軽くヤバイ?!30過ぎの合宿免許日記

13泊の最短コースで免許を取ろうと、30過ぎのオトコが悪戦苦闘してます。

3日目。朝練+α。

2005-10-16 22:54:09 | Weblog
きょうは日曜日。
教習所は通常お休みなのですが、わたくしたちのような
合宿組のためだけに、教習が行われます。
とはいえ、学科はなし。
朝の実習2時間のみの開放で、そのあとは先生の皆さんも家族サービスです。

6時半起床で教習所へ。
きょうはコース走行その1。狭い道や坂道発進も交えたコースで、
いよいよ本格的に標識や信号に従っての運転です。
先生が1周見本を見せてくれた後、さっそく運転開始。

「おー、なんか楽しくなってきたぁ!」
カーブをすいすい、表示もしっかり出して曲がって、スムーズなドライブ。
毎日乗ってるだけあって、初日とはえらい違い。
コースの締めは坂道。といってもそんなにむずかしい訳じゃなく、
ギアを変えてブレーキ踏みながら降りる、降り終わったらDに戻す、
それを忘れなければオッケー。
2周目以降は、気の早い先生が「この線踏むと、試験ではチェックされるよ」
「もっと丸く回った方が先生の受けがいいよ」とアドバイス。
ただクルマを動かすというレベルから、きちんときれいな運転をするレベルに
認めてもらえたのかな、とちょっぴりうれしくなりました。

続いての2時間目には、また新しいコースに。
今度はS字カーブ、見通しの悪い交差点、踏切、クランクカーブ、と難関が目白押し。
今度も1周先生が見本を見せてくれて、すぐ運転開始。
S字も、クランクカーブも、先生のアドバイスどおりにやったら、
なんと脱輪なんかもせず一発で通過。
きょうは、楽しくドライブできました。すがすがしい朝でした。
明日は、無線実習と言って、ついにひとりで運転。
隣でアドバイスをもらえないので、ほんとに自分ですべて判断していかないと
いけないわけで、きょうのようにスムーズにいくのか不安もありますが、
まあ楽しんで運転できればと思ってます。

さて、そんなわけで10時には実習が終わってしまい、
ホテルの清掃すら終わってない(笑)というので、米沢駅まで歩こう!と思い立つ。
歩いて20分以上はかかるんですが、さわやかな朝だったんで、
ipod nanoで音楽聴きながら、景色を楽しみながらの散歩。
駅から電車でどこか行こうかな、とも思ったんですが、次の電車が来るまで
40分もあるので(笑)、あきらめて、米沢市内を観光することに。

米沢は、あの上杉鷹山の城下町です。
上杉鷹山といえば、あのJFKが「最も尊敬する政治家」として名を挙げた
有名なお殿様。
というわけで、その鷹山を祀ってある上杉神社に行くことにする。

歩いて30分ほどで到着。
入り口は公園のようになっていて、子供連れがいっぱい。
「あー、うちの子は元気かなあ?」なんて思いつつ、中へ。
紅葉もちょっとは期待していったんですが、今年はどこも色づきが遅いようで
まだほんのちょっと色づいてる葉があるかなって程度。

さて、ここで問題です。
上杉鷹山は、誰でも知ってるあるとっても有名な格言を残してます。
それは、





JFKのことは知ってたけど、こっちは知りませんでした…。

「一発合格できますように」とお参りして、境内をお散歩。

(上杉神社だけに、上には杉が!)

神社をでてからは、市内をぐるぐるお散歩。
歩いて歩いて、およそ1時間半(笑)、ようやくお昼をとるところを決める。
花膳」は、市内でも有名な米沢牛のお店だそうで、
値段もそこそこしますが、せっかくの米沢、奮発します!
ということで注文したのが、「牛ステーキ膳」。

いやあ~、めちゃめちゃうまかった!!!
ちょっと甘めのタレがかかったごはんだけでもおいしいのに
(食事してずっと思ってたけど、山形はどこで食べてもお米がおいしい!)
その上にお肉がびっしり! 最高でした。

また明日から、びっちり予定がつまってますが、きょう少しリラックス
できたし、英気を養えたので、がんばって乗り切ろうと思います。

あとは頼むから、ロッテ優勝してくれぃ!

2日目。半歩前進?

