オランダ発ニュース

ラジカルな国のニュース

モロッコ人ひったくり犯、被害者女性に轢き殺される

2005-01-18 | オランダ国内ニュース
ポートフォリオオランダニュースから抜粋
昨夜アムステルダム東地区のDerde Oosterparkstraatで自動車からひったくりをした少年2人は引き換えに命を失うことになってしまった。(記事は下のほう)
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私は過去何度もアムステルダムで引ったくりやらスリに合い、そのたびに危ない目にあいながらも盗まれた財布を取り返したり、コートにスプレイしたやつらから逃げきった経験がある。この記事を見たときには軽い気持ちでこの女性に「よしっ」とサインを送ってしまったのだが、あとからオランダ国内のニュース掲示板などを見ると事件はそう簡単に片付けられるものじゃないことがわかってきた。

この事件が複雑なことに発展しそうなのは、まずはひったくり犯がモロッコ人であること。事件がおきた場所がファンゴッホの殺害地点から30メートルであること。
掲示板には、モロッコ人から「たかがひったくりで殺すなんて最低だ」という意見と「ひったくりも犯罪。追いかけるのはあたりまえ。たまたま事故ってしまっただけだ」という意見が飛び交い、ちょっとした戦闘状況になりつつある。

(記事の続き)
43歳の女性が車を停止していたところ、突然ドアが開きバイクに乗った2人の男にハンドバッグを盗まれた。
女性はこの犯人二人を車で追跡しバイクに追突。事故の詳細はまだ明らかにされていないが、2人のうち1人は即死した。
この女性は警察に逮捕された。事故後、警察は付近を閉鎖したが、周囲は怒って叫ぶモロッコ人少年のグループに囲まれた。 警察によれば轢き殺された少年の父親は現場を目撃していたという。パニックに陥っている父親を警察は心理治療チームに引き渡した。

私は過去何度もアムステルダムで引ったくりやらスリに合い、何度も危ない目にあいながらも盗まれた財布を取り返したり、コートにスプレイしたやつらから逃げたりした経験がある。この記事を見たときには軽い気持ちでこの女性に「よしっ」とサインを送ってしまったのだが、あとからオランダ国内のニュース掲示板などを見ると事件はそう簡単に片付けられるものじゃないことがわかってきた。ポートフォリオオランダニュース

ハイネケンが大晦日のEチケット

2004-12-28 | オランダ国内ニュース
大晦日の夜はオランダの電車運賃無料。ハイネケンのアイディアのようですがけっこうおもしろいですね。オランダの大晦日って、こいつら本当にオランダ人?と思うくらい羽目をはずし騒いでます。例の大花火大会。もう、指がぶっとんだり顔が半分なくなったり、大騒ぎです。

で、まあこのハイネケンのアイディアですが、車に乗らないで電車でおうちに帰るためのEチケットがもらえるというのはなかなかいいのですが、普通朝まで帰らないんですよね。なので、昨年の利用者が数1000人といってもこれは申し込んだ人の数で実際に利用したのはどのくらいなんだろう。

ハイネケンは、コンサートホールつくったり、アーティスト呼んだり、パーティをオーガナイズしたり、無料携帯サイト作成サービスなど若い人をターゲットにマーケティングを展開しているようですが、いまいち垢抜けないサイトと思うのは私だけでしょうか。

闇経済

2004-12-27 | オランダ国内ニュース
闇経済などというタイトルを書くと大げさですが、オランダの経済のかなりの部分(%は忘れました。)が闇経済で成り立っているという記事を読んだことがあります。今回の。ポートフォリオでは
家事労働手伝いの4分の3以上が闇という話。お手伝いさんなんて闇以外にないと信じていたのですが普通に雇っている人も25%もいるのを読んで逆にびっくり。

うちのお手伝いさんは、トーゴから来た人でオランダ語も英語もだめ。私のかたことのフランス語と身振り手振りでコミュニケートしてます。とてもよくやってくれるので大助かりなのですが、どうしてガーナとかトーゴのようなオランダとはエンもゆかりもない国の人たちが移民局にも税務署にも目をつけられずに次から次へとオランダに入国し働いていけるのがすごく不思議です。 この前も、弟子だとかいう別のトーゴの女の子を連れてきて指導してました。 もしかして、すごいシンジケートがあるのかと疑ってしまいます。

