人は五年目の区切りと言うが
復興には区切りはありません
この荒れ野に立ったとき
私は私の心に問いかけました
そして一つの答えを見つけ出しました
いつまでも
あなたに寄り添えます
短すぎる言葉ですが真実がいっぱいで
そして真で二重に包んだ言葉です
あの日は
海が泣きました 山が泣きました
川が泣きました 自然の全てが泣きました
家が震えながら泣きました
今までの生活も泣きました
激しく あなたも泣きました
私も泣きました
失ったものばかりで
呆然と 苦味のある時間ばかりを
いつまでも食べていました
友人の肩に
言葉を置くことが出来ないのです
友人も私の肩に
言葉を置くことが出来ないのです
あの日から五年になります
失ったものの代用品はありません
それでも 人は人に寄り添えば
笑顔がこぼれてくると思うのです
だから短い言葉ですが
いつまでもあなたに寄り添えます
あなたへの五年目のプレゼントです
*ツィッターで連詩をと声をかけていただき
一気に書いた詩です。