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『真田丸』いよいよ最終回 予想…というより、勝手に妄想してみる

2016-12-12 11:56:16 | 日記

いよいよ最終回を迎えるNHK大河ドラマ『真田丸』。
その最終回の内容がどんな風になるかを予想するなんて、おこがましい。
そこで、真田信繁(幸村)が夏の陣の後に歩んだ別の生き方を想像してみた。
史実は全く無視し、伝説に基づき、勝手に妄想してみたものである…。(笑)



【妄想】


短筒の銃を携え、単身で家康の陣まで切り込む真田信繁(幸村)。
家康を目の前にし、銃を放つも、短筒で的を射ることは容易ではない。
弾は外れ、家康の首をとることは叶わなかった…。
無念に思いながらも、次の機会を狙おうと、一度退いていく。
残念ながら失敗してしまったが、ここで諦める訳にはいかない…。

豊臣方の軍勢の中に、あの鹿の角の赤い兜を冠した武将がいる。
そこへ敵方の兵士が近づいてくる。
襲いかかった徳川軍の兵士により殺され、首をとられてしまう…。
大坂城には火の手が上がり、煙に包まれながら焼け落ちていく、巨大な天守閣…。


== 時間経過 == 

燃え落ちる大坂城の煙のような噴煙を上げる桜島。
島津忠恒(家久)が、ある言葉を口にする。
「真田は日本一の兵なり」

その島津氏の城下から少し離れた谷山という地域に、明らかに地元の人とは異なる身なり・いでたちの若者。
無銭飲食や盗みを繰り返すため、島津氏の印の入った紙を渡し、それを後に島津が買いとる形にする。

しかし、その紙はなかなか買い取って貰えず、お店側は泣き寝入り。 
地元では、『谷山印(犬)のくれ逃げ』という言葉が使われるようになっていた。
その若者は、木下姓を名乗っていた。


== 回想 ==

鹿の角の赤い兜を脱ぎ、兵士たちに語り掛ける幸村。
「敵を欺くため、今後、戦場において、皆、私の名を名乗るように!」
そう言い残すと、秀頼の元へと向かっていく幸村。
その場に残された幸村の鎧兜や武具。
それを身につけ、戦場へと向かう臣下。
戦場にて、あちこちで声がする。
「我は、真田幸村なり!」
「我こそが、真田幸村なるぞ!」

とうとう、徳川方に討ち取られたという真田幸村の首実検。
しかし、そこには幸村のものとされる首がずらりと並んだという…。


== 再び薩摩 ==

木下姓の若者と同じく、薩摩(鹿児島)のある集落に、一人の見慣れぬ武士が住みついた。
地元の人はその素性をよく知らなかった。
ただ、その武士が何やら珍しい短筒を撃ったり、その手入れをしたりする姿をしばしば目撃していた…。
そんなある日、一人の女性が男のもとへやって来て、身の回りの面倒を見始める。
夫婦のようでもあり、兄妹のようでもある二人…。

男は自分の住まいである庵を『ゆき丸』と呼んでいた。
『昌幸』『信之』『幸村』に共通の【ゆき】に、【丸】を付けて呼んでいたのだ。
やがて、「ゆき丸」には、兄妹のような夫婦のような二人を慕って多くの地元の民が集まるようになった。
そして、いつしか人々はその集落のことを『ゆき丸』と呼ぶようになっていた…。
あの武士の墓とされる供養塔があるその地域には、今でも『雪丸』という字名が残っている。

 ⇒ 『真田丸』いよいよ最終回 予想…というより、勝手に妄想してみる その2


 

(和歌山県・九度山町に展示されていた鎧兜) 



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