イタリアで買ったカメオのシェルの色は気に入っているけど、
彫りがちょっとの気になる…というのを彫りなおす事にしました。
特に気になるのは、中央。
ここが白いの無くなるだけで花の柄が際立つのではなかろうか?
カメオ彫りは、篆刻の葉臘石ことパイロフィライト(モース3.5)みたいに結構簡単に彫れるものかと思っていたのですが、
とにかく彫刻刀が滑りやすく力の加え方が難しい。
柔らかい所と硬い所とあり、下手に滑らしたら左手をスパッとしそうだったので、銅版画用のニードルで少しづつ削るという方法にしました。
結果、時間がかなりかかる事に。
カメオの資料にアゲイト(瑪瑙)のカメオよりシェルの方が彫ってる時に破損しやすいと書いてあったので(シェル・モース4前後、瑪瑙・6.5前後)緊張感もあり、余計慎重に。
夜な夜な作業を進め、ついに完成。
実際一から彫ったらどのくらいかかるのだろうか?
とりあえず、仕上がりはイメージに近くできたので良かったです。
そして、ずっとカメオを力の限り抑えていた左手の感覚が変になりました。