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デュピルマブ(デュピクセント)使用報告

バッゲージ遅延とアリタリア

2006-03-15 | 旅行

3月5日に羽田からJAL(例の整備していないスカイマーク機体かな)共同運航便で
無事に関西空港に到着した。 
叔母2人とそこで待ち合わせをして、ミラノ経由リスボン行きにチェックイン。

先に予約しておいたシートが壊れているとかで、離れた席になった。
そのために叔母のマイレージ登録をしたのにさ!
同じスカイチームなのに、AZ便でAFのフライングブルーに登録する場合は
フライトの都度、カードを見せないといけないらしい。以前と変わった?

ミラノ→リスボンはアリタリアだけど、ポルトガル航空機だという理由で、
ミラノでもう一度チェックインするようにといわれた。
でも荷物はそのままリスボンまで行くという。
共同運航便でこんなのは初めてだったから、なんか嫌な予感。

「でも荷物はそのままリスボンまで行くんですよね?」
『はい行きます』 いつもはしない確認をする。
時間はあったからミラノで一度荷物を引き取って、再度チェックインする
という手もあったな。 結果論だけど…

カウンター係員が新人なのかモタモタしていて、手続きに15分ほどかかった。

叔母の一人は肉が食べられない。
今までは肉と魚がメニューにあったけど、今回は和食もイタリアンもチキンだった。
経費削減のせいか、エアラインのサービスは悪くなる一方だ。
ガマンしてもらって、帰りはシーフードミールをリクエストすることにした。

すると今度は、叔母が一人で座っている後ろの席の30代くらいの日本人男性が
シートを蹴って眠れないという。 私のすぐ隣だったので、
「シートを蹴らないでもらえますか?」 と通路越しにいう。
『映画が見えないから』 と怒りのこもった言葉が返ってきた。
こんな非常識なひとは、思いもよらない反応をする。
「映画が見えないのは、彼女のせいじゃないですよね」 というと黙った。
まさかシートを立てろとは言えないくらいのことは判断できるらしい。

一体彼は何をしたいのか?
スクリーンの角度が変わって液晶画面が見えにくいからと、シートを蹴り
前の背もたれを立たせようとするこの行為は許せない。 
しかもこの男はめいっぱいシートを倒しているのだから、自分勝手にも程がある。
文句があるなら、乗務員に言って席を変えてもらえばすむこと。
しかも、着陸直前にシートをヒザで小刻みに(私に見えないように?)
押していたらしく、執拗で悪質で子供じみている。
私も自分のことなら多少は許せるけど、叔母のことなので余計に腹が立った。

ミラノ空港で日本人に、乗りかえってここを通ればいいんですか?などと2度も
聞かれた。叔母と私は似てないので、添乗員か何かに見えたんだと思う。 
泣きそうな顔をした女性が、“案内が違っててフライトに乗り遅れたんだけど、
どうすればいいか”と必死に訴えられても、私にはわからない。
国際電話だってカードでなんかかけたことないし、第一イタリアの公衆電話って
信用できるものかもわからない。
説明を読んであげてたら、しまいには受話器を叩きつけて無言で去っていった。
どうなったんだろう、彼女。。。
翌日のウィーン行きに乗れてればいいんだけど。 いずれにせよ
一人旅するからには最低限の意思疎通・トラブル解消能力は必要だと思う。

ミラノ→リスボンは1時間ほど出発が遅れた。
アナウンスによると、バッゲージを探していたという。
この時点では私のスーツケースが届かないなどとは知る由もなく出発。
そして叔母2人のバッグが最後に出てきたが、私のが出てこない。
帰国便ならまだしも、初日にバッグがないのは凹む。  

時間はすでに夜中の12時半過ぎだというのに、バッゲージクレームカウンター
には15人ほどの人だかりで、番号札を取って待てといわれる。
同じフライトで、ポルトガル人の男性1人も出てこなかったらしい。

順番が来て調べてもらったらミラノに取り残されたので、翌日正午ごろの便で
届いてホテルまで届けてくれるというが、本当なのか?
叔母のバッグの1つは南京錠ダイヤル式のカギが取れてなくなっていたので、
余計に不安が募る。 さらに3年前の事件も思い出した。(↓参照)

中にヴィトンのバッグを入れてたけど、お気に入りでもないので取られてもいい。
でもイタリアの携帯電話やデジカメの充電機器、変圧器などもバッゲージの中。
手元の化粧品は2日分ほどとワンデーコンタクトが1ペアだけ。
あーあ、シャンプーと洗顔石けんが無いのがイタイ。 
下着や着替えが無ければ買わなければならないので、かなり時間の無駄になる。

ホテルには夜中の1時半ごろ到着して、レセプションの人にバッグが届いたらすぐ
あすの夜中1時でも2時でもいいので、届けてくれるようにお願いした。
もう、グッタリ~ つかれた 

翌日はホテルから歩いていけるショッピングセンターに行く。
叔母達は別行動できる人たちではないので、私に付き合ってもらうことになり、
申し訳ない気がする。
洋服上下と下着・ストッキング、そしてコンタクトレンズ洗浄・保存液を調達。
保存液はすごく大きいのしか売っていないというので、困っていたら
奥から小さいのを出してきてくれ、ケースも販促用といってタダでくれた。
バッグが届かず困っていたので、とっても嬉しい、といいながら
思わず手を取ってお礼をいった。 困っているときに癒された出来事。
リスボンは首都なのに相対的に治安がよく、ポルトガル人は皆とても親切だった。

