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高橋冨士信 fj鷹@gmail.com

台湾・琉球・日本列島が台風の防波堤として踏ん張っている

2016年10月05日 | 時事・歴史
以前に日本列島は東アジア地域の台風の防波堤?
において本ブログが指摘したことが何故か本年の台風の変化球でかえって如実に見えてきたようだ。

台風18号は昨晩までの予想では、玄界灘付近を通過して日本海通過というコースから北にずれてしまい、済州島をカテゴリ4でかすったあと、半島をなめるように進み、釜山付近にカテゴリ3で上陸して、相当の被害を出しているようだ。

今回のコースの特徴は、巧妙に台湾と琉球諸島の隙間をぬけることでカテゴリ5の最大勢力を維持したまま、東へ向かわず北側の済州島付近を通過して、半島をなめるように釜山付近に上陸してから日本海へ抜けつつある。

やはり本年の台風進路コースは例年とは微妙に違っているようだ。通常は台湾・琉球・日本列島が台風の防波堤の役割を果たして、台風を減衰させているが、今年のように、これらの防波諸島を巧妙に抜けてしまうと朝鮮半島や中国本土に強い勢力で台風が上陸して予想以上の被害がでることとなる。

朝鮮半島南部をなめるように進行したことにより減衰し早めに温帯低気圧に変わった。石川県・新潟県・山形県への史上初めての台風上陸はまぬがれたといえる。今年は朝鮮半島南部が防波堤の役割の一部を果たしてくれたといえるだろう。

地球温暖化か何かは原因は不明であるが、今まで上陸しなかった石川県・新潟県・山形県などの日本海側からの台風の直接上陸のコースが繰り返すようになってきていることは、不気味である。
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