震災でテレビ壊れました(号泣)。
大地震当日は電車が完全に止まってしまった為帰れず、翌日ボロボロになって帰宅してみると、ウチのテレビくんが高さ20センチ程の台から落ちていました。
恐る恐る起こしてみると、液晶の真ん中がピシッと突かれたように傷付いていました。
ぽち、もう真っ青です。
この時点ではもしスイッチ入れてみて映るようなら、悲しいけどそのまま使おうと思ってました。
だってこのテレビ、去年の11月に買ったばかりの新品だったんだもの。。。
そしてスイッチを入れてみると・・・
ああ、なんと無残な・・・
どのチャンネルに回しても(いまどきチャンネルを“回す”とは言わないのだろうか?)このザマでございます。
確かに最近の液晶テレビは薄型で大きいのに、頭でっかちでバランス悪い。
地震が来たら危ないなーと思って何か耐震対策しなくっちゃ、と思っていつつ何も手を打たなかった自分のせいではあるのですが・・・ 。
とはいうものの震災直後。とにかく今何が起きているのか、情報が気になります。
急ぎメーカーに電話して、休み明けの月曜夜に修理の見積もりに来てもらうことに。
で、月曜日。
メーカーのサービスマンの口から出た見積もり金額は・・・
97,000円!!!
きゅうまんななせんえん!?
はい。修理しないで新しいテレビ買うの決定~!
50,000円くらいで買ったテレビの修理代が97,000円とは・・・。
上位機種が買えますがな。
ええ、もちろん買ってまだ3ヶ月半ですから、補償期間内なんですのよ。
でも補償って天災は対象外なんですって。あんまりだ・・・。
諦めて翌々日にはヤ○ダ電機に新しいテレビを買いに行きました。
ぽちと同じように震災でテレビが壊れた方もたくさんいらっしゃったのでしょうか?
地震・停電、と街中が沈滞ムードの中、ヤ○ダのテレビ売場(この日は別の売場は見てませんが)は大混雑!
とりあえず売場のお兄さんを捕まえて、
「地震で、買って3ヶ月しか経ってないテレビ壊れたの!安くて納期の早いテレビどれですか?」と聞く。
最初は壊れたTVより一回り小さい26型にしようかとも考えたけど、32型と26型ってほとんど値段が変わらない。
結局、手頃な価格で納期の早い26 or 32型のテレビは、、、というと、前と同じシ●ープのアクオス32型になりました。
しかし、納期は早くて一週間。仕方ないので、それを購入することにしました。
購入の際にお兄さんに、
「今度はきちんと耐震対策をしたいので、何かグッズがあればそれも下さい。」とお願いしたのですが、震災後でその手のグッズは品切れ状態。
しかし、耐震対策ナシでテレビを部屋に置くのはもう怖すぎる。
するとおにいさんが、テレビの足の部分に貼るジェルタイプの耐震マットを持ってきた。
売場に残っていた最後の2つだという。
こんなペランペランのマットを貼るだけで耐震対策になるのか?どうにも心もとないが、お兄さん曰く「これが最もポピュラーな耐震対策グッズ」だと言う。
何も無いよりマシか。それも併せて購入することに。
結局納品までの10日間(一週間後は平日だったのでその週末まで待つことになった)、音だけのテレビで過ごしました。どうしても見たいドラマ等は携帯のワンセグで見ましたけど。
(『江』の北の庄落城の回も携帯で見ました。勝家さま~)
なので、世間で話題になってたACのコマーシャルもずっと音だけしか聞いてませんでした。
ポポポポ~ン♪も『こだまでしょうか?』も。
音だけだとわからない部分もいっぱいあって、テレビが納品された後、映像で見てやっと解決した疑問がありました。
SMAPのメンバーが一人ずつ応援メッセージを言うヤツがあったじゃないですか?
あれ、音だけ聞いてて「これは中居くん、、、だよね?」とか「これはキムタクだね」と思ってたのですが、最後の一人の声がどうしても誰だかわからない。
もしかして森くんとか出ちゃってるの?なんて思ってたけど、映像で見たら、、、、、、何故トータス松本?いや~、言われてみれば声は確かにそうだけど、あれはわからんですよ。
おっと、話がそれました。
そしてやっと納品の日。
待ちに待ったテレビがやってきました~。
予定の時間より約1時間遅れて、配送&設置業者の若いおにーちゃんがやってきました。
このおにーちゃん、どうにも無愛想。
いいんですよ、別に無愛想でも。仕事さえしてくれれば。
一応購入の時に、設置の際にはビデオデッキとの接続と耐震マットの取り付けをやってもらうよう依頼しておいた。
おにーちゃん、「ここ(テレビ台)でいいですか?」とボソッと言う。
「あ、設置する時、コレ(マット)付けていただくようにお願いしてあるんですけど。」
「わかりました。(ボソッ)」
「それでもしできれば、付属品でテレビ台とテレビを止めるバンドが付いてると思うんですが(前に修理の見積もりに来たサービスマンに聞いていた)、それも付けていただけないでしょうか?」
「ああ、これはテレビ台に穴開けないといけないし、特殊な工具が要るので無理ですね。」
「テレビ台は新しいものじゃないし、穴開けていただいても全然構わないんですけど。この間の地震でテレビ壊れちゃったので、今度はちゃんとしておきたいんですが。」
「いや、これはちょっと難しいですね。無理ですね。」
・・・そうなの?取説を見る限り、(私には無理だが)ネジで留めるだけのようなんだけど、特殊な工具が要る?それじゃ、私が自分で付けるのは絶対無理じゃん。
でも、このにーちゃん全くやる気がなさそうなので、仕方ない。マットだけ付けてもらいましょう。
が、そのマットが・・・付かない。
貼り付けても、貼り付けてもポトっと剥がれ落ちる。
にーちゃん、落ちる前にどうにか4枚貼り付けようと慌てて手を動かしているのがわかるが、1枚貼れば前に貼った1枚が落ちる始末。
で、にーちゃんがボソッと一言。
「お客さん、これホームセンターかどこかで買われたんですか?」
「・・・いいえ。ヤ●ダの方にお願いして出してもらったんですけど」
にーちゃん何度かTRYするが、結局密着しないので、マットの上にテレビを乗せ、ぽちに言う。
「お客さん、このマットって平らなところに貼らないと密着しないんですよ。このテレビの足は
裏が凸凹になってるんで貼り付かないんですよね。」
・・・はあっ?
