喝! ~since 2005~
ごく普通の日記と、旅行・登山・資格試験・家庭菜園などの個人的備忘録
 



少し足をのばして栃木家鹿沼市の石裂山へ。"せきれつやま"でもなく、"いしざきやま"でもなく、"おざくさん"と読みます。事前にネットで調べた感じでは2014年の大雪で倒木が進み、かなり荒れているようにも見えたが、その後登山道は整備されたようだし、1周4時間と手ごろそうです。


今日からGW後半
ということもあり、朝から高速道路はどこも混んでいました。朝方から、45km渋滞とは…遠方に帰省されるかたは、大変お疲れ様です、高速を使った方が早くつけるけど、渋滞に巻き込まれるのは勘弁なので、国道293号を通って向かいます。しかし途中293号ですら混雑していて、ちょっとビックリ!みんな考えることは同じなのか…



石裂山のある上久我へ。スタート地点は加蘇山神社(かそやま)ですが、ふもとにも神社があり、最初ここがスタート地点だと勘違いしてしまいました。加蘇山神社自体は767年に開山したと伝わるほど古い神社ですが、こちらも相当古い!建物自体相当昔に建てられたもものみたいだし、もう管理されている気配もなしです。



こういうのを見ると探検してみたくなりますが、目的は登山でした。。。車でもう少し進んで、加蘇山神社の駐車場へ!10:52登山スタート。



事前に調べていた通り倒木がやたら目につく。太い幹の杉も朽ちてしまったのか伐採されているのが目についた。



この休憩所を起点にして周回コースになっている。石裂山付近の長いハシゴ地帯を降りたければ左へ、登りたければ右に進めばよいです。ハシゴがどんなものかわからないのでとりあえず降りれる方が無難かなと思い、左の道を選択。



分岐からすぐに見どころの1つである、千本かつらがあります、千本どころか十数本だとは思いますが、加蘇山神社のご神木の位置づけのようです。触れてパワーをいただいて行きましょう!



沢を登っていく。見事なまでの倒木。これも雪の影響でしょうかね。根っこから引き抜かれたように倒れている姿は、急斜面に生えている木が雪の重みに耐えきれず倒れた様子が想像されました。



中の宮で少し休憩したら、急登ゾーンに入ります。まずは鎖、ハシゴ。休憩中に会った方は、ここの下りは怖かったとおっしゃっていました。上から見ると高さがあるので確かに怖いですね。登りの方が下を見ないでのぼれる分怖くないかもしれません。



急登を過ぎると奥の宮の分岐へ。長いハシゴがかかっていますが、これはハシゴ自体に滑り止め(やすりみたいなもの?)がついているので安心です。



岩のはざまに鳥居と祠が。賽銭をあげるところがなかったので父が111円直置きしてきたようです。なぜ111円^^;



まだまだ登り。特徴的なのは、根がすごい!根がホールドとして重要な役目を果たしています。根がなかったら…この山登れませんで。



看板にも書いてありますが、平成3年3月~平成4年6月までに3件の死亡事故が起こっています。そのため、足場やハシゴが整備されていて大分事故は減ったようです。整備された足場の近くには古い鎖が今もかかっており、昔は難所だったことが想像されます。



東剣が峰に出ました。やまつつじがよく咲いていますが、少し見頃は過ぎていましたね。今年は開花が遅めなのを考慮すると、例年の見頃は4月中旬くらいでしょうか。



花に感動していると、石裂山の見どころハシゴの連続が姿を現しました。しかしネットで見た者よりは高度感はあまりないな。ハシゴも直角というよりは多少傾斜があり、想定よりは安心して進めました。



もちろん油断は厳禁。落ちて打ち所が悪ければ死ぬ可能性もありますしね^^;



目の前に石裂山が。下ったら登り。この登りもしんどかった。



石裂山頂上へ!879mなので、日光方面を見ればはるかに高い山が連なっています。ただ見晴らしはそんなに期待できなそうです。ここでお昼にしましょうか、バナナとコンビニで買ったおにぎり等。汗びっしょりだったけど、山頂も暖かくてそんなに寒くありませんでした。



ほどなくしてお隣の月山頂上へ。ここにあった祠がすごかった!



