Travel Diary

街歩き日記

モスクワ・サンクトペテルブルグ 個人旅行 (7) - 番外編

2010-09-11 01:05:45 | 海外旅行
モスクワ・サンクトペテルブルグ旅行で気が付いたことをいろいろ、とりとめなく。

<旅行準備>
ロシアが自由化されたといっても、やっぱり個人旅行するには面倒くさい手続きの多い不便な国。
まず、ビザが必要。そのビザの取得には、事前に交通機関やホテルの予約と支払いを済ませ、その証拠である「バウチャー」を発行してもらう必要があります。他国なら、自分自身で、エアチケットとホテルをインターネットで予約して後は自由に行動!ということができますが、ロシアではそれは不可能。
あれこれ調べてみましたが、結局、ロシア専門の旅行会社に手配を頼みました。金額的にはそれなりでしたが、ロシアの慣行に通じている会社だけあって、難しいロシア個人旅行もスムーズにいくことができました。ヨカッタヨカッタ。

<ロシアの治安>
今回の旅行で一番心配だったのは、治安。外務省のHPにはロシアの治安についてかなり不安な文面も。社会主義体制が崩壊して、経済格差が生まれたせいか、窃盗などの犯罪行為は頻発しているよう。さらに、公の立場にある警官や空港職員までも犯罪に加担しているらしい。また、国内情勢も不安定でテロの危険もあります。とにかく、日本とは違う国だということを意識して、注意して行動するしかありません。

<物価について>
ロシアでは観光客(富裕層)からお金を絞り取ってやろうという感覚が強いように思われます。バウチャー制度があって日本で手続きする以上、ホテル代など現地値段よりはかなり高額なっているようですし、観光施設やタクシーなどでも「観光客値段」というが一般的のようで、「安く観光する」というのはなかなか難しいようです。
一般的な物価も、それなりに高いですね。現在のかなりの円高状況下で、ほぼ物価水準は日本と同じです。
例:ミネラルウォーター750mlが120円くらい、昼食が1,000円くらい、美術館などの入場料が1~2,000円くらい。
ただ、メトロの値段は何処まで行っても100円くらいですので、これは安かったです。

物はあふれていましたね。高級ブランドもあり、日本車を始め多くのカーディーラーもあり、町のスーパーや小売店でも物は潤沢にありました。お金さえ出せば何でも買える、逆言えば、お金がなければ何も買えないみじめな暮らし。これが窃盗の多い原因かもしれません。

<気候について>
2010年8月中旬のモスクワは異常気象に見舞われ、連日35度を超す猛暑でした。寒い国なのでエアコンのない建物も多く、熱中症による死者も多発。さらに、熱波の影響で町中スモッグにおそわれるという事態も発生。
しかし、私が訪れた9月初旬はその熱波も去り、もはや日本の晩秋の気候。雨も多く、暗く、寒い印象。外出にはコートと傘が必携でした。


<歴史と文化>
ロシアの歴史については若干でも予備知識があると旅行が楽しめます。ただ、ソ連時代の記憶(特にスターリン時代)は、ロシア人自身が消し去りたいのでしょう、モスクワの歴史博物館にもその時代の記録などほとんど展示されていませんでした。「ロマノフ王朝の栄光」が強調されていたように思います。
音楽や文学、バレエなどに強い興味があれば、ロシア旅行もさらにワクワクしたものとなると思います。


<トイレ事情>
どうしても書いておきたいトイレ事情。とにかく美術館や博物館といった公共の場所であっても、便座のないトイレやドアの鍵の壊れたトイレなど頻繁に出くわします。(すぐ修理しようよ…)公衆トイレもありますが、怖くて利用できなかった。唯一利用した駅のトイレには、便座どころか便器もなく(日本の和式トイレみたいな感じ)どうしていいか途方に暮れてしまいました(最後は和風に利用したけどそれでよかったのかな?)
とにかく、トイレ事情は悪い。まず数が少なし、紙も固いし、古くて暗いところも多いし(G8のメンバーの先進国としてどうなのかな~?)。
なるべく、ホテルやレストランのきれいなトイレを利用するようにしましょう(特に女性のかた)。

<参考になるブログ>
http://ameblo.jp/his-russia/
http://tumjpn.blog48.fc2.com/

<参考にした本>
地球の歩き方 ロシア(10~11年版)


