いきがかり上いたしかたなく・ぶろぐ

寄る年波には勝てないし難しいことは出来ないし、行き掛かり上致し方なくブログに頼ります。

母の誕生日パーティー

2017-09-24 00:41:31 | 出来事
きのうは母の誕生日だった。父と母がずっと以前からよく行っていたレストランから、もうすぐお誕生日ですねみたいなお知らせが届いたらしく、父が「お母さんの誕生日パーティーをしたい」と言いだした。でも、その店は実家から車で1時間近くかかるという距離。実家の車庫には名古屋ナンバーの私のムーヴさんがいて、私も60歳直前で運転免許をとったのだが、如何せん免許取得後4回くらいしか運転経験がない。なので、そのレストランに連れて行くというためだけに私の夫が一昨日名古屋からやって来た。

せっかく夫が来たのだからときのうの朝「運転練習を……」と言ってみたのだが、「練習しても上手にはならん」という謎の言葉を残し、自分一人で私のムーヴさんに乗ってどこかに出かけてしまった。おそらく私の運転する車の助手席に乗るのが、よほど恐ろしかったのであろう。

きのうは私ら子ども一同から、続々とプレゼントが届いた。冒頭の写真は弟からのプレゼント1、365日それぞれいろいろ種類があるというクマさん。



プレゼント2は、月そっくりのライト。触ると点いたり消えたりする。ロマンチックなプレゼントだ。



こちらは妹からのプレゼントのそのまま飾れるという花束。アレンジメントとは少し違って、水分をたっぷり含んだゼリーみたいなのが使われているらしい。なかなかおしゃれで可愛い。



こっちは私と夫からのプレゼント。私のお気に入りのフロシュー(フローリスト シュウエイ)さんのアレンジメント。同じお花なのに、妹からのは冷蔵でうちからのは常温だった。フロシューさんは真夏はお店の判断で冷蔵で送ってくることもあるみたいだが、できるだけ涼しい遅い時間帯に発送して翌日の午前中に届くというふうにしておられるようだ。ここに詳しく書かれている。以前頼んだ時にとても親切だったので、お花というとフロシューさんに発注することが多い。



いつもなら、たぶん1つ1つの料理になんかコメント書くのだが、今回は途中から何を食べているのかよくわからんような状態だったので、残念ながら書けない。最初から数えて3つ目あたりまではいつも通り美味しかった気がする。

レストランに着くと二階の部屋を用意したと言われた。だが、高齢でどっちも杖をついている状態の両親に階段はとても無理。それで一階にしていただいたのだが、どうもすぐ隣のレースのカーテンの向こうの広いテーブルには、団体さんが来られるような感じだった。

私たちが食事を始めた途中にその団体さんが到着。会社関係の会食らしく、挨拶から始まって「私は○○大学の○○学科の~」という自己紹介が何人か続いた。就職内定者のパーティー? このあたりまではまだ微笑ましい感じで、漏れ聞こえてくる話を聞きながら「美味しいね」と食事をしていた。

どうやら、その後あたりから隣のパーティーの皆さんはお酒を飲みだしたらしい。ここってフランス料理の店だったよね? という前代未聞の状況にいっきに突き進んでいった。信じられないくらいの大声。お店のスタッフさんが料理の説明をされても、何も聞こえない。テーブルの向こうの母の言ってることが聞き取れない。料理の味がよくわからない。早く食べて早く帰ろう。ここは居酒屋か? というか、居酒屋でも同じテーブルにいる人の声くらいは聞き取れるで。貸し切りならばいざ知らず、レースのカーテン越しに他の客がいることは見えていたでしょう。いったいどこの何という会社なんだろう。すっごい気になるわ。せっかくの母の誕生日パーティーどないしてくれるねん。高齢の両親を二階に上がらせるんではなく、こっちの団体さんを二階の個室にすることはできなかったんだろうか。みんなうちの親よりははるかに若そうだったから上がれるやろ、階段。

店を早々に出て、カーナビ通りに走りだした道がなんか標識もないようなところを通るので緊張したのと、お肉が若干脂っこかったせいか、運転している夫が途中で車を停めて吐いていた。私もなんかずっと胸がむかむかしていた。

お店の名誉のために言っておくが、過去に一度もこんなことはなかった。静かで料理もとても美味しいいいお店だ。だからうちの親もずっと通っていたのだ。今回は魚料理も肉料理もあまり味がわからず、デザートにいたっては早く食べ終わることにのみ集中していたので味がしなかったがな。

まあ、別の意味で、非常に心に残る誕生日ではあった。後々の語り草になるであろう。京都駅南口にかつてあったピガールというレストランの薄すぎて向こうが透けて見えそうなステーキの思い出と、たぶんほぼ互角。まさかピガールのステーキに匹敵する状況がこんなところで訪れるとは。人生何が起こるかわからないものなのだよなあ。




きょうはすでにパーティーから3日過ぎているのだが、先ほどこのレストランからお詫びのお菓子が宅急便で送りつけられてきた。でも、あの誕生日パーティーの嫌な気分を引きずったまま店を出た訳なので、その思いは消しようもない。

まあ親も高齢だし、たぶんもうめったに行く機会もないと思うからいんだけどね。送ってくださったお菓子は親のおやつに出すことにします。ありがとうございます。
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2 コメント

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Unknown (鳥類研究所)
2017-09-24 20:41:34
見てるだけでしんどくなりそうなお店の状況がよく分かります。味が途中で分からなくなってきて、帰りに旦那さんが吐いちゃうとこなんてほぼサスペンスですやん。どう転んでもうまく行かない時はありますね。お母さん、それにしてもお誕生日おめでとうございました。
怖いでしょう (林本)
2017-09-24 22:02:43
最近、いろいろと怖い状況です。
でも、ネタ的にはどうでしょう。
どの怖い状況もしっかりメモしておいて、いつかどこかで
創作活動に何らかの形で使えるかもしれません。
ちょっと「しめしめ」と思ったりもします。
もちろん発作も例外ではありません。
スリルとサスペンス。
崖っぷちです。

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