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本日午後、有楽町三省堂にて、田中慎弥氏の新刊発売記念サイン会あり。
ジーンズ+ジャケットくらいのカジュアルなスタイルで来られるかと勝手に想像していたが、さにあらず、きっちりスーツにネクタイ姿であった。
格別愛想を振りまくでもなく、黙々とサインを続け、時折手渡される手紙などは黙礼して受け取り、サインした本を手渡すときだけ目線を上げ来客の顔を見る。そんな様子は想像どおり。サイン会は静かに淡々と進んでいく。以前並んだことがある伊集院静氏のサイン会とは、かなり違う。
しかし間違っても、愛想が悪いとか、不遜な態度というのではない。来客や周囲のスタッフへの態度は至ってまじめで丁重。芥川賞受賞インタビューの報道が、如何に田中氏の発言を誇大にして意図的にニュースバリューを高めたものであったかが、よくわかる。
さて、サインしていただいた短編集「田中慎弥の掌劇場」の中で、最も気になるのは「色」である。
女には色があるが、語り手には色がない。色を得ることで自分の心や体が女に追いつけると期待するが、それができない。語り手の寂しさと諦観が色で語られることが、新鮮で心に染みいる。
「男たち(一幕)」は意外、かつ秀逸だ。田中氏のこういった笑える短編をもっと読んでみたい。
ジーンズ+ジャケットくらいのカジュアルなスタイルで来られるかと勝手に想像していたが、さにあらず、きっちりスーツにネクタイ姿であった。
格別愛想を振りまくでもなく、黙々とサインを続け、時折手渡される手紙などは黙礼して受け取り、サインした本を手渡すときだけ目線を上げ来客の顔を見る。そんな様子は想像どおり。サイン会は静かに淡々と進んでいく。以前並んだことがある伊集院静氏のサイン会とは、かなり違う。
しかし間違っても、愛想が悪いとか、不遜な態度というのではない。来客や周囲のスタッフへの態度は至ってまじめで丁重。芥川賞受賞インタビューの報道が、如何に田中氏の発言を誇大にして意図的にニュースバリューを高めたものであったかが、よくわかる。
さて、サインしていただいた短編集「田中慎弥の掌劇場」の中で、最も気になるのは「色」である。
女には色があるが、語り手には色がない。色を得ることで自分の心や体が女に追いつけると期待するが、それができない。語り手の寂しさと諦観が色で語られることが、新鮮で心に染みいる。
「男たち(一幕)」は意外、かつ秀逸だ。田中氏のこういった笑える短編をもっと読んでみたい。
伊集院静さんのサイン会をテレビでちょこっと見た事がありますが、ファンに笑顔で声をかけたりしてました。
田中さんに何か質問する方は、いなかったのですか?
先着80名って本当に中途半端ですよね。サイン会で80名なんて始めて聞きました(笑)
百名でいいだろうに…?
夕方から、どうしても外せない用事があったのかな?なんて、そんな事もなさそうですよね…。謎です。
田中慎弥さんに質問などされた方、、、私が見ていた限りではおられませんでした。なにせ黙々とサインされているので、来客側から話しかけてその場に留まるのは気が引ける雰囲気でした。そんなわけで、行列が進むのも速いし、サイン会自体あっという間に終わってしまいましたよ。
やはり苦手に感じてらっしゃるのかもしれません。(だから80名(^^;)