新個人旅行 モスクワ・サンクトペテルブルグ

るるぶロシア モスクワ・サンクトペテルブルク

・現代ロシアを読み解く―社会主義から「中世社会」へ (ちくま新書) 袴田 茂樹 (著)

「ロシア社会」を、ロシア人がもつ倫理観や規律意識という内面から解き明かそうと試みを描いた本。ロシアの街角に立ってみると、この本の言わんとするところがよくわかるような気がします。

・図説 ロシアの歴史 (ふくろうの本) 栗生沢猛夫 (著)

ロシアの歴史の概略を勉強するために。

・やってくれるね、ロシア人!―不思議ワールドとのつきあい方 亀山 哲郎 (著)

カメラマンの亀山氏によるエッセイ。ロシアの辺境の地まで足を伸ばして見聞した「ロシア的」なことを、ユーモラスに描いています。

スペードの女王・ベールキン物語 (岩波文庫) プーシキン (著), 神西 清 (翻訳)  ロシア口語による詩作を確立したプーシキン。トルストイよりドフトエススキーよりロシア文学にとって大きな足跡を残したと考えるロシア人も多いらしい。

坂の上の雲〈1~8〉 (文春文庫) 司馬 遼太郎 (著) 日露戦争を主題とした小説。「ロシア人」という人たちに関する司馬遼太郎流の解釈・解説が面白い。

罪と罰 ドストエフスキー (著) サンクトペテルブルグを舞台にした小説。現地を歩くとリアリティが増します。
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モスクワ・サンクトペテルブルグ 個人旅行 (6) - 観光施設編

2010-09-10 09:43:36 | 海外旅行
観光施設については、ガイドブックの方が詳しいので、参考まで。

<クレムリン・赤の広場>
モスクワを代表する観光地。
クレムリン入館・武器庫(宝物館)への入場は長蛇の列と聞いていましたが、14時ごろ入場券販売所にたどりついてみたら、そんなこともなくすんなり入れました。武器庫は時間制で、チケット購入することになってますが、こちらもすぐ入館できました。運が良かっただけかな?入場料はカード支払いOK。
大統領府に期せずして近づいてしまったら、警察官に厳しく警告されました。コワカッタ。


<エルミタージュ美術館>
こちらも入館まで1時間かかるという噂を耳にして恐れていたのですが、そんなこともなく、すんなり入館(火曜日の午前10時半過ぎでしたが…)。とにかく広いので、予め見たいものを厳選してルートを考えておく方がよい(急ぎ足でコンパクトに見たつもりでも2時間以上かかりました)。ツアーガイドもあります。入場料カード支払いOK。入場料400ルーブル+カメラ撮影許可200ルーブル。


<ペテルゴフ>
ピョートル大帝の別荘。庭園と建物が美しい。エルミタージュ美術館前から直結フェリーが出ていて便利(往復800ルーブル・現金のみ、運航時間35分)。入園料350ルーブル(カード可)。大宮殿入館料520ルーブル(現金のみ)。
ただ、私が行った日はすごい雨と風の強い日でしたので、途中の海も大荒れ。庭もあまり堪能することはできませんでした。ちょっと残念。


<血の上教会>
320ルーブル(カード可)。内部のモザイク画が素晴らしい。


<宮殿劇場>
エルミタージュに隣接した劇場。元々は、皇帝一家の私設劇場だったところを観光客用に転用。バレエ・ジゼルを見ました。450席のうち50席分が地元民用、残りが観光客用。入場料も地元民と観光客では違うらしい。私は3000ルーブル払いました。8時開演・7時開場。座席は自由席。早い者勝ちです。

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モスクワ・サンクトペテルブルグ 個人旅行 (5) - 乗り物編

2010-09-09 08:09:38 | 海外旅行
<メトロ>

モスクワは地下鉄(Метро)が発達した都市です。観光施設に行くのにもメトロを利用して出かけられ、とても便利です。表示はすべてロシア語ですが、丁寧に読めば行き先はしっかりと書いてありますので、乗換などはあわてず乗り場を確認して乗車するようにしましょう。(頻繁に運行しているので、1~2台後の電車に乗っても大丈夫です)
サンクトペテルブルグでは、さほどメトロは発達していません(4路線のみ)。エルミタージュ美術館など観光施設とメトロの駅もちょっと離れています。ただ、タクシーの利用がとても難しいので(後述)、やはりメトロを利用する機会も多いと思います。こちらは英語表記があります。

