしなかったんだ。だが…。」

サタンは少し間をつくって、

「その愛がたまらなく、ムカつくんだよぉ!」

「母さんと父さんを放せ!」

「やなこった、ただしお前が一歩でも何かしようとしたもののならそいつらの首を一瞬にしてガーゴイルちょん切るだろうさ!」

その頃リゲル達は…。

「ほらいわんこっちゃない、やばいでゲスよ!はやく忘れ物をっ…!」

リゲルはついに見つけた!

「ぐっ…!どうすれば…。」

ピガロ「ちくしょう!」

サタン「死ね。」

冷たい笑みを浮かべサタンは、掌中(しょうちゅう)からどす黒い何かを達也に向けて発射した。

その時、

リゲル「兄貴!これ忘れ物でゲス!」

宙に放たれたのは、なんと鍋のふただった。

「なんだと!?」

(あれは、あのときのラッキーアイテムじゃないか!)

「サンキュー、リゲル!」
達也は鍋のふたを受とり、そしてギリギリセーフで黒い物体にあてた。

すると見事なほどきれいに光線はガーゴイルの方に反射した。

「ギャアアアー!」
黒い何かはガーゴイルのもう一方の目をつらぬいていた。
その瞬間達也の母と父が解放される。

風をぶった切って、達也は疾駆する。

「とどめだー、サタン!」

サタンはあまりの恐怖で動けずにいた。

達也はこの瞬間が0.1秒単位で止まって見えた。

雨粒一つ一つがとろくゆっくり滞空している。

達也の頭の中にいままでの思い出が走馬灯のように蘇る。

シチ、リゲル、ナツキ、ピガロとの出会い。

島で帰りを待っているだろうおばあちゃんの事。

ギガントとマリーから必死に逃げたり、実は悪魔だったおじさんと森の中を歩いた事。

水竜に襲われて心の底から恐怖したと。

目玉男に焼き殺されそうになったこと、ミイラ男に長話をきかされたこと、地を這ってくる追ってくる大蛇にまたもや恐怖し、スサノオとシャイニングピクシーに救われたこと。

ラビリンス、スーパードラゴンの死闘。

アベルさんの青い瞳、はじめてアバドンから仲間を守った事、レッドの背中。

雨の下も青空の下も夜空の下も共に旅をし、共に寝て、笑い合って、苦しみ合った日々を、達也は鮮明に思い出していた!

達也の渾身の特大のエネルギー砲がサタンの腹にぶちこまれる。

凄まじい勢いでエネルギー弾は膨張し、腹を貫いた。

「お…おのれ達也!貴様だけは許さんからなー!」

サタンはこうして地獄の底の断末魔と共に、消えた。

達也はそのばにくずれおちた。

達也の表情は安心に満ちていて、そして安らかだった。

今まで暗闇に閉ざされていた空が、嘘のように明るくなってゆく。
どしゃぶりの雨もしだいにおさまってゆく。

遠い島のおばあちゃん、森の守護神スサノオも、同じ時に同じ空を見上げていた。

「やった…。」
ナツキがぼそっとつぶやく。

それに続けて
「やったぜ!やっちまったよ!」

シチとリゲルは緊張のし過ぎでフーッとため息をついてみせた。

達也は横になりながらもこう言った。

「やっと終わった…。」

と。

*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*

次回はいよいよ最終回っ!

33話 vsサタン

2012-12-04 14:20:02 | 小説
「ピガロ、ナツキ!」
達也は思わずそ叫んだ。

「達也、ダメだコイツ強すぎる…。」

ピガロはなんんとか意識があった。
ナツキはすっかり気を失っているようだった。

"パンパンパン”
部屋の中に拍手の音がこだました。

サタンが席から立って拍手していたのだ。

「いいねー、美しいよ。美しいよ。まさに仲間のピンチにすぐさま駆けつける救世主だ。」
「貴様ぁ!ピガロたちに何をした!」
「そうかっかするなよ達也君。私はただ2人と遊んであげただけさ。」

達也は聞く耳を持たず、まっすぐサタンへ気弾を放った。

サタンは糸も簡単に翼の突風だけでそれをはじきとばす。

「そう焦るな。実は君にどうしても聞きたい事があるんだ。前も聞いたようにお前達はどこでその力を手に入れた?」

「ふん、冥土の土産に教えてやろう。この力はアベルさんから授かったものだ!遠い砂漠の遺跡の奥に行って、アベルさんの魂に直接に会ったのさ。

「何だとっ、くそーっそういう事か。知っていれば潰したものを…。」
サタンは悔しげな顔をしている。

「まぁいい、ここでその血を根絶やしにすればいいだけのことだ。へへへ。さぁいいぞ、どっからでもくるがいい!」

いよいよ達也とサタンの一騎打ちが幕を開けた!

