「せんぱい…」
二人きりの時にクルルくんが僕をこう呼ぶときは、
疲れているときか、甘ったれか駄々っ子になるとき。
背後から、腰に腕が回る。
「せんぱい…こっち向いて…」
僕は言われるがまま、クルルくんを見る。
キスをされるのかと思いきや、寸止めのまま数分この状態だ。
「せんぱい…寸止めくらって、物欲しそうなヤらしい顔してるぜ…」
「な…///」
「せんぱい…キスして欲しいの?」
「……」
「キスして欲しいのかっつってるんだよ」
「…キス…して欲しい…」
「大変良く出来ました。
でも、あと少しこのままだ」
「……!?」
「今、せんぱいの瞳に映ってるのは俺だけだ。
俺がせんぱいを支配してる。
俺の瞳には、何が映ってる?」
「僕…僕しか映ってないよ…」
「そうか…俺はせんぱい以外をこの瞳に映したくない。
だから、せんぱいも、俺以外映さないでくれ。
お願い…俺以外映さないで…お願いだ…」
「僕、もうクルルくんしか見えないよ…」
「そうか…ならよかった。でもまだこのまま…
せんぱいに映ってる俺、もうちょっと見ていたいから…」
クルルくんの瞳に映った僕は、
とても幸せそうな顔をしていた。
このまま、吸い込まれたって構わない。君を僕で完全に支配したい。
Fin
【あとがき】
たまにはこういうネタもドロロ視点で。
いやぁ~難しいなぁ…
二人きりの時にクルルくんが僕をこう呼ぶときは、
疲れているときか、甘ったれか駄々っ子になるとき。
背後から、腰に腕が回る。
「せんぱい…こっち向いて…」
僕は言われるがまま、クルルくんを見る。
キスをされるのかと思いきや、寸止めのまま数分この状態だ。
「せんぱい…寸止めくらって、物欲しそうなヤらしい顔してるぜ…」
「な…///」
「せんぱい…キスして欲しいの?」
「……」
「キスして欲しいのかっつってるんだよ」
「…キス…して欲しい…」
「大変良く出来ました。
でも、あと少しこのままだ」
「……!?」
「今、せんぱいの瞳に映ってるのは俺だけだ。
俺がせんぱいを支配してる。
俺の瞳には、何が映ってる?」
「僕…僕しか映ってないよ…」
「そうか…俺はせんぱい以外をこの瞳に映したくない。
だから、せんぱいも、俺以外映さないでくれ。
お願い…俺以外映さないで…お願いだ…」
「僕、もうクルルくんしか見えないよ…」
「そうか…ならよかった。でもまだこのまま…
せんぱいに映ってる俺、もうちょっと見ていたいから…」
クルルくんの瞳に映った僕は、
とても幸せそうな顔をしていた。
このまま、吸い込まれたって構わない。君を僕で完全に支配したい。
Fin
【あとがき】
たまにはこういうネタもドロロ視点で。
いやぁ~難しいなぁ…