暁の翼

短編小説・ツイッターで呟いたネタの保管庫でございます。

一日の最初にキスがしたい

2017年05月28日 21時00分07秒 | ビーストウォーズネオ
ビッグコンボイ×ブレイク

未だ火照りが残る頬をブレイクはビッグコンボイの逞しい胸に擦り寄せる。そんなブレイクの髪の中に指を入れ、ビッグコンボイは柔らかな感覚を楽しむ。時計の針はもうすぐ真夜中を指す。今宵も二人は濃密に愛し合い、今に至っている。
「ビッグコンボイ、今何時?」
ブレイクに問われ、ビッグコンボイは枕元にある置時計に視線を移した。
「もうすぐ0時だな。」
ちらりとブレイクはビッグコンボイが見ている時計を見る。翌日が仕事ならとうに寝なければならない時間だ。しかし、明日はお互い休みの為、無理に早寝をする必要はない。時計から視線を変えたビッグコンボイは再び弄んでいたブレイクの髪を梳かす。それに心地良さを覚えながらブレイクはちらちらと置時計に視線を向けていた。

あと10秒で0時。5秒、4、3、2、1・・・

「ビッグコンボイ」
「何だ・・・」
返事をしたビッグコンボイの唇に柔らかいものが触れる。突なキスにビッグコンボイの動きが止まる。唇を離したブレイクは悪戯が成功した時のようにへへ、と笑って口を開いた。
「今日は『キスの日』なんだって。だから、その日一番にビッグコンボイにキスしたいと思ってさ。」
照れ臭そうにブレイクは頬を赤く染めてビッグコンボイを見つめる。ビッグコンボイは無言で上目遣いで自分を見つめるブレイクを見つめていたが、口元に笑みを浮かべて口を開いた。
「なら俺からもキスをしよう。」
「え?」
ブレイクが全てを言い終わらない前にくるりと体勢は変わり、覆いかぶさられる形になったブレイクにビッグコンボイにキスが落ちる。不意打ちだったため、薄く開いていたブレイクの口にビッグコンボイの舌が入り込み、あっという間に絡め取られる。
「んっ・・・」
ブレイクの腕がビッグコンボイの背中に回され、力が入る。濃厚過ぎるビッグコンボイからのキスでブレイクの思考がぼんやりとしてきた時、ようやくビッグコンボイの口は離れた。
「はぁ・・・ビッグコンボイ・・・」
まだキスの余韻で思考が戻ってきてないブレイクを見下ろしながらビッグコンボイはキスで濡れた唇を舌で舐め取った。
「もう一度お前を抱きたくなった。いいだろ?」
こつりと額を合わせてビッグコンボイはいつもより低い声で強請る。ストレートに求められるとブレイクは受け入れざるを得なくなる。もとより明日は休みなのだから、起き上がれないくらい愛し合っても問題はないのだが。
「もう・・・ビッグコンボイの馬鹿。エロマンモス・・・」
そう言いながらもブレイクは体の力を抜き、ビッグコンボイに身を任せる。ブレイクから了承を得たビッグコンボイはブレイクの額にキスを落とし、まだ先ほどの残滓が残る彼のレセプタのパネルを開けるのだった。

ビグブレでキスの日。その日が始まった日早々にブレイクはキスしてそうなので。そして相変わらずゲロ甘カップル(爆)