
F log
トラックが尻に赤い旗をつけた長い電柱を運搬しているのを見て、
「陸自がカエサル買ったらこんな感じか~」
と日々妄想を膨らます F である。
kpfwさんが F/A-18Fスーパーホーネット、通称「ライノ」の製作に入られたが、「ライノ」と聞けば
南アのG6を思い出すホイール大好き、砲大好き人間である。
もっとも「ライノ」は装輪自走砲といってもチェコの「ダナ」と並んで、リッチ組である。
F が好むのはフランスのカエサル(トップ写真)に代表される、トラックに大砲載っけてみました~
的な簡易型である。

トップ写真同様、仏ジアット社の「CAESAR」。まさに電柱積んだトラックである。
一応キャビンは装甲されているらしいが、破片を防ぐ以上のものではあるまい。
Caesar truck mounted artillery system ( 動画 2:45 )
どこかの兵器見本市だろう。
アナウンスとともに登場した「カエサル」。停車と同時に4人の兵士が展開。
車体後部の安定板が地面に食い込み、後部が持ち上がる。
同時にトラベリングロックが自動で外れ、砲身に仰角がかかり始める。
右側の兵士が弾頭、左側の兵士が装薬を装填。
後方の指揮官が射撃命令で手を振り下ろすまで1分少々。実際に射撃はしていないが・・・
( 射撃の動画はこちら )
その後は逆の操作であっという間に撤収。
実際、撃ち逃げしないとすぐに対砲迫レーダーで反撃されるからねぇ。
市場はカエサルの独占であったが、同種の車輌もぼちぼち登場している。

IDFの「Atmos 2000」。
6×6の装輪式自走砲という点ではカエサルと同じ。
キャブオーバーなところが F の好みである。
WHEELED HOWITZER - ATMOS ( 動画 4:01 )
PVよろしく軽快なリズムに乗ってAtmosが登場。
展開のデモンストレーションを行う。
地面に刺さる安定板のディテールがよく分かる。
トラベリングロックを外すのは手動なんだね。旧態然とした光学照準器に注目。
分解図を見ると8×8のシャシーもあるらしく、随時アップデートしていくのだろう。
後半は射撃の動画だが、最後に登場する3点セミバースト射撃がおもしろい。
これって自走バージョンでも使えるのだろうか。
そしたら15秒で3発射撃して撃ち逃げね。

ボフォース/BEAの「Archer」である。
ちなみに17ポンド砲ではない(笑)
この最新式の装輪式自走砲は、前の2輌と決定的な違いがあるがお分かりになるだろうか。
おっと、この写真ではヒントはあるが分からない。次の動画を。
Archer - FH77BW L52 ( 動画 3:05 )
このビデオも「Atmos」同様、音楽とともに森から登場。
正面の絵から左にカーブを切った瞬間、
「あっ電柱・・じゃなかった、砲身が無い!!」
後に停車して射撃姿勢をとるとき分かるが、砲身がキャビンとの間に収納されているのだ。
これは街中を走るときにいいだろう。なにしろ何の車輌か一瞬分からないからだ。
キャビンの荷台もどうやらトレーラー連結らしいし、どうもトラックにポンと砲を載せた
というのとは違うようだ。こいつはセミ・リッチ組か?(笑)
もひとつ前2車と違うのは、要員の外部展開が不要な完全自動装填砲であるということだ。
砲の機関部を覆うカバーの中に、即応弾頭と装薬が20発程度収納されているらしい。
それに3発13秒というもの凄いバースト射撃が可能。
即応弾を2分程度で撃ち尽くし、さっさとトンズラする究極の撃ち逃げが出来る。
要員が外に出ないので対 NBC も OK 。
射撃時に地面に刺す安定板も一番小さい。リコイルの処理が上手いのだな。
砲を収納する映像もよく分かる。こうするとクレーン車に見えるかも。
陸自が興味を示しているというのはホントか?
こうしてみると簡易型とはいえ、下に行くにしたがって豪華になっていくのが分かる。
やはり「カエサル」のシンプル、簡便、なコンセプトが好きだ。
おフランスの兵器はあまり好きではないのだが「カエサル」は別。
このキットがあるなら現代物でも作ってみたいなぁ。
知らない分野だったのでこれは訊きましたぞ!
今年はまだ【少し】冷静なんでいいものの、危険な物見ちゃいましたわ。
ちょっと調べるだけです。買わないですよ
買ってからする後悔のほうがイイですよ?
(↑手許のハンプデンを見ながら)
専門家には敬意を払います(笑)
なんて・・・いつもややこしい記事にコメントいただきありがとうございます。
ホントに感謝しておりますんですよ。
やっぱり自分は装輪野郎だと実感しますね。
無限軌道の有名自走砲には反応しませんから。
キット(下2輌は無理でしょうが)が存在するかどうかは調べておりません。
ご指摘の通り、危険すぎるからです、ハイ
「カエサル」くらいはあるのかもしれませんね。
もっとも存在したとしてもどうせ難物レジンでしょうけれどね。
いや~でもどこかの店頭で見かけたら、衝動を抑える自信はありませんね。
次の記事にも書きますが、収納スペースにどれだけ余裕があるかで決まります。
ハンプデン・・・
エアフィックスですか?
もう着手しておられるのでしょうか。
それとも箱とランナーを眺めてニヤニヤでしょうか
個人的には仰る中にもあるライノが大好きですねw
チェコのZTS?社のDANAとかもゴツクていいですよー^^
昔はライノが好きだったのだよ。
南アの平原をかっ飛ばすライノがね。
でも歳を食うと枯れているものが好きになるのだな。
水なきところに水を見るが如く・・ほとんど禅行の世界ですな。
でもここらへんの現用装輪自走砲ってキットに恵まれてないのね。
それだけが唯一の救い(笑)