BitTorrent系で最大のサイトSuprnova閉鎖

2004-12-20 | ネット
P2Pのファイル交換システムBitTorrentを利用したサイトの中で最も人気のあったSuprnova.orgが閉鎖された。 サイトオーナーによれば、これは避けられないことであり、サイトが再開されるかはわからないという。
MPAA(アメリカ映画協会)は、アメリカとヨーロッパにある映画ファイル交換のホスティングをしているサイトを洗い出し次々に閉鎖に追いやっている。これらのサイトは、BitTorrentおよびeDonkeyといったネットワークを利用して映画やゲームを配布していた。(nu.nlより)

先週オランダでは、2つのP2Pサイトが閉鎖され、その前にはフィンランドでもひとつ閉鎖されている。これが、MPAAの圧力によるものであるかは定かではないが、ここまでネット界にBitTorrentが浸透すれば当然の措置かとも思われる。

P2Pを使ったコンテンツの配信、とくにBitTorrentは帯域を平等に使うという意味で革新的であり、著作権問題をクリアしたらさらに広まるはずだ。というか、これがコンテンツ配信の基本になるとさえ思っている。

人生に疲れたので安楽死

2004-12-17 | オランダ国内ニュース
病気ではなく「生きるのに苦しい」人に対し、かなり厳格な条件の下で、医師は自殺や安楽死幇助できてもいいのではないか。これは、ダイクハウス委員会が医師協会であるKNMGに対して助言したもの。
(オランダ、ポートフォリオニュースより)

オランダでは100万人以上の老人が孤独に苛まされているという調査結果も前にニュースになり、その後すぐにメディアではこういう老人を助けようというキャンペーンが繰り広げられている。家族も友人もいなくて病気がちで外にも出られなかったら生きていくのはつらいだろう。こういう人たちが死を望んだ場合、安楽死は選択肢に含められると思う。
ただ、http://www.cnxt.jp/mt/ 高齢者マーケティングのかたが考えているような高齢者向けSNSのようなサービスが広がれば事態は改善される気もする。老人だからといって、へんてこな慰問を受けたりゲートボールなんてやりたくない人もたくさんいるんだし。特に私たちが老人になるころには誰もがネット(もっとずっと進化してるだろうけど)が利用できるので、ずいぶん状況は変わっているかもしれない。

今年は実父や義理の母も含め、周りでたくさんの人が亡くなって行くところを見ていたので、安楽死は非常に身近な問題である。特にこの義母の場合には、親戚の医師が担当医と安楽死の手続きをしたその日に亡くなっている。絶対に治らないことがわかっている病気で苦しむのを見ていたら、家族は安楽死をのぞむのは理解できる。

スペインテロ事件とゴッホ殺人事件はつながっていた?

2004-12-14 | オランダ国内ニュース
ポートフォリオニュースによれば、マドリッドでのテロ事件の犯人と見られるモロッコ系ベルギー人と、別の容疑のモロッコ系オランダ人がつながっており、さらにこの人物とゴッホ事件の犯人が交流があるという、欧州アルカイダ地図ができそうな話である。
警察はテロ撲滅という目的よりも、パズルを解くのを楽しんでいるように見える。
1ヶ月ほど前、スイスで、このゴッホ殺人容疑者がアルカイダの1人と携帯電話で話していたという記録が公表されている。携帯もネットもすべて盗聴、盗み見されているんですね。
私の数億ユーロのマネーロンダリングの話もスイスで盗聴されているんだろうか。(うそ)

オランダ:ハメ撮りがネットに流れてで学校に行けない

2004-12-13 | オランダ国内ニュース
自分の裸の写真やビデオが別れたボーイフレンドによってインターネットに流されたことで登校拒否になってしまう少女がオランダで毎年200人近くに上るという。 児童ポルノ通報機関Meldpunt Kinderpornoは毎月15件以上の通報を両親らから受けている。
これらのティーンエージャーの少女たちは、自分のヌード写真を恋人にあげたり、撮らせたりしている。 ところが恋愛が終わってしまうと信頼関係が崩れ、このような事態が生じてしまう。
同機関が通報を受けた場合には、警察やプロバイダーに通報したり、両親に警察に通報するようアドバイスをしている。
ポートフォリオニュース

