スノーマン見聞録

ジャンルも内容も気の向くまま~“素浪人”スノーマンの見聞録

スイスアルプスと軍事

2014年01月07日 | 雑感
スイスの山々はスイス国土の三分の一を占めるという。
(4000メートル級の山が48峰あり、1位はモンテローザ(434m)。 写真のユングフラウ(4158m)は30位)

ちなみに日本の富士山(3,776 m)はスイスアルプスでいけば99位だそうです。

GDPは2012年・世界20位。 主要産業は金融・観光・精密機械・化学薬品等々。

スイスアルプスの自然の美しさと軍事、、、を少し。



スイスは、数千人の軍人と20数万人の予備役軍で構成されるスイス軍を有した永世中立国である。
PKOに積極的だが、武器を用いない人道支援に徹している。



この山嶺のどこかに、いくつもの岩山をくり貫いた地下軍事基地が要塞化されているという。
(インフラには有事に国境を封鎖する解体の爆薬を差し込む準備も整っている)



スイス軍は陸軍と空軍を有するが、他国を攻撃しうる能力は持たない。



徴兵制度は20歳から30歳兵役を義務化(女子は任意)。大多数は予備軍人で、家庭には自動小銃が貸与されているという。2006年までは家を建てる際には、核シェルターの設置が義務化されていた。(現在は任意)



小火器や装甲車が世界に輸出されており、スイスの兵器は日本にも輸出、警察・自衛隊等に採用されているともいう。



近世までスイスの主要産業のひとつとして存在していたのが『傭兵』。スイス傭兵の精強さは、ヨーロッパの歴史上、殊に有名。 今は禁止されているが、バチカンの傭兵のみ例外としてあるという。
(ちなみにスイス人口800万ほどの内カトリックが43%、プロテスタント35%を占める)




以上スイスアルプスの自然の美しさとは似ても似つかぬ『スイスの軍事面』を記してみました。

スイスを侵略することによって得られる利益より、スイス軍の抵抗や国際社会からの制裁によって生じる損失の方が多大であるという状況を作り出すことによって、国際紛争を未然に防ぐ戦略に徹底しているようです。

さて、我が日本は、、、どこに向かうのでしょうか。

上記の写真は数年前スイスに旅した時のものですが、”わあ凄い なんと美しい”、、と自然の美しさばかりにただ感動しただけの旅でした。

今度行けたら、是非岩山をくり貫いた要塞でも見たいものです。

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