喝! ~since 2005~
ごく普通の日記と、旅行・登山・資格試験・家庭菜園などの個人的備忘録
 



今日はどこかに行こうかという話を昨日からしていたにも関わらず、当日まで決まらず…陽菜が遊べる遊園地とか牧場がいいかな?なんて話をしていたけど、どうせなら久しぶりに「いわき」に行って、海を見て、水族館に行こうということになり、午前8:20に行先決定、20分でプラン作成、出発しました!どうして20分でプランが作れるかというと、前にも書いた通り、いわきには毎年旅行に行っていたし、今年のゴールデンウィークの旅行先の候補としてプランを検討していたので、昔家族で行った中で、また行きたいところと、初めての観光地で行きたいところがはっきりしていたということです^^ところが、旅行が進んでいくうちに、自分が初めてだ思っていた観光地も過去に家族で来ていたことが判明wということでコンセプトとしては「懐かしのあの場所を訪れる旅」、で(思いっきり後付け)!



30分くらいしか準備時間がなかったにも関わらず、コーヒーやお菓子などの準備をして旅行感は十分!ただ一つ心配なのは、陽菜を退屈させないためのDVDが2枚しかない(しかも1枚あたり30分弱!)遠出する想定してなかったから妻の実家に全部置いてきちゃったんだよなぁ。大騒ぎしなければいいけど。後部座席でばあちゃんが陽菜の相手をしてくれそうだから大丈夫かな?




プロローグ(9:20発)


渋滞はないと思っていたけど、岩舟JCTを曲がったところでまさかの渋滞!東北道の走行距離はわずか10km程度だけど、ここで時間取られると結構きついぞ(汗)と思ったけど5分くらいで渋滞解消!原因は不明だったけど、ほぼ予定通りに水戸ICまで行きました。

1990年前後の時代は渋滞がひどかったこともり、足利から水戸まで3時間くらいかかり、水戸ICから常磐道に入ったものです(しかも常磐道も混んでることがあった)。今は北関東自動車道が完成し、水戸まで1時間で行けるようになったので昔を回想しながら今っていい時代になったねとつくづく思った家族一同であった。



いわき湯本ICを目前にして関本PAで休憩。ここでなんとまるごとバナナ、コーヒーゼリー2個、陽菜用のチョコレート菓子と余計なおやつまで買い込む母!挙句の当てにまるごとバナナを陽菜が食べなかったから全部食べちゃったよとか、自分が食べたいだけなんじゃないかと^^;とても高脂血症の疑いがある人間のする様ではないぞ!



いわき湯本ICで降りて最初の目的地、「塩屋埼灯台」へ。



道中、、、震災の影響で家屋が流され、平坦な土地になっている場所があり印象的だった。家もないと、土地もすっかり荒れてしまって砂ほこりが舞いやすくなるんだな。福島というと原発の影響が先に来てしまって、津波の被害自体は隠れがちだけど、沿岸地域の被害は宮古で見た被害と同じでした。


そして塩屋埼灯台へ!



①塩屋埼灯台(12:15-13:10)


塩屋埼灯台は、20年前くらいの過去の家族旅行で来ているのですが、自分は記憶にない…。下の駐車場に停めて長い階段を上ることを母は記憶していましたが、如何せんこの塩屋埼灯台が当時は入場できず、一般公開されたのはつい最近のことなので、入るのは初めてです。



しかしこの階段…陽菜はどうしようか?抱っこひも持ってきていないのでちょっと考えていたが、なんと陽菜が上りだした!結構急な階段で距離もあるのに!危ないので手をつないで歩きましたが、こんな急な階段をのぼれるようになったなんて…俺はうれしいぞ!



でも一箇所転んだな。ちょうど階段を上りきった辺りだったか。怪我がなくてなにより。



入場料は200円。となりには資料館もあります。入るとなぜか陽菜は「コワイ、コワイ」を連発。涼しくていいじゃないか~、少しのんびりしていこうよ。



灯台へ。こちらは103段、関東近辺にある、「数少ない登れる灯台」の1つです。ここでも陽菜は自力で上っていきます。序盤から飛ばし過ぎじゃないか?この先いいところで寝なければいいんだけど(といって結局いい所で寝てしまうのだった…)。



そして展望台へ。快晴も相まって海がとてもきれい!崖の上に立ってるから、下をのぞくと結構スリルがあるなぁ。真夏だというのに風が冷たく、海が造り出す天然のクーラーに癒されました。



北側には津波で流されつつも、ダンプやショベルカーが設置され復興に励んでいる地域の姿も見ることができました。うーん、この地平線の先に福島第一原発があるわけかぁ…。ちょうど地元の人と話す機会があったのですが、やっぱりもともとは宅地だったみたいですからね。地震はある一定の周期で来ることを信じて、更地に新築を建てている人もたくさんいるのでしょう(現に新築がちらほら建ってますし)。


