ある時、私は蝶になった夢を見た。
私は蝶になりきっていたらしく、
それが、自分の夢だと自覚できなかったが、
ふと目が覚めてみれば、
まぎれもなく私は私であって蝶ではない。
蝶になった夢を、私が見ていたのか
私になった夢を、蝶が見ていたのか
きっと私と蝶との間には、区別があっても
絶対的な違いと呼べる物ではなく、
そこに因果の関係は成立しないのであろう。
~荘子~
きーーーんこぉーーーんかぁーーーんこぉーーーん
?「・・・ぃ・・ック・・・おぃキッ・・・おいキック!!お前いつまで寝てんだよ!とっくに授業もホームルームも終わってるぞ!」
キックと呼ばれた男「んん、、んぁああ。おはよぉ広岡ぁ」
広岡「お前は授業中、ほんと寝てるか空見てるかしかしてないよな」
キック「いやぁなんか、空って見てて落ち着くっていうか、あの白になりたいって言うかさw」
広岡「何言ってんだよまじでw もういつもの神社でみんな待ってるみたいだから早く行こうぜ!」
キック「そうだな。」
ここは、大極東共和国東北部に位置する杜王町、
『杜王に銘品あり』というキャチフレーズの名産品「牛タンのみそ漬け」が美味い町として有名。
この物語は、坂の多い緑豊かなこの町の中にある廣瀬高校から始まる。
余談ではあるが、この高校に通っている生徒は地元では古くから通称COO(Children of Otoo)と呼ばれている。しかし、なぜこのように呼ばれるようになったのかは謎である。
二人は、高校をでると通学路となっている駅方面とは逆方向の扇坂と呼ばれる坂を登っていった。
5分程登りその神社、栖杜煉神社に二人は着いた。
突如、二人の背後から甲高い聞き覚えのある声がした。
?「ちょ、ちょちょ、ちょっとタバコ一本くんない?」
つづく・・・
私は蝶になりきっていたらしく、
それが、自分の夢だと自覚できなかったが、
ふと目が覚めてみれば、
まぎれもなく私は私であって蝶ではない。
蝶になった夢を、私が見ていたのか
私になった夢を、蝶が見ていたのか
きっと私と蝶との間には、区別があっても
絶対的な違いと呼べる物ではなく、
そこに因果の関係は成立しないのであろう。
~荘子~
きーーーんこぉーーーんかぁーーーんこぉーーーん
?「・・・ぃ・・ック・・・おぃキッ・・・おいキック!!お前いつまで寝てんだよ!とっくに授業もホームルームも終わってるぞ!」
キックと呼ばれた男「んん、、んぁああ。おはよぉ広岡ぁ」
広岡「お前は授業中、ほんと寝てるか空見てるかしかしてないよな」
キック「いやぁなんか、空って見てて落ち着くっていうか、あの白になりたいって言うかさw」
広岡「何言ってんだよまじでw もういつもの神社でみんな待ってるみたいだから早く行こうぜ!」
キック「そうだな。」
ここは、大極東共和国東北部に位置する杜王町、
『杜王に銘品あり』というキャチフレーズの名産品「牛タンのみそ漬け」が美味い町として有名。
この物語は、坂の多い緑豊かなこの町の中にある廣瀬高校から始まる。
余談ではあるが、この高校に通っている生徒は地元では古くから通称COO(Children of Otoo)と呼ばれている。しかし、なぜこのように呼ばれるようになったのかは謎である。
二人は、高校をでると通学路となっている駅方面とは逆方向の扇坂と呼ばれる坂を登っていった。
5分程登りその神社、栖杜煉神社に二人は着いた。
突如、二人の背後から甲高い聞き覚えのある声がした。
?「ちょ、ちょちょ、ちょっとタバコ一本くんない?」
つづく・・・