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2019.09.27.
以下の訂正を行いました。
✕ジッグラド → ◯ジッグラト
始まりましたね、「受験生のための『世界史B』」!
さっそくはりきって画像を使いまくった結果、
脅威的な読み込みの遅さ
です。汗
あまり前置きを長くするとさらに重くなる可能性がありますので、とっとと始めちゃいましょう。
教科書では「オリエント世界」の前に「先史の世界」というものがあるのですが、
めんどいので飛ばします。
(あとからやるので許して)
というわけでオリエント世界から。
オリエントって何? どこ?
ココです(丸く囲んだトコ)。
小さくてわかりませんが←、とりあえずアメリカとかヨーロッパみたいな現在の世界の中心がある場所ではないですよね。
しかし、西洋の文明はここからスタートするのです。
オリエントとは、ラテン語で「太陽の昇るところ」を意味し、まあ、つまり「東」です。あとからヨーロッパの人たちが「あっちは東だから」っつって名前付けたんですね◎
そして、今日「世界史B」で言うところのオリエント世界っていうのは、
・エジプト(ヨーロッパの下の海をはさんだところ)
・西アジア(現在のパレスチナ~現在のイラク)
・小アジア(現在のトルコ、四角く突き出したところです)
をいいます。資料集で確認しといてください。
とくに「小アジア」の名称は覚えにくいかもしれないので、気をつけてくださいね(だってどう考えてもアジアじゃねぇし)。
[シュメール人の登場]
さてさて、紀元前3000年(キリストが生まれる3000年くらい前)。
シュメール人というのがのそのそ歩き始めます。
場所は、西アジアの中のメソポタミアです。
少し小さい(またかよ)ですが、「メソポタミア」が2本の川にはさまれた地域であることがおわかりいただけますでしょうか。
これがティグリス川とユーフラテス川です。
何故だか知りませんが←、ココを「肥沃(ひよく)な三日月地帯」といいます。土地が肥えてるってことですね。高2で世界史を習ったときに一番最初に教えられた単語です、確か。
文明って、やっぱり川がないとダメなんですよ。
中国なら黄河、エジプトならナイル川、富山なら神通川(?)。
川から水を引いてこないと畑も作れませんからね(TT)
あ、シュメール人のころにはすでに麦の栽培もしてました。
今後このメソポタミアというのはオリエントで非常に大事になってくるわけですが、
そのメソポタミア第一号住人のシュメール人は、町を造りました。
ウル、ウルクという名前の町です。
この町はそのまま国としても機能していて、つまり、あなたの住んでる町が1コの国になったみたいなもんです。
こういうのを都市国家と呼び、文明の初期段階にはよくある話。
ウルやウルクには、レンガ造りの建物やジッグラト(聖塔)と呼ばれる神サマを祀った塔があったそうです。
あっ忘れてた!
シュメール人は楔形文字という文字を発明しました。今後もずっと用いられる文字です。
画像を貼りつけるのがめんどいので、手元の資料集とかで確認してください◎笑
[アッカド、バビロニア]
さて、ここで覚えていただきたいことがひとつ。
シュメールアッカドバビロニア
と10回言ってください。
これ覚えればオリエント世界はもう7割できたようなもんです◎
メソポタミアに現れた人たちの順番を表してます。
シュメール人の都市国家は互いに争ってました。もうこのころから人類は戦争してんです。
そんな都市国家たちを統一したのが、アッカド人。
ここに初めて統一国家が興ります。アッカド王国(=帝国)ですが、まあテストで「メソポタミアを初めて統一したのは?」と訊かれたら「アッカド人」でも「アッカド王国」でもさらには「アッカド」でもいいでしょう。
たぶん。笑
ちなみに最初の王様はサルゴン1世といいますが、まあテストではそんなに訊かれないです。
そして、その次に現れたのがアムル人で、古バビロニア王国を建国しました。バビロン第一王朝ともいいます。
おい待て! さっきは「シュメールアッカドバビロニア」って言ったんだから「バビロニア人」じゃないのか!
