もう少しで雨つぶが落ちてきそうな
春なのに・・・
寒ざむしい曇り空の隙間から 一筋の光が・・・
ビルの窓ガラスに反射して そこだけまぶしく輝いている・・・
汽車の窓から見つめる風景・・・・
貴方が居る・・・この街は華やかで・・でも 哀しくて・・・
私の心を乱す・・・
人ごみの中で・・・探してみる・・
居るはずもないのに・・・
足早に道急ぐ群衆の中に・・・ひとり・・・立ち尽くす・・
ぶつかる痛さで・・我に返る・・・
貴方が居る街なのに・・・・・貴方に会えない寂しさ・・・
いつの間にか 降りはじめた雨・・・
濡れるのは嫌じゃない・・・ただ・・・
貴方に会えない涙に・・濡れるのは哀しくて・・・嫌なの・・・