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F & F嫁の “FFree World”

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装輪式自走砲

2008年02月18日 | ミリヲタ

F log


トラックが尻に赤い旗をつけた長い電柱を運搬しているのを見て、

  「陸自がカエサル買ったらこんな感じか~」

と日々妄想を膨らます F である。






kpfwさんが F/A-18Fスーパーホーネット、通称「ライノ」の製作に入られたが、「ライノ」と聞けば
南アのG6を思い出すホイール大好き、砲大好き人間である。
もっとも「ライノ」は装輪自走砲といってもチェコの「ダナ」と並んで、リッチ組である。
F が好むのはフランスのカエサル(トップ写真)に代表される、トラックに大砲載っけてみました~
的な簡易型である。





トップ写真同様、仏ジアット社の「CAESAR」。まさに電柱積んだトラックである。
一応キャビンは装甲されているらしいが、破片を防ぐ以上のものではあるまい。


Caesar truck mounted artillery system ( 動画 2:45 )

どこかの兵器見本市だろう。
アナウンスとともに登場した「カエサル」。停車と同時に4人の兵士が展開。
車体後部の安定板が地面に食い込み、後部が持ち上がる。
同時にトラベリングロックが自動で外れ、砲身に仰角がかかり始める。
右側の兵士が弾頭、左側の兵士が装薬を装填。
後方の指揮官が射撃命令で手を振り下ろすまで1分少々。実際に射撃はしていないが・・・
( 射撃の動画はこちら
その後は逆の操作であっという間に撤収。

実際、撃ち逃げしないとすぐに対砲迫レーダーで反撃されるからねぇ。







市場はカエサルの独占であったが、同種の車輌もぼちぼち登場している。










IDFの「Atmos 2000」。
6×6の装輪式自走砲という点ではカエサルと同じ。
キャブオーバーなところが F の好みである。


WHEELED HOWITZER - ATMOS ( 動画 4:01 )

PVよろしく軽快なリズムに乗ってAtmosが登場。
展開のデモンストレーションを行う。
地面に刺さる安定板のディテールがよく分かる。
トラベリングロックを外すのは手動なんだね。旧態然とした光学照準器に注目。
分解図を見ると8×8のシャシーもあるらしく、随時アップデートしていくのだろう。
後半は射撃の動画だが、最後に登場する3点セミバースト射撃がおもしろい。
これって自走バージョンでも使えるのだろうか。
そしたら15秒で3発射撃して撃ち逃げね。









ボフォース/BEAの「Archer」である。
ちなみに17ポンド砲ではない(笑)
この最新式の装輪式自走砲は、前の2輌と決定的な違いがあるがお分かりになるだろうか。
おっと、この写真ではヒントはあるが分からない。次の動画を。



Archer - FH77BW L52 ( 動画 3:05 )

このビデオも「Atmos」同様、音楽とともに森から登場。
正面の絵から左にカーブを切った瞬間、


「あっ電柱・・じゃなかった、砲身が無い!!」


後に停車して射撃姿勢をとるとき分かるが、砲身がキャビンとの間に収納されているのだ。
これは街中を走るときにいいだろう。なにしろ何の車輌か一瞬分からないからだ。
キャビンの荷台もどうやらトレーラー連結らしいし、どうもトラックにポンと砲を載せた
というのとは違うようだ。こいつはセミ・リッチ組か?(笑)

もひとつ前2車と違うのは、要員の外部展開が不要な完全自動装填砲であるということだ。
砲の機関部を覆うカバーの中に、即応弾頭と装薬が20発程度収納されているらしい。
それに3発13秒というもの凄いバースト射撃が可能。
即応弾を2分程度で撃ち尽くし、さっさとトンズラする究極の撃ち逃げが出来る。
要員が外に出ないので対 NBC も OK 。
射撃時に地面に刺す安定板も一番小さい。リコイルの処理が上手いのだな。
砲を収納する映像もよく分かる。こうするとクレーン車に見えるかも。
陸自が興味を示しているというのはホントか?







こうしてみると簡易型とはいえ、下に行くにしたがって豪華になっていくのが分かる。
やはり「カエサル」のシンプル、簡便、なコンセプトが好きだ。
おフランスの兵器はあまり好きではないのだが「カエサル」は別。
このキットがあるなら現代物でも作ってみたいなぁ。




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6 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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あぶなっ! (kpfw)
2008-02-18 06:18:15
すっかりヲタクコメント専門になりつつありますがおはようございます。

知らない分野だったのでこれは訊きましたぞ!
今年はまだ【少し】冷静なんでいいものの、危険な物見ちゃいましたわ。
ちょっと調べるだけです。買わないですよ
返信する
イヒヒヒヒヒ、 (バントウ)
2008-02-18 22:16:28
あったら買っちゃいましょうよ、ねェ?

買ってからする後悔のほうがイイですよ?



(↑手許のハンプデンを見ながら)
返信する
ありがたく (F)
2008-02-18 23:04:09
kpfwさん、こんばんわ。

専門家には敬意を払います(笑)

なんて・・・いつもややこしい記事にコメントいただきありがとうございます。
ホントに感謝しておりますんですよ。

やっぱり自分は装輪野郎だと実感しますね。
無限軌道の有名自走砲には反応しませんから。
キット(下2輌は無理でしょうが)が存在するかどうかは調べておりません。
ご指摘の通り、危険すぎるからです、ハイ
返信する
あまりに危険 (F)
2008-02-18 23:17:05
バントウさん、お晩です。

「カエサル」くらいはあるのかもしれませんね。
もっとも存在したとしてもどうせ難物レジンでしょうけれどね。
いや~でもどこかの店頭で見かけたら、衝動を抑える自信はありませんね。
次の記事にも書きますが、収納スペースにどれだけ余裕があるかで決まります。


ハンプデン・・・

エアフィックスですか?
もう着手しておられるのでしょうか。
それとも箱とランナーを眺めてニヤニヤでしょうか



返信する
Unknown (AP1-F22C)
2008-02-19 22:05:15
装輪式ハジマタ!

個人的には仰る中にもあるライノが大好きですねw
チェコのZTS?社のDANAとかもゴツクていいですよー^^
返信する
枯山水 (F)
2008-02-19 23:35:10
AP1-F22Cくん、こんばんわ。

昔はライノが好きだったのだよ。
南アの平原をかっ飛ばすライノがね。
でも歳を食うと枯れているものが好きになるのだな。
水なきところに水を見るが如く・・ほとんど禅行の世界ですな。

でもここらへんの現用装輪自走砲ってキットに恵まれてないのね。
それだけが唯一の救い(笑)

返信する

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