2005-10-15 20:26:22 | Weblog
眠れない。
どうやったらクルマが動いてくれるのか、どうやったら固くならないのか。
運転教本ってやつを読んで、カーブの曲がり始めはこの辺とか、
頭ではわかっても、感覚がつかめない。
どうしよう、どうしよう…。
考えてるうちに深夜2時。いかん!寝ないと…。

もちろん見る夢は、運転の夢(笑)。
どんなにハンドル切っても曲がってくれない。
曲がったと思ったら曲がりすぎてポールに激突!
「うわぁ、またやっちゃった…」
はっと目が覚める。まだ1時間も経ってない。

そんな夢うつつ状態で、あっという間に朝。
外は雨。わたくしの心のようです。
朝食摂りにいっても、のどをうまく通っていかないし、
パン半分とコーヒーでさっさと退出。
出発までの時間、ひたすら教本ときょうのコース(左折右折)を頭に入れる。

2日目開始。
まずは学科授業から。ビデオを見て、○×クイズに答える。
「映像古いなー(笑)」とか思ってるうちに終了。

いよいよきてしまいました。次の時間は、実技です。
「憂鬱だ…」
先生は、前回と同じ方。がっちがちだったわたくしのことをよーく覚えてます。
さらにプレッシャーを感じながら、スタート。
案の定、最初はふらふら。カーブもうまく曲がれません。
ハンドル持つ手も相変わらずガチガチ。
「……泣きそう」
そのとき、先生からアドバイス。

「クルマには目がついてないんだよ。あなたがクルマの目にならないと。
 もっと行く先をきちんとみて」

そこからです。
クルマを道路にまっすぐ走らせよう、次のカーブまで見越して、まっすぐ進もう、
そう思ってからは、ふっと力みが抜け、クルマが思う方向に進みだしたんです。

「あなたの見てる方に、クルマは進みます。
 いまどうカーブを曲がったかなんて、過去のことはいいの。
 次をどううまく曲がるか、先を見据えて進みなさい」

不思議と、ハンドル持ってる手に力は入らなくなるし、
からまることもなくなってました(まだ持ち替えして怒られるけど)。
「おー、クルマを『運転』できてるよ!!!」

実技1時間目終了後、先生がひとこと。
「適度な緊張はいいけど、固くなっては逆効果。
 そういう点では、教習の最初と最後じゃ雲泥の差だね」
いつの間にか雨はやみ、薄日が射してました。
わたくしの心のように(ウソのようなホントの話)。

昼食を挟んで、実技2時間目。今度は右折、左折です。
ウインカーも出して、コースを変えて、巻き込みを見て、と
格段にしなきゃいけないことが増え、また緊張。
とはいえ、先ほどちょっとつかんだコツのおかげで、
いわゆるふつうのカーブはふつうにこなせるようになってたので、
左折右折のときの順序だけ、ぶつぶつと唱えながら、コースをぐるぐる。
何周かすると、ここで何をしなきゃいけないか覚えてきたので、
「先生に言われる前にやれるようにしよう」と思い、忠実に実行。
後方確認をしたらふらついてしまったり、右にコースを変える際の
アクセルとブレーキの踏み方なんかはまだうまく出来てません。
が、先生の口数が徐々に少なくなってきたことを密かに喜びつつ、
ちょっと運転が楽しくなってきました。
先生はしまいには「仕事柄、芸能人とかいっぱい会うんじゃないの?」
とか雑談しだし、ぼくもちょっとそれに答えられるくらいの余裕ができてきました。

まだ、注意しなきゃいけないとこをきちっと注意できてないし、
正直自分の進行方向考えるので精一杯だけど、きのうの今頃に比べれば
ずっと進歩できたんじゃないでしょうか。
実技終了後、ようやくおなかがすいてきました(笑・昼ご飯もあんま食べれなかった)。

あすは朝練。
実技2時間で、異なる2コースを走ることになります。
標識とかにきちんと従わなきゃいけないし、速度にも決まり事が出てきたり、
毎日ハードルは高くなっていきますが、きのうほどの胃の痛さはありません。
ただ、油断大敵です。
やっぱりその日初めて乗るときは、緊張もするし、感覚も鈍ってるでしょう。
そのとき、パニックにならず、冷静に、落ち着いてやれるかどうか。
そういう点で、毎日感覚を忘れる前に乗れる合宿はありがたいです!

