しし丸とウォーキング

ミニチュアダックスのお爺さん犬・しし丸と私・RAY(かなり軟弱者)の公園&里山歩き紀行。

空へ昇っていきました

2015-05-06 14:00:57 | 番外編

一昨日、しし丸が息を引き取りました。
17歳9か月。
犬としてはとても長生きだと言われる年齢ではありますが、
家族にとってはまだまだ・・・の過信や、あともう少し・・・とわずかな望みの堂々巡りの中、この数か月間を過ごしていました。

今年2月に腎不全と診断され
静脈点滴を受けるために2週間連日通院し、画期的な改善は望めないまま
以降は自宅で皮下点滴と飲み薬で緩和ケアを続けてきました。

その間、痙攣を起こしたり、椎間板の痛みのせいか自力では起き上がれなくなって、
床ずれができたり視力が無くなったりと
次々と腎臓以外にも良くない症状が出てきてしまいました。 

それでも色々な事態に慣れてくると、
最近では夜中も含めて2~3時間毎に寝返りをうたせたり、
シリンジでこまめに流動食を飲ませたりすることも我が家の「日常」の一つになっていました。
何より、しし丸の底力とか、素直に身をまかせてくれる事に助けられた気がします。
動物病院の先生も(たぶんもう為す術がないにもかかわらず)「頑張ってるねぇ。。。」と呟く程。 

一昨日は昼食の後に咳をし、そのまま逝ってしまいました。
寝たきりになってからは常に身体のどこかに痛みがあるようで傍で見ていて辛い位でしたが、
今にして思うと、この数日間は穏やかな寝息をたてていました。
ひどい苦しみの中での最期ではなかったと思います。

昨日のお昼過ぎ、しし丸は空へと昇っていきました。
お見送りをしている間、近くの樹木の間から見上げた空は雲一つない、濃い青色でした。 

 

昨晩の夜空にはくっきりと丸い月。
亡くなった日は、満月だったようです。

 

しし丸が6歳になった頃から散歩の記録をポツリポツリと続けてきたこのブログも11年目になっていました。
勝手なもので、しし丸とのウォーキングはいつまでも続けられるような錯覚をしていました。
しし丸はいつでもどんな場所でも、とことんつきあってくれたので・・・

温かく見守ってくださった方々に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。 

そしてしし丸、長い間本当にどうもありがとう。
家族であり相棒。生後50日で我が家にやって来てからずっと、私たちと一緒に毎日を楽しく歩いてくれた、かけがえのない君をいつまでも忘れません。