Xavi presentó su autobiografía en la mejor compañía
シャビ バルサに生きる(原書名:Xavi Autobiografia Mi vida es el Barça)、
ようやく読むことが出来た。
翻訳に携わった今井健策氏の多大な貢献に頭を垂れるとともに、
サイン会をよろしくお願いしますとこれまた頭を垂れに垂れたい。
本書でXavi Hernándezは
「ジャーナリストの仕事は彼らなりの意見を言うこと」
「それは尊重しなければならない」
「でも、そこに真実がないならば話は別だ」
と語っている。
おそらくこの本に記される内容に
ほっそりとした誇張や誤訳はあるだろう。
ただ、一切の嘘はない。
それだけとっても自叙伝の刊行は大変に意義のあることだ。
capter01 人生はバルサとともに
■代々受け継がれたサッカー遺伝子
■サッカー小僧・シャビ
■身体は小さいけれど
■父が教えてくれたこと
capter02 カンテラでのサッカー生活
■ロボ(アレビンA監督)の教え
■母へのプレゼント
capter03 ビラ(インファンティルA監督)と出会い成長した
■グアルディオラを目指して
※ビラ氏は当時のチャヴィを「君の背中を追う選手」と
グアルディオラに紹介した重要人物
capter04 激しくも思い出深いカンテラ時代
※ジェラール、バレンシアへ
■初のトップチーム召集
※「アモールとデラペーニャをミックスしたような選手」
※ジョゼ・モウリーニョ視察
※右手骨折上等のスーパー・プジョルマン登場
capter05 トップチームへの昇格
※Xxxxavi(シャァァァァヴィ)
■デビュー戦
※クラウディオ・ロペスの洗礼@メスタージャ
capter06 スペイン代表として
■ナイジェリアでの死闘(1999年)
※ガブリ≧ロナウジーニョ@1999
※大会最優秀選手はガブリ(⑦)かチャヴィ(⑧)のはずであったが
政治的なアフリカ大陸への配慮からセイドゥ・ケイタへ
■スペイン代表での紆余曲折
※アルベルダ+バラハ>>>チャヴィ+○○@Euro2004
capter07 偉大なる母
capter08 躍進したシドニー五輪
※エトーが爆発した
■英雄が去った後
※ペレスのずるさとガスパールの失態が招いた結果
capter09 僕が尊敬する選手たち
※そばでプレイしていたルイス・エンリケさえ驚きを隠せず、
「シャビ、今日のお前は最高だ!」
■正真正銘のクラック、リバウドの存在
※リバウド≧ジダン
リバウド>脛を蹴るジダン
■サッカーを楽しむことを重んじた監督、レシャック
capter10 もっとも辛かった出来事
■ファン・ファールとの再会と別れ
capter10 新たな時代へ
■自分の存在を印象付けた出来事
※ジオの暴虐に憤慨するチャヴィ
■ライカールト政権、新時代へ向けて
capter11 チームを変えたロナウジーニョ
※「楽しもう、シャビート! 楽しまなければ損だ」
■最高の技術の持ち主
capter13 サッカー人生最高のゴール
※イケル「シャビ、今日のゴールのことは一生許さないからな!」
■長い夜
capter14 夢のような時間
capter15 支えてくれる選手たち
■コクーは最も完成された選手
capter16 ケガから学んだこと
■当たり前のことができる大切さ
capter17 4度のチャンピオンズリーグ決勝
■運がなかった2006年ドイツワールドカップ
capter18 過信と大きな代償
■不協和音が、チームのバランスを崩す
■ライカールトの離脱
※セスクとのトレード話が浮上
capter19 欧州選手権での優勝
■決勝はサッカーをプレイする場所ではない
■カタルーニャ出身ということ
capter20 引退はバルサで
capter21 新監督・グアルディオラ
■グアルディオラの哲学がチームを変えていく
capter22 特別すぎる評価
※2008年FIFAワールドプレイヤー授賞式
※「まさか! ドイツは君がプレイするには簡単すぎるだろ!」
■ありがとうジョン・テリー
※ジオ、ラーション、クーペル、ヒディング、アンティッチ、
レーハーゲル、ケイロス、Morten Per Olsenなどが投票
capter23 メッシはスペクタクル
■愛すべきアルゼンチンプレーヤー
※maradona saviola
capter24 世界最高のフォワード
capter25 バルサのDNA
■世界最高のキーパー、バルデス
■カンテラが生んだ逸材たち
プジョル、ジダンといった選手に対する感想は
多くのメディアで見ることがあるが、この本の
素晴らしいところはコーチや家族に対するものが
掲載されている点にある。
いかなる家庭で育つとチャヴィのような優れた
クラック・バルセロニスタが育つのか。
二人の兄や父など、技術面での成長を促した存在はもちろん
生粋のクラブ信者である彼の祖父(ジャウメ)や母親などとのやりとりは
時に過剰とすら言われるチャヴィ・エルナンデスの
”バルサ愛”、”真っ当なフットボール愛”の形成過程を
推し量る上で大変貴重な参考文献になっている。
1993-94シーズンのチャンピオンズ・リーグ決勝翌日に、
カデーテカテゴリの練習でジョアン・ビラ氏が行なったという
試合分析も冷静かつクラシカルで面白い。
ミランは戦術的にバルセロナを上回っており、
攻撃の起点となるパスコースを全て塞いでいたという。
具体的にはグアルディオラにマンマークをつけることにより
チームから孤立させることに成功。
前線のロマーリオはスペースを消されボールも受けられず
バケーロはデサイーに押さえ込まれていた。
『攻撃をどうすれば防げるか』を考え抜いた
サッキ・ミランによるミランの戦術勝ちだっと、とのことだ。
翌日にこのクオリティの分析を子供にわかりやすく教える。
さすがは一流クラブを支える下部組織のコーチだ。
チャプター7「偉大な母」では
当時話題に上った『チャヴィ、ACミランへ移籍か?!』
の舞台裏がうかがい知れ、大変に興味深い。
=======
金額提示以外でガリアーニ副会長が父に見せてきたのは、
当時の監督だったザッケローニが手書きで書いた
ミランの理想フォーメーション図だ。
そこには4-2-3-1のポジションが組み込まれ、
『2』の部分にアルベルティーニと僕の名前が記されていた。
つまり、ダブルボランチとしてのポジションを
約束するというものだった。
↓
玄関で待ち構えていた家族
「もう話す必要もない。決まっているだろ。移籍するんだ」
↓
母「ノー、ノー、シャビ。あなたはバルサに残る。それだけよ」
========
さすが当事者だけあって、
時系列に沿った細かい描写は手に汗を握らざるを得ない。
本書において個人的には
最も緊迫感のある一節だ。
唐突に現れる現代表監督アルベルト・ザッケローニの名前も
緊張感に華を添える会心のエピソードだ。
改めてチャヴィ母の働きはバロンドール級であると認めざるを得ない。
お母上のいる方角には足を向けて眠れなくなってしまった。
心の底から「グラシアス、マミー」だ。
エピソードについては、このクラスの選手になると
そのほとんどがどこかしらで読んだことがあるものになる。
有名な
父「なにやってんだ! お前もあがれ!」
チャ「でもパパ、カウンターアタックをされたら誰が守るんだ」
をはじめとするエピソードが一堂に会しており
大変ありがたい。
翻って、本書に掲載されている膨大なエピソードや記録の
ほとんどを0ギャランティーで提供し続けた
偉大なるバルセロナのペンション経営者には
本書刊行の1000倍の感謝感激雨と飴です。
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