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[TGS 2009]「ロードス島戦記」でおなじみ水野良氏も

2011-03-28 10:08:38 | 日記






 9月25日,ゴンゾロッソが運営する純国産MMORPG「アルカディアサーガ」のカンファレンスが,会場内メインステージにて開催された。ステージには同作の主要関係者らが集まり,今後のサービススケジュールや開発秘話などについて語られた。

 この日に登場した関係者は,本作のプロデューサーを務める大瀧道華氏,音楽を担当する崎元仁氏,スーパーバイザーを務める水野良氏,NHN Japanの田代克行氏,ガンホー?オンライン?エンターテイメントの越智政人氏の5名。
 本作は正式サービスの開始と同時に,「ハンゲーム」及び「ガンホーゲームズ」との提携を行う予定である。田代氏と越智氏は,その両社を代表してステージに立ったというわけだ。

 田代氏は,本作が国産MMOタイトルということもあり,今回の提携についてかなり意欲を燃やしているご様子。長年ゲームポータルを運営してきた経験から「オンラインゲームは運営が重要」と考えており,そのためにゴンゾロッソへは積極的にフィードバックを行っていきたいと語っていた。もう一方の越智氏も,「パンドラサーガ」に続く2タイトル目のタッグとして,これまでの経験を存分に生かしていきたいとのことだ。








 今回のカンファレンスは,東京ゲームショウのビジネスデイに行われたものだが,CBT応募者からも約50名がステージに招待されている。そういった一般プレイヤーが,現在最も知りたい情報となると,やはり今後のサービススケジュールに関してだろう。
 ニュース記事でもお伝えしたが,第二回のクローズドβテストの日程は,10月15日と発表された。テスターの募集方法についても近日中に追って発表するとのことで,注目しているファンは定期的にチェックしておこう。







 同時に,次回のCBTにて実装されるコンテンツについても,いくつか紹介された。なかでも目玉といえそうなのは,本作の大きな特徴である「ハウジング」関連である。本作のハウジングは,建てた後もモンスターである“亜人”に壊されてしまうなど,建てて飾りつけを行う場所に留まらない構想を持っている。その一端が,次のCBTでついに明らかにされるのである。これは期待するなというほうが無理というもの。

 そのほかにもゲームシステム関連でいくつか追加や調整が入る予定だ。カンファレンスで明らかになった情報としては,動物への騎乗システムが実装,実モンスターのAIが改善,画面の“回転”が可能になる,など。前回のテストからは着実に進化していることがうかがえる。








 崎元氏と水野氏からは,今回の仕事にまつわる裏話が明かされた。「ファイナルファンタジーXII」や「タクティクスオウガ」を始め,音楽の壮大さでは当代きっての人物として知られる崎元氏は,意外なことにMMOタイトルに携わるのは今回が初めてとのこと。今回担当したメインテーマ曲では,ファンタジーとしての壮大さを出しつつ,ポジティブなテイストにしようと考え,チェコでフルオーケストラで録音を行ったとのことだ。

 続いて「ロードス島戦記」などでおなじみの水野氏は,“スーパーバイザー”の肩書きに若干戸惑っているご様子で,具体的には世界設定にまつわる考証や,シナリオなどについて提案を行っているとのこと。水野氏は,これまでプレイしたオンラインゲームでは,すでに年単位のプレイ時間をつぎ込んでいるという。ゲーマーとして深く接するうちに,作り手側に立ちたいとの思いが膨れ上がってきていたそうだ。








 このような豪華な布陣で支えられて作っている本作について,プロデューサーの大瀧氏は,オンラインゲーム黎明期にあったような緊張感,そしてワクワク感を再現したいと語る。例えば街中でPKが行えたり,せっかく建てた家が破壊されてしまったりすることもあるが,そういった危険の先にある充実感を味わってほしいようだ。生粋のコアゲーマーにとっては興味を引く話ではないだろうか。








 本作はブース出展こそなかったものの,TGS 2009関連では数少ない,純国産のMMORPGである。そういった意味も含め,関係者をはじめコアプレイヤーからの注目度は大きいのではないだろうか。彼らの期待に存分に応えてくれるタイトルに育ってくれることを期待したい。







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