じゃあ何かい?私は使えないものを売りつけられたってことですか?
にーちゃん、ムリヤリ乗せてくれたが、そのマットというのが5ミリくらいの厚さがあるものなので、そんなモノの上にただ乗せてもかえってバランス悪くてグラグラしている。
「これ、かえって危なくないですか?」
「・・・まあ、無いよりマシじゃないですかね。」
しかし、ぽちが本体を指で押してみてもグラグラである。
にーちゃん、片付けて帰ろうとしている。ぽち、キレる。
「すいません。これ台から下ろしてください。こんな安定悪い状態でテレビ台の上に乗せて置けません。」
「え?下にですか?ここに設置していいんですか?」
「毎日のように余震も来てるっていうのに、こんな怖い状態でテレビ台の上において帰られても困ります!」
にーちゃん、いまいち納得いかない様子でテレビ台の下にテレビを下ろす。
「ああ、お客さん。これ下に置くにはコードの長さが足りないですね。ピーンとしちゃって危ないですね。」
ムカッ!
「じゃあ、持って帰っていただく(壊れてる)テレビのコードと付け替えて下さい。(震災後)今まで下ろして使ってたので、あっちなら長さ大丈夫だったはずです。」
「いや~リサイクルの関係で、コードとか取っちゃう訳にいかないんですよねぇ。」
(取り替えてくれって言ってるの!そのくらい融通きかせられんのか?)
もうこのにーちゃんに何を言っても無理!
結局、どうにかコードは上手く通してもらって下に置いてもらってお引取り願いました。
が、その後だんだん腹が立ってきた。
いいのか?これで。よくないっ!!!
そこでヤ●ダのサービスセンターに電話。
購入時に地震で壊れた物の買い替えである、と相談しているのに、使えない耐震グッズ売りつけられ、しかも設置にきたにーちゃんのやる気のない態度!
人間、クレームとか文句とか普段なかなか言いづらいことを一旦口に出してみると、胸の置くからどんどん高ぶった感情が溢れてくるものである。
ぽちも言ってるうちに段々抑え切れなくなり、
「そりゃあ、ヤ●ダさんからしてみれば、このテレビもすぐに壊れてまた買い直すことになれば商売繁盛で願ったりなんでしょうけどっ!」とか「販売した商品を安全に使えるようにするのも販売店の義務なんじゃないですか!?」とか、キレまくり(笑)。
結局、一週間後に今度は工事担当の人が来て、状態を見てくれることになった。
で、付属のベルトも付けてもらえるかどうかも併せて見てもらうことに。
で、一週間後。
いらっしゃいましたよ。
工事担当さんが仰るには、ぽちが買わされたその耐震マットは粘着力が弱いタイプだという。
その工事担当さんが作業用に持っている耐震マットは、粘着力が強いので足の部分の裏側が多少凸凹していても問題なく貼りつくと言う。
「試してみますねー。あ、でもこれは付けると2100円かかっちゃうんですけどいいですか?」
いいですわよ。その代わり使えなかったこのマットは返品するわよ。
すると、ホントに粘着力が全然違う!そっちのマットの上に乗せたらテレビは全然安定した。
「これでもう大丈夫ですよ。」
「あ、でも、このベルトも念の為付けていただきたいんですけど」
「このマットは粘着力が強いですから、(ベルトは)必要ないですよ。」
「でも、不安なので。付けて下さい。」
「でももうマット貼り付けたから剥がすと粘着力少し落ちますけど」
・・・アンタ、さっき『試してみますか』って言ったでしょうが。
「ベルト付けても前に倒れるのは防げても、後ろに倒れる可能性はありますよ。」
そうかもしれないですね。でも前に倒れたから液晶が逝っちゃった訳ですよ。
せっかく来てもらったので、出来るのなら今出来る最善の策は打っておきたい。
別にこの人の前でぽちが物分りのいいヒトになる必要はない。
お互い黙ったまま数十秒。
このおじさん、今日のぽちは言ったとおりのことをやらないと納得しないとようやく思ったらしい。
「わかりました、付けましょう。」
で、テレビ台とテレビをベルトで繋ぎ、ネジ留め。
「はい、ベルトとマット。これで少々のことでは大丈夫ですよ。」
・・・えっと、こないだのにーちゃんは特殊な工具だの、難しいだの言ってましたけど、特殊な工具ってドライバー?(←電動ではない)
それもほんの1~2分で付きましたけど?
あのにーちゃんに対する怒りが再度ふつふつと湧いてきましたが、それはグッと堪えました。
この後、前に買わされたマットの返品が出来る、出来ないでまた揉めたんですが(出来るって言ったのに、電話かけたら「一度開封された商品の返品は致しかねます」とか言うんだもん!)どうにか、粘着力の強い耐震マットを付け、テレビ台とテレビをベルトで繋いでもらいました。
今回の地震はホントにいつまでも余震がおさまらないので、ちょっと気分は悪かったけど、やることやってもらっておいて正解だったと思います。
・・・今夜もまた揺れたよ・・・