地下鉄は非常に混雑していて、スリや置き引きも多く注意が必要です。また、2010年3月にはモスクワの地下鉄で自爆テロもありました。国内問題で情勢が不安定なロシアでは、どんな危険があるかわかりません。日本と同じ気持ちではなく、周りに十分気を配って、注意して利用しましょう。

<メトロの乗り方>
「Касса(切符売り場)」でチケットを買います。1回券のほか、回数券もあります。モスクワの地下鉄、2010年8月現在は、1回券は26ルーブル。市内同一料金で、乗るときに改札を通れば、降りるときにはチェックはありません。改札には切符読み取り機が付いていて、カードを読み取り機部分にタッチするとその横に着いている信号が赤から青に変わり、改札を通ることができます。
サンクトペテルブルグのメトロは、一回乗車の場合ジェトンといわれるコインのようなものを乗車券として渡してくれます(22ルーブル)ので、改札の投入口にジェトンをいれると、改札を抜けられます。出口は「Выход」。そちらを目指して歩けば、外に出られます。

   Касса


   長~い地下鉄ホームへのエスカレーター。速度も信じられないくらい早いので気をつけて。


   鉄の塊といった風情の古い地下鉄。騒音も相当うるさいです。


   運転はかなり乱暴です。車内では棒につかまるなど、転倒防止に注意しましょう。

<バス・タクシー>
バスはサンクトペテルブルグで一度利用しただけ(現地の人の案内で)なので、あまり事情はよくわかりません。車掌さんがいて中でお金を払いました。サンクトペテルブルグはメトロよりバスの方が便利みたいでした。ロシア語が読めれば、利用価値は高いだろうなと思いました。

サンクトペテルブルグのタクシーは、交渉制。メーターがあってもいい加減。ボッタくられた話もあまた聞きます。そこで、タクシーに乗る時は行き先と値段を必ず乗車前に交渉して乗ること。流しのタクシーは白タク(無許可タクシー)がほとんどらしく、特に態度も悪い。さらに観光客とみると不当に高額な料金を請求してきます。タクシーを利用するときは、ホテルなどで呼んでもらう、ロシア語のできる人に交渉を手伝ってもらうなど工夫が必要です。
 ちなみに、私がロシア人の知人にタクシーの交渉を頼んだ時は、「自分がタクシーと交渉している間は、ちょっと離れたところに立っていて。日本人が乗ると運転手が知ったら、高くふっかけられるから」と言われました。地元民価格と観光客価格はかなり違うようです。ホント、疲れます。

一方の、モスクワでは別の意味でタクシー利用には注意したいところ。何といってもモスクワは渋滞がひどいのです。見たこともないような渋滞が延々つづいています。予約や予定の時間が決まっているときはメトロを利用した方がいいでしょう。

<長距離列車>
モスクワ-サンクトペテルブルク間の移動には夜行列車(11:59発→8:00着)を利用しました。
チケットは日本で手配。16,000円くらいで、東京-大阪の移動と同じようなイメージでしょうか。昼の特急列車(3時間くらい)もあります。


モスクワの長距離駅は行き先によって変わります。最終目的地の名前が駅名なので、サンクトペテルブルグ行きはレニングラード(サンクトペテルブルグの旧名)駅。ちなみにサンクトペテルブルグにあるモスクワ線の終着駅はモスクワ駅。ちょっと混乱しますね。
駅には売店などもあります。トイレは有料でありますが、乗車券を見せれば無料で利用できます。ただ、ちょっと利用を躊躇するような形態をしてますが…。(トイレ事情は別項で書きますね)

 (サンクトペテルブルグの「モスクワ駅」構内 西欧からシベリアまでの鉄道路線図がありました。
  ユーラシア大陸の端から端まで鉄道で行けるんですね~~~)

2等寝台は4人で一部屋のコンパートメント。室内にガス入り水と軽食、スリッパ・歯ブラシが置いてあります。内側からカギをかけることができますが、貴重品は絶対に身体から離さないようにしましょう。お湯は無料でもらえます(廊下にサモワールと呼ばれる給湯器がある)。車掌に紅茶など頼むこともできます(有料・1杯25ルーブル)。トイレも各車両に2か所、きれいです。

 (お茶をいれてくれる車掌さん)

