宮本延春著
昨年秋の神奈川県PTA大会で講師に招かれた、宮本氏の本。
偶然図書館のYA(ヤングアダルト)棚で見つけて、借りた。
小中時代いじめられっ子だった氏は、学校という場所が苦痛だった。
なぜ学校へ行かなくてはならないのか、
なぜ勉強しなくてはいけないのか、
それがわからず、
中1最初の成績はオール1、卒業時の成績も美術と音楽が2であとは1。
ところが。
23歳の時アインシュタインに出会い、猛烈に物理学を学びたいと思った。
その時の氏は、九九は2の段まで、漢字は自分の名前が書けるだけ、英語はbookしかわからない。
国立大卒の彼女の助けも借り、小3のドリルからやり直し勉強は始まった。
寝る間も惜しんで勉強。
やがて夜間高校に入学。
高校の先生方をはじめまわりの多くの人たちに支えられて、27歳で難関の国立大物理学科に合格。
その後大学院にまで進み、物理学を学ぶが、
自分のような落ちこぼれの子どもたちに学ぶことの楽しさを教えたい…と、母校の教師になる。
こんな自伝と大学受験に向けてした勉強方法が書かれていた。
「スポーツをする時に準備運動が大切なように、
いつか何かを学びたいと思った時にすぐに手をつけられるよう基礎学力を積み上げておくことが大切」これ、いただきです♪
学びたいと思った時がその人にとっての学びの旬。
自分に合った勉強方法を見つけた時に、伸びる。
何でもやらされるのではなく、やりたいと思った時とその気持ちを大切にしたいです。