私は小さなころからモノポリーというボードゲームが大好きだ。
※モノポリーの詳細は
こちら>>
私自身、すごく負けず嫌いなので、
モノポリーに勝つために試行錯誤してきた。
その結果として、ゲームの勝率は5割に近い水準まで
持ってくることができた。
モノポリーとはmonopoly:独占という意味があらわしているように
ボードにある土地を買収し、その他のプレイヤーと資産を争うゲームだ。
このゲームに勝つ人を見ていると、
いくつかの法則性があることに気がついたので、
それをまとめてみる。
1、積極的に投資をする
モノポリーでは土地を持っていないと話にならない。
しかし、土地を買うにはお金が必要で、
買いすぎると手元の現金が減ってしまう。
だから、プレイヤーは価値があるかないかを見極めて、
買う/買わないの選択をしなければいけない。
この買う/買わないの判断がその後の展開を決めていくのだが、
勝つプレイヤーは総じて積極的に買っていく。
そして、勝つプレイヤーは不思議なことに
購入時には価値があまりなかった土地を
その後から大きな武器として活用し、最終的に富んでいく。
先を見通すのは非常に難しく、
まずは挑戦しなければ何も得られないということを
直感的に信じているから、このような積極的な行動が取れるのだろう。
これは実際にビジネスを動かしていくときも全く同じで、
まずはやってみることが重要だと思う。
実社会は、やってみないとわからないことばかりで、
やる前から見えているイメージは現実とは異なる。
2、相手を良く見ている
モノポリーは複数人でするゲームであり、
他のプレイヤーの動きが当然自分にも影響を与えてくる。
そして、各プレイヤーが思い思いに行動するので、
自分の番が回ってこなくとも、ゲームの状況が刻一刻と変わっていく。
自分の番に真剣になるのは当然のことだが、
勝つプレイヤーは他人がプレイしているときも真剣なのだ。
自分以外の各プレイヤーが、どんな状況で、何を求めているのかを、
変化する状況の中で見極めている。
虎視眈々と締結や交渉の機会をうかがっているのだ。
そして、チャンスがあれば相手が求めているものと、
自分が求めているものを交渉の中でトレードしていく。
結果的に自分が求めるモノをどんどん手中にしていき、
ゲームを制することになる。
自分の欲しいものを手に入れるためには、
まず相手の欲しいものをこちらから提供する必要があることを
勝つプレイヤーは知っているのだ。
3、数字に強い
モノポリーとは資産争いである。
その資産は全て数字(ドル)であらわされる。
プレイヤーの判断もすべて数字(ドル)が基準となる。
このような状況下において、
ROI(Return on Investment)、つまり、費用対効果を
瞬時に計算できる力は非常に大きな武器となる。
4、運が良い
モノポリーは所詮、ボードゲームである。
プレイヤーがどこに止まるかは全てサイコロが決める。
プレイヤーの人数にも寄るが、
一回のゲームで数十回はサイコロを振る機会が与えられる。
数十回も振るので、出目が極端に偏ることはあまりないが、
ここぞという勝負時に良い出目が出るかどうかは完全に運である。
どういうわけか勝つ人というのは、
勝負時に良い出目を持ってくる。
いくら1、2、3の要素を持っていても、
出目が悪ければ勝てないこともあるが、
勝つプレイヤーは運も強いことがある。
こればかりは非科学的で、努力次第で何とかなる
ものでもないので、解決法はない。
ただ、世の中を見てみても、同時期に同じようなサービスを開始した会社でも
3年後になると、全く異なる結果になっていることが多い。
成功している企業と失敗している企業というように明暗分かれているのだ。
本人の努力や組織の力はもちろん関わってくると思うが、
飛躍のきっかけを見てみると、「運」や「縁」から生まれたことも多い。
このゲームで勝負の決め手となる行動は、
実社会にも通用する行動だと大人になって改めて感じます。
こんなにもたくさんの大切なことを学べるモノポリーを
友人や家族と一緒にやってみてはいかがでしょうか。