長距離列車の駅には改札口や発車合図などはありません。ホームを探して自分で列車の所まで行きます。各車両には車掌がいて、発車15分前くらいに乗車列車の入口で検札があり、そのまま乗車。ほぼオンタイムで運行していました。

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モスクワ・サンクトペテルブルグ 個人旅行 (4) - アエロフロート・空港編

2010-09-08 19:29:56 | 海外旅行
<日本とロシアを結ぶエアラインについて>
日本(成田)とモスクワを結ぶ直行便は、アエロフロート(毎日就航)とJAL(週3回就航)です。
関西空港からは直行便は無く、大韓航空やフィンランドエアなどで乗り継ぎが必要です。
今回は、直行便・毎日就航という点を重視し、アエロフロートを選択。何かと悪評(?)の多いアエロフロートでしたが、何とか無事帰国することができました。ヨカッタヨカッタ。
ちなみに、この成田-モスクワ間のアエロフロートは、モスクワ-日本往復の航路ではなく曜日によって最終地点がロンドン行き、パリ行きなど変わる路線。すなわちモスクワはあくまでも中継地点扱いなのです。というわけで、私の場合、行きはパリ行き、帰りはロンドン発というラインの利用でした。華やかなパリに行く人達やエキサイティングなロンドン帰りの人たちと、モスクワ(ロシア)利用の人とは心なしか雰囲気も違うような…? ま、気のせいでしょうね。


<アエロフロート・往路 成田→モスクワ>
12:00成田→17:00モスクワ・シェレメーチエヴォ国際空港(Международный аэропорт Шереметьево) フライト時間 約10時間

エコノミーでは、機内食は2回。離陸して1時間くらいで一回目の食事。食事の前にドリンク(ジュース・コーラ・スプライト・水など)ガ配られます。アルコールは有料(ワイン5ドル)。そのあと食事(魚かチキン)。食後にコーヒーか紅茶のサービスがあります。

離陸後半分を過ぎて、スナックタイムがあり、アイスクリーム(抹茶かバニラ)。とても美味しかった。
着陸2時間くらい前に、もう一回食事。1回目と同じパターンでドリンクサービスがあります。後は特に何にもサービスは無いので、のどが乾いたら自分でCAのところへ飲み物をもらいに行きましょう。


最後の食事が配られた後、出入国管理カードが配られます。重要な書類ですので間違いのないよう記入しましょう。

<モスクワ・シェレメーチエヴォ国際空港>
シェレメーチエヴォ国際空港は、アエロフロートのハブ空港(モスクワには4つ空港があって、JAL便などとは別の空港です)。そのDターミナルは、2010年初めにリニューアルされた最新の施設。英語表示も万全。特に迷うこともありません。古い・暗い・汚いのイメージを覆す新しい建物です(でも、トイレの鍵が壊れていたり…ある意味ロシアという期待を裏切らない部分がありますが)。
ボーディングブリッジから、空港施設に入ると、internationalの乗り継ぎと入国審査の二つのルートがあります。入国審査には恐ろしく時間がかかる(1時間くらい)というHPの書き込みなど見ましたが、私の場合は、拍子抜けするほど早くすみました。ただ、荷物はなかなか出てきませんでした(理由は後述)。通関は、Green Channel(申告なし)だったせいかあっけなく終わりました。
というわけで結局、空港に着いてから外に出るまで、1時間くらいかかったでしょうか?さらに、市内までは送迎を依頼していたのですが、大変な渋滞で時間がかかりました。17時過ぎに飛行機が着陸してから、最終的に市内のホテルについたのは、19時半ごろだったと思います。

<アエロフロート・復路 サンクトペテルブルグ→モスクワ→成田>
サンクトペテルブルグ 15:55→モスクワ 17:25
モスクワ 19:40→成田 10:00 フライト時間 約8.5時間

帰りは、サンクトペテルブルグから国内線でモスクワへ、モスクワから国際線成田というルートを利用しました。
<サンクトペテルブルグ・プルコヴォ空港(Аэропорт Пулково、Pulkovo Airport)>

国内線ターミナルは「ソ連」のイメージが残る、暗く、古く、小さな空港。トイレも小さくて、行列ができてました。トイレの扉は案の定鍵が壊れているのがあったし、エスカレーターも止まっていたし(壊れていた?)、買い物できそうなところもほとんどないし…。まあ、ロシアらしいと言えばロシアらしい空港ですね。雨の中タラップまで歩いて行きました。タラップ使って飛行機に乗るなんて何年ぶりかな~。

