梨狩り（のお供）。

　多摩川とほぼ平行に神奈川県側を走っている府中街道の登戸界隈を通過するたび、「梨狩り」やら「ぶどう狩り」の立て看板が気になっていました。川崎市で果物が採れるのかぁ・・・

　農耕作業そのものには全く興味も適性もないのですが「産直ということは、そのへんのお店で買うより安いかも・・・？」と妙なポイントに惹かれ、行って来ました。片道30分の三平果樹園へ。

　果樹園の方のお話では、ここの梨狩りのトップシーズンは8月下旬頃とのこと。この時期ですと、色々な品種の梨が楽しめるそうです。今の時期は、二十世紀と、あと一つ（名前は忘れました・・・近所のスーパーでは見た事も聞いたことも無い品種でした）だけで、ほぼ終盤といった感じでした。

　それでもお客さんは他に5組ほどいて、連休っぽい賑わいぶりです。
梨の上手なもぎ方、見分け方などレクチャーを受け、いよいよ伐採採取開始。

しし丸くん、陰険上司風の目つき・・・

　梨そのものより、強烈だったのがコレ。
人間が見ると相当ショッキングですが、果たしてカラスなどにも有効なのでしょうか・・・

　梨よりも、マネキンさらし首よりも目の覚めるようなデキゴトが実はこのあと発生。
ここの果樹園、農家の庭の一部を駐車場スペースに当てており、これがまた連日の雨のせいか物凄いぬかるみ状態。
いざ帰ろうとしたところ、スリップするし、おまけにそんじょそこらじゃお目にかからないような、手足の長～いストライプ柄の蚊が車内に大量乱入。

　色んなことに気を取られながら左折しようとしたところ、どうやら車体の左後部が刈り込まれた庭木をガサガサ擦っていたらしい・・・ハッと気が付くと、バックミラーに植木バサミを持って走ってくるお爺さんの姿が！！（←ここのご主人・・・と思われます。もしかして「三平果樹園」の三平さん？）

　私が「(ハンドルを)切り替えしますからっ」と言っても“こいつにゃまかしておけん”と思ったらしく、「(植木の枝を)切れば済むことだからっ」と実に端的なご判断。
　ばっさばっさと枝を切り落としてくださり(その結果、植栽がちとフシギな形状になってしまいました・・・）ウチの車は無傷のままサバイバル駐車場を脱出無事、帰宅できました。その場できちんとお礼をしたかったのですが、差し上げられるものと言ったらお宅様で採った梨しか無かったもので、ご無礼をお許しください（お辞儀）。

　さて。本日の収穫は二十世紀梨7個・２キロで1,000円でした。少々小ぶりでしたが、瑞々しくて美味しかったです。しし丸もにもほんの少しお裾分け。