野田秀樹さん作・演出のお芝居です。2010年に初演され、今回は7年振りの再演となります。ただ、今回は前回と異なり、台詞の大部分が英語で話されています。たまに野田さんが日本語でしゃべりますが、これは演出上の狙いだと思いますので、このお芝居は英語劇だと言っても良いと思います。英語劇だと話が分からないのではと心配になるところですが、日本語吹き替えのイヤホンガイドがありますので問題ありません。吹き替えのキャストも豪華で、野田さんの他に、大竹しのぶさん、阿部サダヲさんが務めています。でも、残念なことに機械の性能のせいかラスパオ君の耳にはお3人の声の区別はつきませんでした。
舞台は能舞台と同じ構成で作られています。橋掛りが玄関から門までを表し、本舞台が居間となっています。居間の左奥が2階への階段、右奥がトイレなどの入口になっています。入り口の脇にインターフォンがついています。居間の奥中央にはテレビがあります。
古典芸能の大家(たぶん能役者を想定していると思います)の家族がそれぞれ用事があって外出しなければならないのですが、飼い犬が出産間近で誰かが面倒を見なければならないので、それを誰かに押し付けようと悪戦苦闘するさまを描いたお芝居です。
父は遊園地に遊びに行くという用、母はアイドルのコンサートに行くという用、娘は食事に行くという用、それぞれ傍から見ればどうでもいいのではないかと思う用ですが、当人たちにとっては大切な用らしく、それはそれは醜い争いが繰り広げられます。
表題の”One Green Bottle”ですが、芝居の終わり頃に緑色のボトルが壁にかかっている事を歌った歌を昔家族で歌っていたというくだりが出てきます。芝居はその歌とともに家族を救いに来た何者かの登場で終わります 1時間20分と短いお芝居ではありましたが、見ごたえのあるものでした。
舞台は能舞台と同じ構成で作られています。橋掛りが玄関から門までを表し、本舞台が居間となっています。居間の左奥が2階への階段、右奥がトイレなどの入口になっています。入り口の脇にインターフォンがついています。居間の奥中央にはテレビがあります。
古典芸能の大家(たぶん能役者を想定していると思います)の家族がそれぞれ用事があって外出しなければならないのですが、飼い犬が出産間近で誰かが面倒を見なければならないので、それを誰かに押し付けようと悪戦苦闘するさまを描いたお芝居です。
父は遊園地に遊びに行くという用、母はアイドルのコンサートに行くという用、娘は食事に行くという用、それぞれ傍から見ればどうでもいいのではないかと思う用ですが、当人たちにとっては大切な用らしく、それはそれは醜い争いが繰り広げられます。
表題の”One Green Bottle”ですが、芝居の終わり頃に緑色のボトルが壁にかかっている事を歌った歌を昔家族で歌っていたというくだりが出てきます。芝居はその歌とともに家族を救いに来た何者かの登場で終わります 1時間20分と短いお芝居ではありましたが、見ごたえのあるものでした。