一時間余りのフライトでしたが、軽食が出ました。

<モスクワ→成田>




食事は往路と同じパターン。使用航空機はエアバスA330-200 。2-4-2の座席なので、わりあい楽でした。それぞれにモニターが付いた機種で、モニターでは映画・音楽・ゲームができました。USBのジャックもありました。CAさんたちは、何というか大らかというか大雑把というか、やっぱりロシア的。通路に身体が若干出ていると、CAさんに突き飛ばされたり、ワゴンをぶつけられたりします。トホホ…。

国内線から国際線の乗り継ぎは実にスムーズ。モスクワの空港で荷物を受け出したら、すぐ横にある国際線乗り継ぎカウンターで手続き。さらに出国審査を受ければOK。乗り継ぎ時間は2時間くらいあれば十分です。
ただし、テロ対策で、サンクトペテルブルグでもモスクワでも身体検査は厳しかったです(靴も脱いで検査する)。

免税店は小さめ。免税店では価格はユーロ表記。もちろんルーブルやドルも使えます。カフェはルーブル表記でした。

<預け入れ荷物のトラブル>
ロシアへの飛行機旅行で注意する点は、何といっても、預け入れ荷物を荒らされる危険性があること。空港係官もグルになっていて、預け入れ荷物から盗みをするという噂。とにかく、貴重品はもちろん、デジカメの充電器やドライヤーといった電化製品など荒らされる危険性があるものは一切預け入れ荷物に入れず、手荷物で持っていきましょう。ロストも多いらしいので、着替え一回分も手荷物で持って行った方が安心です。
私は、そういう用心をしたにもかかわらず、行きのモスクワ空港で預け入れ荷物が鍵を壊された状態で出てきました。私の荷物が、飛行機からなかなか出てこなかったのはそういうことを係官が裏でおこなっていたせいだったようです。(衣類以外何も入っていなかったので、特に被害はありませんでしたが)被害を防ぐためには、2重に鍵をする、鍵の上からガムテープで巻く、などさらなる工夫が必要だったようです。

ロシア・現地の人も、この盗難被害にあうらしく、サンクトペテルブルグ空港では写真のようなサービスが実施されていました。

鞄全体をラップで巻いて、盗難防止をするシステム。私も帰路にはこのサービスを利用しました。200ルーブルかかりましたが、これを利用したおかげか、帰りは何の被害もなくすみました。
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モスクワ・サンクトペテルブルグ 個人旅行 (3) - レストラン・サンクトペテルブルグ編

2010-09-07 06:43:57 | 海外旅行
<emeria>
≪емеая≫
土地の人に連れて行ってもらったレストラン。ネブスキー大通り沿いのロシア料理店。並べてあるお惣菜を注文していくカフェテリア・スタイル。量り売りなので量の調節ができる。味はまあまあ。値段はお手頃。スピーディに食事ができて、お手軽。
http://www.emelya-cafe.ru/

 
   
 ↑写真をクリックしてね、大きくなります。

〔予算〕500ルーブル程度(軽めのディナー アルコールなし)
〔地図表示〕 こちらをクリック
〔参考ブログ〕http://tumjpn.blog48.fc2.com/blog-entry-260.html


<Dve palochki>
≪Две палочки≫
メトロ・ネブスキー・プロスペクト駅近く。大通りに面した人気日本料理店。昼時はロシア人で満席です。入口の女性に席をさい配してもらうシステム。外は喫煙・店内は禁煙。ロシア人にはサーモンの寿司が人気の様子。写真付き英語メニューあり。英語も少し通じます。http://dvepalochki.ru/


Noodle with chicken and shrimps 240p/Noodle soup with shrimp 190p
〔住所〕Nevskiy prospekt 22 Sankt-Peterburg,
〔電話〕+8 812 493 4845
〔営業時間〕11.00-6.00‎
〔予算〕500ルーブル程度(ランチ)
〔地図表示〕 こちらをクリック


<Coffee shop company sennaya square店>
メトロ・Sennaya Square駅近く。ショッピングビルの一階にあるコーヒーショップ。テイクアウトもできます。朝はモーニングセットがあります。写真付き英語メニューあり。市内各所に支店あり。http://www.godunov.net/