こういうのって日本では表沙汰にはなっていませんが、この数1000倍ぐらいあるんじゃないかなあと思う。

故ベルナルト皇太子(オランダ)とロッキード事件とゴシップ

2004-12-04 | オランダ国内ニュース
ポートフォリオ・オランダ・ニュースによると、一昨日亡くなったベルナルト皇太子はロッキード事件で賄賂を受け取っていたという。
このベルナルト皇太子というのは、現女王の父君である。なぜ皇太子なのかというと、オランダ王室はなぜか女系家族で、現女王の母親のユリアナ女王も王位継承をしており、その婿養子として王室に入ってきたのがこのベルナルト皇太子なのである。ついでに、現女王のご主人も婿養子。
もひとつついでに、この二人ともが当時の敵国ドイツの出身というからすごい。

さて、ゴシップついでに、このベルナルト殿下、賄賂を受け取るだけじゃなく女癖もものすごく悪かったとか。まあ、婿養子だと他にやることもないしね。

ベルギーでのドラッグ価格が低下

2004-11-30 | ヨーロッパのニュース
ポートフォリオ・オランダ・ニュースによると、ベルギーでの違法ドラッグの市場価格が低下しているそうです。ドラッグというとオランダというイメージがあり、ベルギーではドラッグなんてだれもやらないと勝手に信じていた私はまぬけです。
ヘロインが流行遅れになり、今はコカインとXTCがインであるらしいのですが、なんだか趣旨のわからないニュースでもあります。

オランダで外国人はマリファナが買えなくなる?

2004-11-21 | オランダ国内ニュース
本日付のポートフォリオオランダニュースによると、オランダ法務大臣が、EU閣僚会議でオランダのドラッグ政策が甘すぎると多国から非難を浴びたので、じゃあ外国人には売らないよ、というやけくそな発表をしたという。ニュースの詳細は下のほうに引用。

たしかに、アムステルダムのコーヒーショップ(マリファナとハシシが買える店)を見ると、ツーリストだらけ。もちろんオランダ人もいることはいるが、半分以上はバックパッカーのツーリストたち。日本人もよく見かける。みんなちょっとした冒険を楽しんでいるんだから、大目に見てあげればと思ってしまう。

オランダのドラッグ政策はある意味で成功しているらしい。ソフトドラッグの販売を合法にし、中毒性の強いヘロインやらコカインといったハードドラッグを禁止することで中毒患者は多国より少ないらしいし、ドラッグがらみの犯罪も少ないという。ただし、オランダがコカイン貿易の中継地になっているのも有名な話。こっちはドラッグやるとかやらないの庶民レベルの話じゃなくって、組織犯罪のレベルの話。

コーヒーショップでソフトドラッグを外国人に売らないなんていうつまらないポーズをとらないで、こっちの組織犯罪のほうに力をいれろよー、と思ってしまう。すごいマネーロンダリングがからんでりのだろうしね。うん、もしかして国家ぐるみなんだろうか、と勘ぐってしまう。

以下ポートフォリオのニュース

将来、オランダのコーヒーショップでソフトドラッグを買えるのはオランダ人だけで外国人への販売が禁止されるかもしれない。 これはオランダのドナー法務大臣の計画で、まず実験的にマーストリヒトでこれを始めたい意向。 マーストリヒトのLeers市長は法的根拠なしでこれを進めるのはあまり効果的でないと反応している。

金曜日ブラッセルで開かれたEUの内務、法務大臣の閣僚会議にて、オランダのソフトドラッグに対する自由な方針が砲火を浴びた。会議のあと、ドナー法務大臣はソフトドラッグの外国人への販売は禁止したい旨を発表した。 ソフトドラッグの購入にはIDカードを提示するシステムをつくりたいという。 まず、マーストリヒトで実験し、その後国境付近にある他のコーヒーショップにも拡大したい意向。

しかし、人と物の自由な動きが保証されているヨーロッパでは、コーヒーショップでのドラッグの販売も拒否できないことがネックになっている。

Leers市長はドラッグを求めてマーストリヒトにやってくるいわゆるドラッグツーリストを排除するための独自の計画がある。 国がなかなか重い腰をあげないのに業を煮やしたLeers市長は独自の計画を進めようとしている。マーストリヒトのセンターにある16のコーヒーショップを郊外にある「マリファナ・ブルバード」(weetboulevard)に引越しさせる。 拒否した店には営業許可を与えないというもの。年間マーストリヒトに来るドラッグツーリストの数は1500万人、1日4000人もいる。これを街中から排除したいという。
(Het Beleng van Limburg より)