サタンは目からギザギザした光線を放つ。
達也も青色の気団を放って応戦。

サタンの繰り出す技は多種多様でバリエーションに富んでいた。

避けても避けても追ってくる追尾型ビーム。
分身、分裂もお手の物。

動きは光のように速かった。

翼をひと扇ぎすればたちまち竜巻のような風が巻き起こり、達也は苦戦した。

そしてある時サタンは軽めに片手から黒い弾を発射した。

達也はサタンの目をじっと見つめながらそれを片手ではじきとばす。

「お前、本気でやってないだろ。」
と達也。
「ふ、ばれていたか。じゃぁほんの少し出してやろう。」」

次の瞬間サタンは意味の分からない呪文を唱えたかと思うと、両手から紫の光線を放った。

「いけ、私のかわいい子ども達!」

見た目を一言で形容すると、小柄のあくまで、それはインプのようだった。

インプ達はゲラゲラよだれを垂らしながら達也に襲いかかって来た。

(これも前あったような。ち、これじゃ分が悪すぎる…。)

だが達也の目の前まできた一匹の首が切り落とされる。

やったのはピガロだった。

「お前もう…。」
「へ、これくらいなんともねぇさ。こいつらはオレとナツキにまかせろ。それよお前はさっさとサタンを倒してこい。」

遠くを見るとナツキがインプ達と格闘していた。

「へへ、頼もしいや。」

そういって達也はサタンの方へと歩いて行った。

サタン「それではまた始めようか。」

再び2人の戦いが再回された。

達也が手をかざした方向が次々と爆発していく、サタンはまるで遊んでるかのように軽々とよける。

「ほらみてみろ。」
ある時サタンはこんなのを見せてきた。

それは次元がさけたように普通の空間が破られており、その丸い穴から水晶玉のように外の様子が映し出されている。

「はっ、ライアンさん!」

外はまさに修羅場と化していた。

剣を交える音が絶え間なく響き、エポロンの民の人達の死体もその場にごろごろと転がっている。

その中でライアンは悪魔軍の将軍ベリアルと戦っていた。

全裸の人間達が大量に戦場に横たわっており、とにかく異様な光景になっていた。

「これがなんだっていうんだ!」
「フ、君が外が心配なんじゃないかと思って親切にしたまでだよ。それよりあの二匹のチビがこっちに向かってるらしいぞ。」

「なんだって!」

サタンは指を空間に向けると、場面が変わる。
そこには必死で罠をよけているリゲルとシチの姿があった。


「なんでも君に忘れ物を届けるとかでフェニックスにのってきたそうだ。だが城の中に入った物の落とし穴に落ちて、だから地下の方から君達とは違う道でこっちにきているそうだ。」

(ちくしょう、無理しやがって…。)

「達也君、私からここで一つ提案があるんだが、このままじゃら埒(らち)があかない。そこでゲームをしよう。私は今から必殺技を出す。」

「必殺技だと?」

「そう、それも今までより少し強い力でな。それに耐えられなければ君はそれまでだと言う事だ。」

そう言うとサタンは両手を達也の方へと向けて力を集中させる。

みるみるうちに禍々しい黒色の光が渦を巻きながら集まって行く。

その桁違いの力にピガロ達も動きが止まっていた。
そしてインプ達もが驚いて目をやっている。

「ちょっとまっ…。」

「食らえ、極悪イービル殺人ビーム!」

途端にすさまじい破壊力で黒い光線は放たれた。

(し、死ぬ!)

達也はギリギリところでバリアーを張ろうとしたが間に合わなかった。

ピガロ「あ、あいつ正気かっ!?」
   「達也。」

そして時を同じくして、リゲル達もまた天井がガタガタなるのを怯えていた。

「兄貴ー!助けてでゲス。」

外の方では…

「く、崩れる!一体城の中で何が…。」
「フッ、きっとサタン様がお怒りになられたのだ。まぁあのガキどもがまともに戦えるとは思えんがな…。」

サタンの間は一瞬にしてまばゆい光に包まれる。

そして、城はガラガラと崩れて行った。