な、なにがあった!?‎確実に一回つぶれているだろうこの祠は^^;足を棒で支えられている姿は居たたまれない…やはり雪の影響か。次に地震か大雪が来たら間違いなく…



ここからは下りに入ります。登りが急だったこともあり、下りもところどころ鎖やハシゴがありました。立っている木も、実は枯れているものが多い。これから倒れるのも時間の問題なのでしょうか。

休憩所に戻って来た。近くに立っている灯篭、よく見ると相当古いものだ。天保5年って1834年らしい。驚いたことに、灯篭においてあるお賽銭が見たことない形状のものだった!これは江戸時代の硬貨なのか?硬貨の朽ち果て具合から、そうだったとしても否定できないぞ。


低山と言われる部類でしょうが、結構スリルもあり、なかなか楽しい登山でした。建造物などが非常に古くて管理がされていないように見える一方で、登山道はしっかりと整備されていて安心して歩けました。トレーニングにもよさそうな山ですね。



加蘇山神社にも寄ってきました。鳥居の両側にある杉の木は、市の天然記念物です。樹齢800年と500年だそうです。



社殿も古い!なんとお賽銭には千円札が2枚もあげられていて、お賽銭箱に落ちきれず残っていた。涎が…。

登山中に会った方に聞いた話では、ここの神社の管理人は既に亡くなってしまっていて、その子孫も別の仕事をしているそうなので、やはり管理自体はもうされていないようです。お賽銭だけでは維持管理は難しいでしょうが、歴史ある神社を後世にも残してほしいものですね。



登山の後はやっぱり温泉!最寄りの「鹿沼温泉 華ゆらり」に行きました。人もたくさんでしたが、露天は沸かし湯っぽかったけど、内湯は温泉でしたね。さっぱりです!



帰りは鹿沼ICからイン。「今年のGW渋滞は例年と傾向が違う」とラジオで流れてましたが、GW後半初日なのに、なぜか上りが渋滞している!北関東道との合流地点が5kmくらい列ができていました。帰省した人が今日帰るなんてことはないと思うので、主に日帰り行楽している人が多いという事でしょうか?ひたちなか海浜公園のネモフィラを見に行く人多いそうですからね~。まぁ5kmくらいの渋滞なら問題ないです。無事18時には家に到着!

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【登山・ハイキングデータ】
※今回からYAMAPのアプリを使って詳細データを表示できるようになりました。

■日時:2017年5月3日(水)
■気温:24℃(鹿沼)
■登山時間:4時間02分(山頂での昼食休憩25分含む)
■天気:★★★★☆:4
1日を通じて良い天気。ガスがあって、見晴らしはいまいち
■疲労度:★★★☆☆:3
傾斜が急なところが多く、足は結構疲れた。体力的には問題なし
■スリル:★★★☆:3.5
想像していたよりは危なくなかった。しかし滑落注意ポイントはいくつかあり注意必要
■景観:★☆☆☆:1.5
   木が邪魔してほとんど期待できない。やまつつじが一部キレイだった

■活動距離:5.1km

■消費カロリー:2045kcal

■高低差:623m

■累積標高上り/下り:1209m/1132m

■各ポイント通過記録(☆が最高地点)

 ・8:50  足利発
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 ・10:50  加蘇山神社発(登山開始)
 ・11:11  回遊コース分岐
 ・11:51  奥の宮参拝
 ・12:28  東剣ノ峰
 ☆12:56  石裂山山頂
 ・13:21  山頂にて昼食・石裂山発
 ・13:32  月山山頂
 ・14:23  回遊コース分岐
 ・14:50  加蘇山神社参拝(登山終了)
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 ・15:05  石裂山発
 ・16:01-17:00 鹿沼温泉 華ゆらり
 ・17:28  鹿沼ICイン
 ・18:03  自宅着





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