PRO*MINE*NCE~プロミ*ネンス~

乱界のまったり日記

耽美気分

2009-07-29 01:11:26 | 平家・文学
最近耽美好き魂が酷く疼いて困ります。
こんなあいさつだととんだ危ない人ですね、こんにちは、乱界です。

本当の耽美主義のものは受け付けないと思うんですが、なんとなく耽美主義です。
泉鏡花の耽美~って感じの小説と戯曲が好きなんです…!
あの人こそ私の耽美主義の柱(笑)
本当は理想主義の観念小説らしいですが、私にとっては耽美です。

気分的な問題で後は反転。


私の感ずる耽美はエロになりきらないエロティズムです。(エロとエロティズムは違うと思う今日この頃)
禁欲的であればある程良いのです。
鏡花の作品の中でとりあえず今の耽美ツートップは「天守物語」と「外科室」。
天守はすごいです。どんな百合物もこれには敵わないと思う。
別に妖怪姫二人は全くそんな関係ではないわけですが、恋愛関係のような間柄のように振舞うわけですよ。
あくまでもそう見せているだけで、その根底にあるの内には踏み込ませない緊張感のようなもので、
一歩間違えれば容易く化けの皮がはがれてしまうようなそんな風に見えます。
義姉妹のその二人が美しく艶やかに妖しくて初めて読んだ時から胸の高鳴りが消えません。
その後の若侍と天守の姫のロマンスも不自然さを通り越した美しさが何とも言えませんし。
あまりに美しすぎる!そう思うわけです。
「外科室」は禁欲的すぎる故にあふれ出てくる妖しさ。考えようによっては何て少女漫画!(笑えるという感想を先輩からいただいきました。確かに笑える。あまりに理想的、ファンタジー)
そんなわけで鏡花が好きです。時々訪れる鏡花熱、なんなんだろう。
もちろん受け付けられないものも多いんですけどね…。女性崇拝は女性蔑視と大差ないと時折思うのですよ。

ちなみに今回の耽美魂の燃え上がりのきっかけは『とはずがたり』です。
あれも一種の私にとっての耽美。『風に紅葉』は何か違う。
陰陽座も耽美です。
ゴスロリも…耽美なんだろうなぁ。


自分のファッションも耽美を目指しているのだと思いますが、百歩譲ってセクシー系を目指してもうまくいきません。
露出増やせばいいってものでもないし(そもそも増やしたくないし、イベント会場ではアレですが)。
下着のチラ見せなど論外です。
露出とかそういうのと別の方向で耽美を目指したいなー…。
でもあれか、耽美はその前に美しさがないと駄目なのかなー難しいなー。




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