上野 成就院 やすらぎ修行会「プチ法話」

御大師さまのご縁日である毎月21日。成就院では「やすらぎ修行会」を行っております。
ご参加お待ちしてます。

第六十三回「やすらぎ修行会」プチ法話 2016/07/21

2016-07-29 09:42:59 | 第61回~第70回
成就院の番犬チルが、6月11日、身まかりました。15歳。思い出を少しばかり。

 ①家に帰るとチルが門の向こうに座っています。中に入るといつも庭の向こうにダーッと走っていきます。そしてこちらに走ってくると素通りです。②ちょっと目を離した隙に書院や本堂へ走り、うんちやおしっこをします。駆けつけると「ウー」と逆ギレします。③他の犬の頭をなでているとき、ふと見ると私におしっこをかけようと足をあげています。④楽しく帰ってくるとガブっと噛まれました。まだ足に歯形が残っています。⑤賽銭泥棒が入ったとき、「助けて」というような激しい叫び声で鳴いていました。

一年ほど前から散歩をしなくなり、寝ていることが多くなりました。①行方が分からなくなって探すと庭の植え込みの奥や物置の下にはまって動けなくなっていました。②ウクレレで演歌を弾くと立ち上がり、部屋の隅に体を預けるとガリガリ前足で壁をひっかくようになりました。③寝方が分からずガリガリやっているので、抱っこをしてあげるとすぐにスヤスヤ寝るようになりました。④頭をなでても嫌がらないようになりました。⑤足元に寝ていると、顔を足の上にちょこんと乗せるようになりました。

コミュニケーションがうまく取れないので、チルもどうふるまってよいのか分からなかったのかもしれません。でも、いろいろなものを見事に手放し、かわいく老いました。最後にしっかりかわいがることが出来て良かったです。

抱っこをして門前にいると、多くの方々から頑張ってと声を掛けてもらいました。よく吠えるので「ガウガウ」と名付けていたOLさんがいました。飼い主の知らないところで結構人気があったようです。
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