〔住所〕Tk "Sennaya"Efimova str. 3 St. Petersburg, RU
〔予算〕200~300ルーブル(モーニング)
〔地図表示〕 こちらをクリック


<5 O`CLOCK>
≪магазин чая и кофе≫
お茶(紅茶・中国茶・日本茶)を中心としたカフェ。不思議の国のアリスをモチーフにしているところから英国風カフェをイメージしていると思われる。隣接してお茶の小売りをしている専門店があります。ゆっくりお茶するのに良いお店。英語メニューあり。http://www.5oclock.ru/
 

アッサム・ティー 90p

〔住所〕переулок Крылова, 2/22, г. Санкт-Петербург, Россия
191011 Гостиный двор駅から140m
〔電話〕8 (812) 310-67-46
〔営業時間〕平日10.00-21.00 土日11.00-21.00‎ 
〔予算〕90ルーブル(紅茶一杯分)
〔カード〕AMEX master Visa MC
〔地図表示〕 こちらをクリック


<Gastronome>
≪гастроном≫
リキ・モイキ通りとマルソヴォ・ボレ通りの角。半地下にあるカフェ。店内はおしゃれでいい雰囲気。周りは高級住宅街。ビジネスランチは、バイキング形式。メインは一種類(この日はハンバーグみたいなものだった)だけですが、サラダやスープ、デザート・果物など種類豊富。パンも自分でカットする。お茶も飲み放題。これで320ルーブルはかなりお得。エルミタージュ美術館から徒歩10分くらいでしょうか?お向かいの公園も素敵。




〔住所〕naberezhnaya reki Moyki, 1, gorod Sankt-Peterburg 191186
〔電話〕+7 812 314 38 49
〔営業時間〕11.00-6.00
〔予算〕320ルーブル(ビジネスランチ)
〔地図表示〕 こちらをクリック

<Ye Olde Chelsea Arms>

リムスキーコルサコフ通りとサドヴァヤ通りの角に立地するイングリッシュパブ。
夜はパブ、昼はカフェと利用価値高し。料理もおいしい。滞在したホテルに近かったので、ディナーとランチ、2回も行ってしまいました。夜は、ビールのほか、ウォッカ各種も楽しめます。料理は、チャイニーズ・ビーフ(牛肉のオイスターソース炒め)、fried squid(イカのリングフライ)など居酒屋風メニューもあり、どれもvery good。昼はもちろんビジネスランチ。値段も安くて味も良い。おすすめのお店。英語メニューあり。英語もまあまあ通じます。


ビジネスランチ(サラダ・スープ・豚肉のチーズトマト添え焼き・パン・紅茶) 189p
〔住所〕пр. Римского-Корсакова, 1 ул. Садовая St. Petersburg,
〔電話〕 78125726079
〔予算〕1000ルーブル(ディナーとアルコール) 189ルーブル(ビジネスランチ)
〔地図表示〕 こちらをクリック
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モスクワ・サンクトペテルブルグ 個人旅行 (2) - レストラン・モスクワ編

2010-09-06 08:13:50 | 海外旅行
<レストラン・モスクワ編>
モスクワで立ち寄ったレストランやカフェの思い出

<レストラン ゴドゥノフ>
≪Ресторан Годуновъ в Москве≫
http://www.godunov.net/
ボリショイ劇場・革命広場近く。元修道院の食堂を改装したレストラン。モスクワ在住のロシア人から推薦された店。本格的ロシア料理が食べられます。英語メニューあり、英語も通じます。店員さんの衣装も伝統的でかわいい。夜9時からは、ロシア民謡のショーもあります。



ボルシチ borsch 420p


季節のサラダ


キエフ風カツレツ chicken a la Kiev 920p


ビーフストロガノフ beef stroganoff 980p

〔住所〕Москва, Театральная площадь, 5
    メトロ 劇場・革命広場 Театральная, Площадь Революции近く
〔電話〕698 4480、698 4490
〔営業時間〕12:00~24:00
〔予算〕2000~3000ルーブル(ディナー価格 含:アルコール)
〔地図表示〕 こちらをクリック


<カフェ ノルマ>
≪Норма, Кафе≫
http://www.cafenorma.ru/
赤の広場から200メートルあまり。ランチで利用。12:00から16:00にはリーズナブルなビジネスランチがあります。夜はクラブになる様子。