……すいません、さっきは「シュメールアッカドバビロニア」なんて無責任な言い方しましたが、実は「シュメール」と「アッカド」は民族の名前で「バビロニア」は国の名前なのです。「バビロニア」を建てたのはアムル人です。
えーとつまり、
シュメール人の都市国家
↓
アッカド人のアッカド王国
↓
アムル人の古バビロニア王国
はい、一瞬にしてややこしくなりましたね←
あんなヘンな覚え方しなきゃいいのに←
アッカド人が「アッカド王国」ならアムル人も「アムル王国」にすりゃいいのに、なんでわざわざ「古バビロニア」とかゆうんですかね、まったく。
まあ、そんないら立ちを感じながら、覚えてください◎
ただ、「シュメールアッカドバビロニア」の覚え方はまだ使えると思います(くどい)。
では、強引に古バビロニア王国の話を進めます。
なんつっても、コレです◎
ハンムラビ法典。
世界最古(世B的には)の法典、法律ですね。
「目には目を、歯には歯を」の復讐法が有名です。ただし、奴隷などに対しての身分別があります。
たとえば、一般市民が一般市民の目をつぶしたら同じように目をつぶされる刑罰が与えられます。
しかし、奴隷が相手の場合はお金を賠償するだけでよいのです。
つまり、対等な身分のあいだでのみ「目には目、歯には歯」が成立するんですね。
これって、現代から見たらすごく野蛮な法律に見えるんですが、でもその条文だけがピックアップされてるだけで、ちゃんと弱者に対する保護なんかも整備されていたそうです。
近代の刑法学においても重要なモデルらしいっす。
そしてもちろん、この法典を制定したのがハンムラビ王ですよね。
ハンムラビ法典の形(?)と内容はしっかりおさえときましょう◎
ちなみに楔形文字で書かれてます。
[ヒッタイトの進出]
ここで、ヒッタイトというやつらが現れます。
彼らは小アジア(あの四角いとこです)から進出し、古バビロニア王国を滅ぼしてしまいます。
何故そんなことができたか?
秘密は、彼らの技術にあります。
鉄器の使用です。
なんだそんなことか、と思うかもしれませんが、当時オリエントでは鉄器はまだなく、農耕から戦争まで全部石器でやってたのです。そりゃあ鉄器と石器じゃ圧倒的ですわな。
(ちなみにアメリカには16世紀まで鉄器がありませんでした)
もうひとつは、戦車です。
このM1エイブラムス戦車の圧倒的な火力の前に、古バビロニアの石オノ兵士たちは次々と倒れていきました……。
はい、冗談はおいといて実際のヒッタイト戦車はコチラですね。
ずいぶん貧弱に見えますが、まあ最初はこんなもんです。
実はシュメール人のころから戦車はあったのですが、彼らはロバを使ってたんですね。
ヒッタイトとは馬を使用し、さらに車輪が発達していて素早い動きができたそうな。
コーナリングが絶妙だったんだそうな。
そんなガラガラ走る野郎どもの前に、古バビロニアは滅亡します。いと弱し。
そして古バビロニアが滅亡したあとのメソポタミアにはミタンニ王国(北部)とカッシート王国(南部)が成立します。
そんなに大事じゃないですが、一応。
じゃあ、このへんでメソポタミアの歴史は一旦休憩しましょう。
大事なのは、「シュメールアッカドバビロニア」の流れと、ハンムラビ法典、あとヒッタイトです◎
お疲れさまでした。
第1回から空回りしてる感。汗
さっそく非難のコメントかと思ってドキドキした(笑)
もちろん「世B」の範囲で、教科書に書いてあるかぎりのことを書くつもりです。
今日から毎日センター過去問を解くことにしました。
毎日勉強ー。
Masterplan926さん、貴重な意見をまたよろしくお願いします。
今後も活用させていただきます!
読ませていただき有難うございました!
ありがとうございます。
なかなか進んでませんが、よろしくです^^♪
月曜日に中間があるのですがここの範囲は選択世界史Bでやるのですが、正直カタカナばっかで覚えたくないし見たくなくてやってませんでした。
でも今日の夜で一気に覚えたいと思います!
流れを掴みやすく、表現がユーモアで面白いので大変覚えやすいです。
こんなサイトを探していました!
へぇ、選択であえて世界史を選んだってのがスゴいです。
勇者。笑
一夜漬けはあんまりよくないんですが、でもがんばってくださいね^^
もうひとつのコメントの返事はそのコメントのところに書きましたので。
早速明日世界史のテスt…orz
でもこの説明がわかりやすくて覚えやすくて大助かりです!
なんとか90点を目指してがんばってみますぜ
うれしいかぎりっす。
どんどん友達に口コミで広めてください。世界史の平均点上げちゃってください。笑
見つけることができてよかった!!!
面白くて分かりやすかったです(^o^)
あおさんがどうやってここに来たのか気になるところですが、ともかくお役に立ててうれしいです。
これからものぞいていってください。