未明、突然の大雨警報で、右往左往した方も多いに違いない。
昔は、人が長年の経験と勘で天気を予想していたというし、
自信がない人は、
「晴れ、ときどき曇り、ところによっては雨」
という予報もしたようだ。
今は、アメダスとコンピュータのデータから解析し、
間違ったら、コンピュータの責任にするんだろうなぁ。
この前、記録的な猛暑だったとき、
異常な温度を示した観測施設にツル草がからまっていたことがわかっても、
「ツル草があってもなくても、観測結果は変わらない」
と言い切っていたが、
それはコンピュータ擁護とみていいんだろうか?
APEC横浜開催は、首脳会議だけに、できるだけ密閉空間で警備するに違いない。
そういう風に誰でも思っているわりに、
多くの人々が、普段と変わりなく、往来できるのは何故だろう?
この日、横浜公園では、この辺りを管轄する?加賀町警察署のPR活動があった。
全国でも、東京・警視庁と1、2位を争うという、
神奈川県警音楽隊の演奏は、行き交う多くの人々の足を止めた。
そして、女性警察官で構成されるカラーガード隊の演技が加味されると、
ほとんど、追っかけに近い人々が群衆の前に陣取って、
ビデオ撮影がはじまったのには、驚いた。
柔軟路線をイメージさせる重要会議の警備体制というのも、
並大抵のことではない。
警察官と容疑者以外は、「お客様」的扱いをしているとして、
万が一、犯罪者の疑いというレッテルを貼られたとしたら、
どのような扱いになるんだろう?
証拠改竄をした大阪地検特捜部のやり方は、
「いつもやっているから、今回もやってしまった」
と思えるだけに、できるだけ近づかないようにしよう・・・
と考える私は、やっぱり小市民だ。
横浜港・象の鼻パークに行くと、
水上警察署から「秋の交通安全運動」を呼びかける船がでてきた。
日中の緊張が高まる中、
11月7日からのAPEC(アジア太平洋経済協力)首脳会議がはじまる。
11月になると、ほとんど臨戦態勢になると予想される。
そのデモンストレーションを兼ねてのことらしい。
みなとみらいのぷかり桟橋に行くと、
大阪市所有の帆船「あこがれ」が停泊していた。
大阪市民にとって、世界の海との繋がりを象徴する存在だという。
横浜では、海事広報艇「はまどり」をバッタ売りしてしまった。
そして、第2の人生をロシアと決め、3月横浜港を出港した。
帆船・日本丸を誘致しながら、国際橋を造って、出港できなくしたように、
この感覚が、今、横浜港の荷役激減を象徴しているといえよう。
海上保安庁防災基地の方を見ると、巡視船「いず」が停泊していた。
海上保安庁は、緊迫する領海を命がけで守っている。
その最中に起こった、
尖閣列島の問題は、日中2か国間の問題なのか、国内問題なのか?
領土境界問題となると、おおかたの国は軍艦艇が出動している。
日本は、海上保安庁が対応しているから「国内問題」とせざるをえず、
自衛隊は「防衛」という曖昧な定義で存在するから静観するしかない。
金だけで解決を図ってきた日本外交が土俵の外へ寄り切られようとしている。
といって批判するばかりでは、仕方がない。
どの現場でも、出来うる限りのことはやっていると私は信じている。
情報文化センターへ行くと、
ホールで大勢の小学生がお弁当を広げていた。
今、日本新聞博物館で、
神奈川新聞社 創業120周年記念企画展
「かながわの記憶 報道写真でたどる戦後史」
というのをやっている。
小学校5年生になると、郷土の歴史という単元があって、、
その校外授業として訪れている。
11月3日(水・祝)まで
夜遅く帰宅する空の雲隠れに月が朧だ。