受験生のための『世界史B』―ローマ[⑮ローマ前半の確認テストの答え]

　
　[事象]

　問１
　ローマの民主政を成立させる足がかりとなった次の法律を、制定された順番に並べ替えよ。
　
　・ホルテンシウス法
　・十二表法
　・リキニウス＝セクスティウス法
　→十二表法、リキニウス＝セクスティウス法、ホルテンシウス法　

　問２
　問１で示したうち、平民会の決議が元老院の許可なしにそのまま法律となることを定めた法律は、どれか。
　→ホルテンシウス法

　問３
　ローマと、フェニキア人植民地であるカルタゴとの間に起こった三度に渡る戦争を何というか。
　また、その中で、ハンニバル率いるカルタゴ軍がローマ軍を包囲殲滅した戦いを何というか。　
　→ポエニ戦争、カンネーの戦い

　問４
　ローマが征服地に対して行った統治の方法を何というか。
　

　問５
　征服戦争が拡大する中、ローマにおける裕福な騎士階層が行った、大規模な農場の経営をラテン語で何というか。
　→ラティフンディア

　問６
　ローマ共和政の終盤に起こった、カエサル、ポンペイウス、クラッススによる共同統治体制を何というか。
　→第1回三頭政治

　問７
　オクタウィアヌス率いるローマ軍が、アントニヌスとクレオパトラの連合軍を破った戦いを何というか。
　また、それは何年のことか。
　→アクティウムの海戦、紀元前３１年

　問８
　アウグストゥス（オクタウィアヌス）が行った統治の体制をラテン語で何というか。
　→プリンキパトゥス
　
　[人物]

　問１
　ローマとカルタゴの間で起こったポエニ戦争において活躍した、ローマ側の将軍とカルタゴ側の将軍をそれぞれ答えよ。
　→ローマ：スキピオ　カルタゴ：ハンニバル　

　問２
　紀元前１３０年ごろ、大土地所有者から土地を取り上げ、貧農に分配するという改革を行った兄弟を何というか。
　→グラックス兄弟　

　問３
　共和政ローマの終盤、イタリア半島全体に広がることとなった大規模反乱を起こした剣奴の名は、何か。
　→スパルタクス　

　問４
　第二回三頭政治のメンバーを答えよ。
　→オクタウィアヌス、アントニヌス、レピドゥス
　
　
　[文化]
　
　次の人物の著作の名を、それぞれ答えよ。
　
　a:ユリウス・カエサル「ガリア戦記」
　b:ウェルギリウス「アエネイス」
　c:タキトゥス「ゲルマニア」
　d:リヴィウス「ローマ建国史」
　e:ストラボン「地理誌」
　f:プリニウス「博物誌」
　g:プルタルコス「対比列伝」