はじめてのバレエレッスン

　
F log



晩夏の月に誓ったのは健康のためにスポーツジムに通うことでした。

選択したジムは非常に特殊なところで、一般にイメージされるそれとはかなり異なります。
そっちの方も後日書くとして、そのジムのスタジオでついにバレエレッスンを受けてきました。

ついにというのは、以前このブログにコメントもらったチェリンちゃんの、
「Ｆ様絶対にバレエ始めると確信しております！」（2005.11.29の記事に対するコメント）
という発言に対して。
そのときは聞き流したのですが、やはり興味はありました。

ただ一般のお教室はおやぢダンサーもどきにとっては敷居が高いし、カルチャーも
同様です。
スポーツクラブのスタジオプログラム、それも「バレエ・エクササイズ」なら大丈夫ではと。


日曜の14時。正会員のFは保護者としてF嫁にビジターでついてきてもらい（情けなス）
スタジオ入り。ここのスタジオプログラムはほとんど無料です。
生徒は女性10余名、男性3名。先生は小柄な可愛らしい方。

スタジオ中央にスタンド式のバーが3本用意されています。
みんな個々にウォームアップしていますが、ここで「ヤバイんじゃないの」と思いました。
男性の一人などピルエットでクルクル回ったりしています。女性も身体の柔らかい方ばかり。
先生がストレッチをしながら「バレエがはじめての方はいらっしゃいますか？」と聞きました。
勢いよく手を上げたのはFひとり・・・


バーレッスンがはじまりました。
脚のポジションはなんとなくわかりますが、
「はいプリエからいきます、ドゥミプリエ、グランプリエ、ゆっくりカンブレ、手はアンオー
はい、次2番でドゥミプリエ、グランプリエ、お尻を出さない、はい2番のまま右手バーの方へ
ゆっくりと反って、バーから手を離して逆に、次は4番で～」
といった用語の洪水には参りました。言葉を覚えなくては・・・
あと4番5番の脚の位置もわからなくなってしまいます。
F嫁はさすがカルチャーのバレエをやっているだけあって普通についていけてました。

Fも気分はホセ・カレーニョなのですが、鏡を見ると放送禁止級のみっともなさ　
でっ尻のへっぴり腰で見るに耐えません。ひとりだけ短パンですね毛でてるし・・
バーから一歩も離れていないのに汗がダラダラ。おまけにタンデュした瞬間、ふくらはぎが
肉離れ寸前です。
優雅なピアノのレッスン曲が流れてるんですが、いや～想像していたのの50倍キツイですな。

さんざんバーレッスンで打ちのめされてやっと休憩と思ったら先生が、
「は～い、センターやりますからバーをかたずけてくださ～い」
セセセセンター？？？

「バレエ・エクササイズ」という名前に油断していました。バレエもどきのストレッチだろうと・・
これは本格的なバレエレッスンぢゃないですかぁぁぁ。


そのあとセンターで発生した出来事についてはよく覚えておりません


終わったあとガックリと肩を落として座り込んだFに対して先生が「キツかったですか？」
と聞いてくれました。Fは「全幕はまだ無理です」と精一杯の虚勢。
先生は爆笑して「徐々に馴れますから、この次もがんばりましょう」と。
バレエダンサーにお願いされて否とは言えません。
でも来週は保護者もおらんし、大丈夫でしょうか？ はなはだ心配。


シャワーを浴びて着替えて受付にきました。
F嫁はまだでしたが、ちょうど先生が着替えて帰られるときにちょいと立ち話。
4番5番の脚がどっちが前かわからなくなるんですが、と訊ねたら
「バーを持った手の反対側の脚が前です」と実演。なるほど、なるほど。
F嫁がやってきたときに「先生に特別個人レッスン受けたもんね～」と自慢（アホか）


ホントに来週も行く気なんでしょうか？Fは。
先生も受講生の皆さんも甚だ迷惑かと存じますが、チェルニチョーワのレッスンビデオを
よく見ていきます（無駄）のでどうぞご容赦ください。

あ、とりあえずチャコットでバレエシューズ買わんとな。29.0cmの。







アリはDANCE FACTORY様のGIFを使用させていただきました。