あすもがんばります!
いい気分で終わって、午後は観光に行けるくらいの気持ちのゆとりができればなー。

初日。緊張。

2005-10-14 21:58:21 | Weblog
「車はやっぱ助手席だよね♪」なんて、どこぞの高飛車なオンナノコみたいな
ことを言ってたわたくしですが、愛する子供のため心機一転(?)一念発起して
免許をとることに決めたのが、今年の6月くらいだったでしょうか。
「今年は夏休み返上でちゃちゃっととっちゃうぞ!」そう考えたわたくし、
最短14日でとれる!と書いてあった某自動車学校のコトバを鵜呑みにして
夏休みを決めちゃったんですが、よ~く話を聞くと、仮免の試験は平日だけとか
予約とるのが大変とか何とかで、わたくしの夏休みだけでは、すすんでも仮免の
実地試験までだとわかり、青ざめました。
「これじゃ、何回も平日に休みをもらわにゃいかんではないか…」
そこで、社会人としては無謀とわかりつつも、上司に13日間の休みを要望(笑)。
なんとかオッケーをもらって、いまわたくし、遠い山形の地でこのブログを書いてます。

まあ長い前フリはさておき、本題へ。

昼前に駅に到着し、迎えの方を見つけます。
「んじゃ、いきましょかー」
予想されたことではあったが、本日入所するのはわたくし一人。

ここがわたくしの学び舎です。


受付をすますと、14時から適性試験なので、それまで休憩しててくださいと
言われたので、用意されたお弁当を食べつつ、テキストをぱらぱら。
最初はちょうど授業中だったので、ほんとに室内は静か。
「人少ないなー。ま、気楽でいいかな」
なんて思ってたら、チャイムが鳴って、急にざわざわしだした。
すると室内にはどんどん、髪が赤いのやら金髪やらがわんさかと…。
「げげっ。浮いてるな、オレ」
すこし不安と寂しさ、自分のトシを感じた瞬間でした。

適性検査で単調な試験をこなし、その結果は「運転的制度:5」。
「すばらしい!」とお墨付きをいただき、まずは無難なスタート?
その後車の運転席だけ置いてある部屋で、ハンドル周りのものを
がちゃがちゃと動かす。
「おー、オトナな感じじゃ~ん」
ウインカーを中指であげてはおろし、おろしてはあげて悦に入る33歳(笑)。

さて、そんな程度の知識で、いきなり実習がはじまります。
初めての、ホンモノのクルマ。
子供の頃は興味あったんだけど、オトナになってからはまったく興味が
もてなかったクルマというものを、はじめて自分の力で動かすわけです。

「む、むずかしいぃ~!!」

まずは右カーブのコースを走ったんですが、目の前ばっかり見ちゃって
クルマがふらふら。挙げ句の果てにハンドル持ってる手がからまるわ、
それを直そうとしてハンドルばっか見てるわ(笑)、がっちがち。
まずいつハンドルを切りはじめていいかわかんないし、
どれくらいハンドルきればいいかわかんないし、
いつハンドル戻せばいいかわかんないし、
ブレーキ踏むタイミングもわかんないしああもうどうしようー!!!!
と思ってる間に「ハイじゃあ次は左カーブ」って!
やっとつかみかけた感覚がまた戻っちゃって、さらに左カーブは
運転席から遠いからか曲がるタイミングがますますつかみにくい。
「もっとハンドル切って!」「手の位置!」「どこ見てんの?」
「正面向いて!」「ハンドル強くつかみ過ぎ!」「ブレーキもっと踏んで!」…

終盤には自分でもどこ見てるのかわからなくなってきて、
頭が真っ白になって、さらに強くハンドル握りしめてしまってまた怒られ、
終わった後には脱力感と緊張でグッタリ、のどはカラカラでした。
いやあ、すいすいと運転している世のみなみなさまって、すごいんだなーって
思ってしまいました。

そんなこんなで、なんとか初日終了です。
バスでホテルまで送ってもらい、ようやくほっと一息。
合宿とは言っても、泊まるのはホテルのシングルルームなのです。
いわゆる相部屋でワイワイなんてのは、30過ぎのオッサンには
かなりキツイので、このプランで正解でしょう。
いちおうホテルですから、ディナーもけっこういいものを出してくれます。

(エビフライ3本と、真鯛?のムニエルでした)

明日は、右折と左折の手順を、教科書読んで頭に叩き込んでおくように、
と言われたので、これから勉強します!
叱咤激励、冷やかし、なんでもいいので反応を待ってます。