帰り際に灯台をバックに家族写真。20年前に登れなかった灯台のリベンジが果たせてよかった!
車に戻り、続いてウナギ生息地の池がある賢沼寺へ。





②賢沼寺(13:15-13:45)


ここも昔来たことがあるというが、自分自身は全く記憶になし!子供のころなんてどのお寺を訪れたなんて覚えてないですもんね。最初は、また階段か!と思ったけど、階段は最初だけでした。



砂埃が立ちやすい道を歩いていくと、大きな沼が!これがうなぎの生息地なのか??もっときれいな沼を想像していましたが…こんな濁った沼にうなぎが住めるんだろうか!?



よく見ると池の中には鯉がたくさんいる!どうやら地元の人がパンをあげているんだな。陽菜を連れて近づいてみると、なんとパンをもらってしまった。いいんですか?というかこの人すごい量のパンを持ってるなぁ。せっかくなので陽菜と一緒にパンをあげてきました。鯉だけじゃなくて亀もたくさんいるぞ!すごい食欲でパンに群がる鯉を見て、うなぎの生息地だということを忘れてしまったわ^^;



沼の近くには弁財天や樹齢500年の椎の木がありました。小さい子を連れて散歩する分にはいいけどねぇ…ウナギがいそうな雰囲気は何一つ感じられないところが何とも^^;


(14:45 昼食)


ここらにウナギ屋でもあれば食べるか~ともなりそうですが、もちろんなさそうなので小名浜に移動して食事することに。ここに来たらやっぱり魚が食べたいですね。過去にココ・マリーナという店でよく食べていましたが今は「市場食堂」に名前が変っていました(とっくの昔に変わっているんだと思うけど)今回のコンセプトにちなんで、この市場食堂で食べることにしました。



休日だし、たぶん昼間は混んでいたはず。でもさすがに14時ともなると待ち時間もありません。しかし弊害として海鮮丼を注文しようとしたけれど売り切れ!ならば刺身定食しかないと思い、こちらは在庫有りとのことだったのでさっそく注文しました。

…素晴らしい、これで1400円とは(刺身9種盛り)!海辺で食べる魚は鮮度がやっぱりいいですからね。イカが透き通ってるし!



陽菜は刺身が食べられないので、まぐろの串カツとご飯セットです。いくらが大好きなのでご飯にかけて食べさせようとしたけど、いくらだけつまんで食べるという…。しょっぱくないかい?

あ~おいしかった。海鮮料理を食べるためだけに来ても損はないね。お次はマリンタワーへ!




③いわきマリンタワー(15:20-16:05)


2007年に個人的には来ているので8年ぶりということになるけど、前回来た時はほとんど写真を撮ってなかったので今回はしっかりと写真に収めてきました。雄大なタワーでしょう?子供の時はなんて大きな塔だというイメージを持っていましたが、大人になって各地の展望台や塔を上ってみるとまぁ高さ的にはそんなにたいしたことはないんですよね、ここは。でもこの形はなんだか今見ても近代的で他にはあまりないものだなと思います。うちの家族とまた登れる時が来るなんて思ってませんでしたよ。



ここまで塩屋埼灯台、賢沼寺と自力で歩いてきた陽菜。しかし、さすがにマリンタワーは…やめておこう。ということでエレベータで屋上へ。屋上には修学旅行生の集団がいてちょっと展望台の下で待つことにしました。学生の観光でも使われるんですね、ここは。



いい景色だけど、遠くが霞みかかっていますね。自分は一回でいいから夜の景色をここから眺めてみたいんですよね。海辺の夜景ってきれいそうですし。まぁ入場時間の関係で夏場はちょっと夜景を見るには難しいんだけれど。



上りはエレベータだけど、下りは階段で!海の勉強室は?統計データなんか昭和の時代から更新されていないみたいだな。昔見たままの写真が残っているというのはそれはそれで懐かしいんだけど、震災の時の様子など後世に伝えていくべき資料もあるだろうから、ぜひ更新して欲しいな。

お次は陽菜お待ちかねの水族館!気温はいつもに比べればましなものの室内で涼みながら魚でものんびり見るか~、というときに陽菜が眠そうだ!(実は自分も…)




④アクアマリンふくしま(16:15-18:15)


震災によって水槽が壊滅し9割りの生物が死んでしまったそうです。そんな中からの復帰、、本当に大変で長い道のりだったと思います。従業員の方の苦労も相当なものだったでしょう。ベビーカーをレンタルしてみましたが、どこかショッピングセンターのカートと似ている感じでも仕方ないかと思ってしまいます。自分は震災の前に一度だけ来たことがあり、正直鮮明な記憶があるわけではないんだけれど、明らかにコンセプトが変わっているところがありました。



