モノクロームヴィーナス

例え人に似た形があったとしても、
人がそこに想いを寄せなければ,それはただの「物」でしかない

バンダイが再びファッションドール参入

2006-08-09 04:38:02 | 人形

29cmのドールがバンダイアパレル所属モデルとしてデビュー!
~三菱自動車[i(アイ)]とのコラボレーションも決定!~
ファッションドール「桜奈(さくらな) (Sakurana) 1st(ファースト).」
2006年秋発売
ドールを通して20代女性のファッションなどライフスタイルを提案
(株)バンダイは、バンダイのアパレル所属ドールモデルとして、20代女性にファッションを中心としたライフスタイルを提案するファッションドール『桜奈(さくらな)(Sakurana)』シリーズの第1弾『桜奈(さくらな)(Sakurana) 1st(ファースト).』(13,440円・税込)を2006年秋より発売します。販売ルートは、ウェブ通販および一部玩具店です。
■バンダイアパレル所属モデル 『桜奈(Sakurana)』とは?
 ファッションドール『桜奈(Sakurana)』(以下、『桜奈』)は、ドール界の主流である1/6スケール(約29cm)の人形と、人形専用の洋服・小物がセットになった、主に20~30代の女性をターゲットにした商品です。ドール本体のデザインは、ドールのカスタマイズに定評のあるクリエイターユニット『UNIVERSAL(ユニバーサル) POOYAN(プーヤン)』が担当しています。『桜奈』の設定は「20歳のファッショナブルな女性」で、魅力的でリアルな表情と、自然なポージングが可能な関節部位(特許申請中)、そして、まるで本物のような細部にまでこだわった専用の服や小物で、大人の女性でも着せ替えを楽しめるのが特徴です。
 バンダイでは『桜奈』を「バンダイアパレルの所属モデル」と位置づけ、着せ替え人形としての『桜奈』の販売はもちろん、『桜奈』の過ごす世界の「衣」「食」「住」をファッショナブルに表現したジオラマの展示や、1/1サイズのアパレルの販売などを通して、20~30代の女性が思わず共感できるおしゃれなライフスタイルの形を提案していきます。なお、他企業や他ブランドとのコラボレーションも推進しており、すでに三菱自動車の軽自動車[i(アイ)]とのコラボレーションが決定しています(詳細は下記参照)。
■ドールとしての『桜奈』の魅力
 『桜奈』のドール本体の魅力は、そのリアルで愛らしい表情に加え、自然なポージングが可能な関節構造にあります。これまでのドールには無かった特殊な関節構造(特許申請中)により、関節を曲げたときも伸ばしたときも、どちらも人間と同じ自然な凹凸が再現されています。より人間に近いポージングが可能となったことで、ドールが着用する服も実際の人間が着用するものと違わない縫製での商品化が可能となりました。
■商品第1弾『桜奈(Sakurana) 1st.』とは?
 商品第1弾となる『桜奈(Sakurana) 1st.』(13,440円・税込/2006年秋発売)は、バンダイが展開するサーフブランド「RealBvoice」とのコラボレーションです。『桜奈』が着こなすデニムのジャケットとジーンズは、ブリーチとクラッシュ加工を施し、ボタンにもこだわった、まるで本物のようなリアルな仕上がりになっています。
<商品概要> ■商品名 : 「桜奈(Sakurana) 1st.」
■価格 : 13,440円(税込)
■発売日 : 2006年秋発売予定
■販売ルート : ウェブ通販、一部玩具店
※『桜奈』公式ホームページ(http://www.sakurana.jp/)に通販サイト一覧を掲載。
■商品内容 : ドール1体(洋服付き)、専用スタンドチェア
■商品サイズ : ドール本体 全高29cm
■発売元 : (株)バンダイ
★ 『桜奈(Sakurana) 1st.』の発売に先がけ、8月25日~27日には展示スペース「LAPNET SHIP」(原宿)にて、様々なジャンルのアーティストやクリエイターとのコラボレーションによる桜奈単独の展示会『Hello! my name is SAKURANA』を開催予定です。
■企業コラボレーションによるライフスタイル提案 ~ 三菱自動車[i(アイ)]×『桜奈』 ~
 『桜奈』は、リアルなライフスタイル提案のために、衣食住に関わる様々な他企業とのコラボレーションを積極的に展開します。すでに、三菱自動車の軽自動車[i(アイ)](http://mitsubishi-i.jp/)とのコラボレーションが決定しており、『桜奈』と同じ1/6スケールの[i(アイ)]が製作されています。(非売品)
 精密な1/6スケールモデルを製作した狙いとして、実物を置けないような限られたスペースでも、できるだけリアルに展示でき、且つそのスケール感の面白さにより、人々の目を惹きつけるということがあります。今回、20~30代女性に向けてライフスタイルを提案するモデルとしての『桜奈』と、同層をターゲットに車の新しいライフスタイルを提案する三菱自動車[i(アイ)]のコンセプトが一致し、コラボレーションが実現しました。
 『桜奈』と[i(アイ)]による1/6スケールジオラマは、8月19日~20日に千葉・幕張メッセにて開催される日本最大級のキャラクター&ホビーイベント『C3×HOBBY キャラホビ2006』にて展示予定です。 同会場では、[i(アイ)]の実車と1/1『桜奈』(172cm)のマネキン展示も同時に行い、『桜奈』と[i (アイ)]が提案するライフスタイルをより現実的に来場者へ訴求します。バンダイと三菱自動車は、今後このジオラマを三菱自動車ショールームなどで随時展示するなど、さまざまな露出を図っていく予定です。 
 バンダイでは、今後も、着せ替え服などのドール関連商品や、『桜奈』が着用している服と同じデザインで実際に女性が着用できる1/1サイズの服を販売していくほか、様々な企業やブランドとのコラボレーションにより、20代女性のライフスタイルに関わるさまざまなジャンルのライフスタイルを提案していく予定です。
 バンダイアパレルの所属モデル『桜奈(Sakurana)』の今後の展開にご期待ください。

 バンダイにとっては米マテル社との合弁でマーバ社を設立し、日本版バービーを発売して以来のファッションドールへの本格的参入になると思われるが、明らかに斜陽のファッションドールにこの時期に参入してくるメリットは何なのだろうか。バンダイは『桜奈』をバンダイアパレルの所属モデルというコンセプトでメディアミックス展開をしていくようだが、露出等は増えるけれどファッションドールとしてのイメージが稀薄になってしまう可能性もあるので、この戦略が正しいかどうかはわからない。大人の女性向けファッションドールは、すでにセキグチのmomokoが存在しているわけだし、メディアミックス展開にしても、すでにタカラ(現タカラトミー)がホリプロ、オスカープロモーションといった大手芸能プロダクションと組んで行ってきているが、成功しているとは言い難い。バンダイも苦しい戦いを強いられるに違いない。
 新造の素体の詳細は特許庁のサイトで見ることが出来る。この図だけだとどのような素体なのかよくわからないが、良い素体であれば、タカラのSAJのように素体の販売も検討してもらいたい。密かにまた某DQN企業が噛みついてくることを期待しているのだが…