(ビジネスランチ 210p 白身魚のソテーお米添え・クバス(麦を発酵させたロシア独特の飲み物)の冷たいスープ・タイ風ラサラダ・紅茶)

〔住所〕Никольская улица, 4/5, г. Москва, Россия 109012
   メトロ革命広場(Площадь Революции)から170m
〔電話〕(495) 698-38-09
〔営業時間〕11:00~
〔予算〕 300p(ランチ価格)
〔地図表示〕 こちらをクリック




<ル・パン・コティディアン レスナヤ店>
≪Le Pain Quotidien≫
http://lpqrussia.com/index.php?link_id=116〈=eng
ベルギー・ブリュッセル発のおしゃれカフェ。ナチュラルな内装で居心地がよい。市内各所に支店あり。
英語メニューあり、英語若干通じます。コーヒーだけでなく朝食・ブランチ・ランチ利用もいずれもおすすめ。テイクアウトもできます。参考ページ:http://allabout.co.jp/gourmet/bread/closeup/CU20100304A/
 
                                  カフェアメリカーノ 95p

〔住所〕m. Belorusskaya Lesnaya street, 5 McKinsey Building
〔電話〕+7 (495) 649 70 50
〔営業時間〕7:00~24:00
〔予算〕 300~500р(ランチ価格)
〔地図表示〕 こちらをクリック


<ヤキトリヤ ベラルーシスカヤ店>
≪Якитория» м. Белорусская≫
http://www.yakitoriya.ru/
地下鉄ベラルーシスカヤ駅近く。ホテルから歩いて偶然探しあてた店。周辺の店の中でも、突出して客数が多かった(もちろん皆ロシア人!)し、ファミリーやカップルが多かったので安心かな?と思い、戦々恐々としつつ飛び込みで入店。
後で調べてみたら、「ヤキトリヤ」は1999年にオープンしたモスクワではかなり有名な日本食居酒屋チェーン店で、市内にも多く支店があります。店名は「ヤキトリヤ」ですが、メニューは寿司・居酒屋料理・ピザまで何でもあり、内装もファミレス風で明るい感じ。
価格も一品300ルーブルぐらいでお手頃。ビールやつまみを頼んで一人1000から1500ルーブル位。
メニューは写真付きで注文しやすい。英語メニューもあり、店員も英語は少し通じます。
味は、まあ「外国で食べる日本食」ですが、日本人にとっては便利で安心な店といえるでしょう。


エビの塩ゆで、タコの和え物

鮭のステーキ

〔住所〕1-я Тверская-Ямская улица, 29, стр. 1, г. Москва, Россия 125047 
〔地図表示〕 こちらをクリック
〔電話〕8 (495) 250-53-85
〔営業時間〕月~日 11:00~6:00
〔予算〕1000ルーブル程度(ディナー価格 含:アルコール)

<スターバックスコーヒー White Square Business Center店>
≪Starbucks Coffee≫
スターバックスコーヒー。本日のコーヒー(普通サイズ) 175p。英語は若干通じます。マトリョーシュカの柄のオリジナルカップも売っています。お土産に良いかも。


〔住所〕10, Butyrsky Val, Moscow, m. Belorusskaya
〔電話〕+7 (499) 229-66-74
〔営業時間〕7:00~24:00
〔予算〕 175p~‎(コーヒー一杯分価格)
〔地図表示〕 こちらをクリック

<コーヒーマニア ベラルーシスカヤ店>
≪Кофемания на Белорусской ≫
http://starbuckscoffee.ru/en-US/_Our+Stores/
メトロ・ベラルーシスカヤ近く。洗練されたインテリアのおしゃれカフェ。トイレがこれほどきれいな店というのはモスクワでは珍しいかも(くだらないことで感動してごめんなさい)。英語メニューあり。英語も通じます。
 
カプチーノ 235p
〔住所〕ул. Лесная, д. 5 ДЦ "Белая площадь"часы работы:
〔電話〕(495) 788-67-91
〔営業時間〕8:00~24:00
〔予算〕200ルーブル~(コーヒー一杯分価格)
〔地図表示〕 こちらをクリック