縄文時代の再現なのか、池や滝が作ってあったりするんだけど、昔はなかったと思う。それにしても水族館の本館までの道のりが長い!雨の日はちょっと辛いかも?水族館だから室内だと思ってくると濡れますよ、これは。



そして水族館の中へ。前半のクラゲの水族館あたりまでは陽菜も元気だ。本館は4階に上がり、3階、2階、1階と下っていくタイプです。きっとここも多くは作り直しているんだろうなぁ。熱帯雨林のような場所を通り抜けたり、植物園か!?と思うようなところもあります。



大量のイワシの群れ。こういうのを純粋な子供が見るとなんて思うのか興味ありますが…



漁場から食卓まで」というコーナーではいきなり昭和の食卓から始まる^^;おいおい、漁場はどこに行ったんだよ?食卓に並ぶ料理を見て母が一言「塩分高そうだなぁ」。気にするところそこかい^^;確かに昭和の時代は塩分なんて気にせず、漬物に醤油かけて食べてたくらいですからね。減塩に燃える母には許しがたい食卓だったのかもしれません。



階層を降りて行ってマグロやカツオが出てくる頃に陽菜はついにダウン!よく聞く名前の魚を見せたいんだけど、いいところでいつも寝てしまうからなぁ…。そして水族館にいる間、目を覚ますことはありませんでした…。それにしてもさっき刺身定食でマグロやカツオを食べておいて、後から水族館に来るっていうのはちょっと微妙だな。



海のトンネル。平均年齢50歳近くの大人3人でくぐり抜けてもちょっと今一。こういうときに陽菜に起きていてほしいんだが。



水族館を出るころにはきれいな夕日が!結構広い水族館だったけど、よくありがちなイルカのショーとかペンギンはいなかったなぁ。まだ復旧が間に合っていないのかな?このあたりが完成すれば完全復活となるかもしれませんね。他には釣堀とか子供の学習用展示場など、一日遊べそうな施設が揃っていました。子供が大きくなったらまた来てみると楽しいかも。


お隣のら・ら・ミュウでお土産買っていきたいけどもう終わっちゃうかな?





⑤いわき・ら・ら・ミュウ(18:20-18:30)


予想通り、もう店じまいするところでした。店員さんももはやお客対応よりも店の後片付けの方が忙しそう^^;乾物買っても仕方ないし、お土産は今回はいいか~。もう少し水族館を早く出ればよかったかな。ちなみにここも震災直後は建物の骨格は残っていたものの、中身は全部流されてしまったそうです。



そして最後は一番訪問回数の多い勿来海岸に立ち寄って帰ろうと思います。





⑥勿来海水浴場(19:10-19:35)


できれば夕暮れに来たかったんだけど…あたりは真っ暗!陽菜に海を間近で見せてやろうと思ってもこれでは何も見えない!海辺に連れてこうとしても定番の「コワイコワイ」が発動。海の方には近づけられないぞ…。



誰かがおいていったビーチボールが!なんでも勿来の海岸は今年から海水浴が再開したんだとか。去年までは禁止されていたんだな。今年は茨城でサメが出現したというニュースもあったし、ここ勿来にも来ないとは限らないよね。



こテトラポットの先にうっすら見える対岸あたりにマリンタワーがあります。夜の海岸はやっぱりきれいだなぁ~。



こちらは旅館浦島。昔からずっとあるんだよなぁ、位置的には確実に津波を受けていると思うんだけど影響はどうだったんだろう。外観からはわからないくらいふつうだった(暗くて見えてないだけかも)今日みたい日も余裕があればどこかの旅館に泊まりたいところなんだけどね~。両親が明日仕事だし帰りましょうか。日帰りで懐かしスポットを巡ったけど、高速道路の整備のおかげで一日でも十分楽しめるようになったんだな。ETCもナビもあるし、なんだかんだで20年前に比べるとやっぱり旅行するには便利になってるなと感じました。




エピローグ(22:10 足利着)


帰りはなんと高萩~日立北間が火災走行障害ということで通行止めになっていて、途中まで下道で帰ることに!宿泊しないなら一刻も早く帰りたいところなんだけど。。最後の最後でツイてないわ~。



足利に到着したのは22時過ぎ!水族館で良く寝たせいか陽菜も元気。車の中にトータルで6時間くらいいたはずなんだけど、DVD2枚でよく耐えてくれた!日帰りだけど旅行に行った感は充分だったし、一度まわった観光地をまた巡る楽しみというのも再確認できて今回は大満足です!



【関連ブログ】
2007/08/15 福島旅行 3日目
2010/08/12 常磐線でちょっと遠くまで行ってみる旅 to 勿来

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