この日の夕食後にホテルに戻ると、バッグが届いていた。

やれやれ、以前サベナ・ベルギー航空の帰国便でスーツケース遅延2日間と
いうのがあったけど、今回は数百回のフライト経験初の出発便の遅延となった。

さらに、帰国のミラノ→成田便では最後の最後にバッグが出てきて、しかも
目印のベルトが無くなっていた。この時点で気が変わった。
行きの遅延の怒りは冷めてたけど、ムクムクと再燃。 
無駄にした1日、購入品、空港への電話代(これが高かった!)、精神的苦痛。
ここで詳しくは書かないけど、気がすむように手続きするつもり。

アリタリアで何もなく無事に旅行を終える確率は
だいたい50-60%くらいだろうか。 
文句いいながらも、直行便は便利だから使ちゃうんだけどね。


<<マルペンサ空港職員37人を窃盗で捜査 ミラノの警察当局>>
 イタリア・ミラノのマルペンサ国際空港で27日までに、手荷物係の職員計37人が客のスーツケースから貴金属やカメラなどを盗んでいたことが警察当局の捜査で明らかになった。警察は約1年間の内偵捜査の結果、隠しカメラで職員の窃盗現場を押さえ、一部職員の自宅やロッカーから総額約290万円の盗難品を押収した。(毎日新聞 2002年8月28日)


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6 Comments

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Unknown (マーヤ)
2006-03-15 17:13:37
 おかえりぃ~。イヤー大変だったみたいだねぇ。この記事はほんの表面しか書かれてない気がする(お暇なとき、無理ならいいの、ホントいいけど、気が向いたらもっと聞かせてちょ)。

 >「シートを蹴らないでもらえますか?」&「映画が見えないのは、彼女のせいじゃないですよね」のセリフ…格好いいぃ~ 。直接本人にズバリ言うのって格好いい。影では言えても、言えない人って多いもんねぇ~。叔母さんたちもravさんが一緒だと心強いね

 弁償とかってこれからなんだろうけど…どの位まで弁償してくれるんだろうね。でも荷物が発見されて良かったね
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Unknown (noa)
2006-03-15 18:58:28
ほんと、言うべきことはキチンと言う、ravさんて直球ですよね。信じられない行動をする人って何するか分からないってのがあって注意しなきゃと思ってもなかなか出来ないです。そういう人にこそ言うべきなんですけど・・・守りに入ってしまいます。



イタリアってそんななんですね・・・無事に旅ができるか心配になってきました。トラブル解消能力に自信が無い。添乗員の付いてるツアーだから大丈夫だと思うけど・・(←弱気)。



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おかえりなさーい (エムエム)
2006-03-15 19:07:58
大変だったねぇ~、現地で払った金額はレシートがあれば出してくれるバスだけど・・

出てくるのに何日かかったかによるけどねー



私達の時は目の前でお金をゲットしてる強者もいましたが、私の英語力ぢゃ~無理よ(笑)



私のブログにもロスバケ顛末記を書いたけど

なくなるかもしれないと覚悟して預けないと

だからお気に入りの服とか持ってっちゃダメ

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Unknown (Rav)
2006-03-15 21:10:12
皆さま、ご心配おかけしましたが、無事帰ってきました 



マーヤさん、

確かにかなり表面的なことしか書いてませんよ。全部書いてたらキリが無いんで。 他に楽しいことがたくさんあるし、写真もいーぱい取ったので整理して載せますね。



>影では言えても、言えない人って多いもんねぇ~

そうでしょうね。叔母も「最近の人はどんな仕返しするか怖いのに」といってました。



---

noaさん

シートに固定された状態、旅行の初日、犯罪を犯したらイタリアで逮捕、周りには身元のわかる証人が大勢いる、こんな状況なので相手の心理状態はある程度制御がかかるはず。それを見越した上でのことですよ。日本の電車なんかではさすがに私も躊躇します。降機するときに振り返って睨まれましたが“なんか文句あっか!”って顔で睨み返しときました。 



>無事に旅ができるか心配になってきました

個人旅行かと思いましたが、添乗員がついてるツアーなら大丈夫ですよ。私みたいな 

スーツケースに貴重品を入れず手荷物にすれば、今回のようなことはめったに起こることではないんで、心配することありません。



---

エムエムさん

カードについてる保険でも手荷物遅延の補償はないですし、アリタリアの場合たぶん遅延の場合は補償ないと思います。成田のバッゲージクレームカウンターでそのことを説明されてる人がいたのが耳に入りました。

その場でお金ゲットっていうのはツワモノですね。それをやるなら現地空港でないと無理かも。今回もそう言われるかと覚悟しましたが、成田でも受け付けてはくれました。どうなったかはまた後日報告します。
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Unknown (leprechaun)
2006-03-16 01:23:21
あー、久々のRavさん節(毒?)ですね。何か懐かしい感じさえしますw。



シート蹴り野郎に似た男には出会ったことありますよ。満員電車の中で無理矢理自分のスペースを確保しようとして、ゲンコツで背中を押してくる輩。



睨みつけたら睨み返してきたので、しばらくにらめっこしてましたw。
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Unknown (Rav)
2006-03-16 21:57:23
lepさん

あはは、久々でもないですよ。ちょくちょく毒はいてますし~ 

私はフライトで子供に背中を蹴られ続けたことはありましたが、今回は変な大人が増えてきたことを実感しました。

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