<イングリッシュパブ>
正確な店名がわかりません。ごめんなさい(写真もピンボケですみません)。でもとってもいい雰囲気のお店。おすすめ。メトロ・ベラルーシスカヤ近く。英国パブ&スポーツパブ風。料理も美味しい。価格もリーズナブル。ただ、店員さんが少ないので注文してから料理が届くまで時間がかかります。英語メニューあり。英語も少し通じます。


 ソーセージ盛り合わせ


 鰊(herringニシン)の酢漬け

  
 チキンウィング                         ザリガニ(?)の塩ゆで


 ロシアワイン

〔予算〕1000ルーブル程度(ディナー価格 含:アルコール)
〔地図表示〕 こちらをクリック

<学食>
人に連れて行ってもらったので、場所も名前も全く不明。研究施設内にある学食のようなところ。紹介がないとこの研究施設には入れないみたいでした。でも、モスクワの普通の人の昼食の参考になると思って掲載します。味は微妙。ボリュームは満点。でも価格はこれ全部で165ルーブル。日本の学食と一緒で、安いですね。
 
 ホワイトシチュー・サラダ・骨付き肉のトマト煮込みマッシュポテト添え。

 
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モスクワ・サンクトペテルブルグ 個人旅行 (1) - レストラン・基礎情報編

2010-09-05 09:25:40 | 海外旅行
モスクワとサンクトペテルブルグへ旅行に行きました。難しい国ロシアでの個人旅行は大変なことも多くありましたが、その時の思い出をいろいろ記しておきます。

<ロシア・レストラン基礎情報>
モスクワでは基本的にあまり英語が通じません。特に年配の方はほとんど英語ができません。若い人も片言といった感じです。また、駅や公共の場所でも英語の表記案内もほとんどありません。したがって、レストランも英語メニューのないところが多く、初めは注文したりする上でちょっと苦労します。でも、周りの人の食べているものを観察して、指をさしたり(ちょっと行儀は悪いですが)、ゼスチャーで示せば何とかなります。
一方、サンクトペテルブルグは観光客慣れしているので、ある程度英語も通じます。英語の表記もたいていのところに書いてあります。お店のメニューも英語版を準備しているところがほとんどで、ここでの個人旅行は、モスクワに比べてだいぶ楽でした。

ロシア料理は、基本的に「前菜(サラダСалат)」「スープ(Суп)」「メイン」「デザート(ない場合もある)」「ドリンク(お茶Чай、コーヒーКофе、ジュースСок、など)」で構成されています。パンはたいてい無料で付いてきます。ロシア独特の黒パン(酸味がある)や白いパンがかごいっぱいに出てくるので、日本人なら十分すぎる分量です。提供される時間はかなり長く、食事には1時間くらいは最低でも見ておいた方がいいでしょう。ただ、昼時には多くの店(カフェ)で「ビジネスランチ」というものが用意されていて、これは価格も安く、提供時間も短いので、便利です。
 
 (ビジネスランチのメニュー この店はサラダ+スープ+メイン+ドリンク(お茶orジュース)で構成されていて 210pでした)

ロシアの食事処は、大別してレストラン・カフェ・ファーストフードに分けられます。レストランはかなり高級で、予算も2000pくらい。カフェは日本の「カフェ」よりは広範囲をカバーしていて、お茶やコーヒー以外にランチやディナーもあります。社会主義体制が崩壊して20年、今では外国資本のファーストフード店も多くあります。マクドナルドやスターバックスなどもあちこちにありますが、英語メニューがなかったりして注文にちょっと困ることもあります。また、街角のスタンドや露天などロシア版ファーストフード店もいろいろみつけられます。
 

モスクワでのレストラン探しはなかなか困難です。英語表記がないうえに、レストランの外観が意外に地味なので、なかなか見分けることが難しいということもその理由です。ガイドブックや地元の人(ホテルのコンシェルジェ)などに聞いていくなど工夫がいるでしょう。
  
(「Кафе」というのがカフェのこと)

支払いは、基本的にテーブルで。チェックを持ってきてくれるように頼むまで、ゆっくりおしゃべりしていても全くかまいません。支払いをしようと思う時に、担当の給仕に合図すればチェックを持ってきてくれます。大きなお店ならカード払いもできます。チップは基本的には必要ありませんが、特にサービスしてもらった・印象が良かったと思えば10%~15%程度のチップをあげると喜ぶでしょう。

基本的に喫煙には寛容。全面禁煙でない店も多く、分煙さえされてない店も多いです。

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