South of Planar

photographed by Carl Zeiss lenses

Planar45mm検証(SONY α7s vs ネガフィルム)

2014-09-15 10:10:59 | Planar検証
兄弟ブログのHologon検証Biogon検証に続き、Planar45mmでも検証を行ってみました。こちらはCONTAX G2を使っています。
(追記:Sonnar検証もUpしました。)
α7sはAdobeRGBで撮影していますがIDC(V4.02)が正しくAdobeRGBを認識していないことが判明したため、Lightroomで現像しなおしました。

条件は同じです。
・撮影はフィルム感度(KODAK Gold200)に合わせて両方ともISO200、絞りはF8。フォーカスは無限遠。
・α7sはSONY純正アプリのImage Data Converter Lightroom5.6で標準設定現像。シャープ等の処理は一切してません。
・フィルムはNikon 5000EDとVuescanでスキャン。Photshopでレベル調整とトーンカーブ調整のみ。

まずはフィルムから。



次はα7s。

パッと見では区別できない感じです。全体的な粒状感で区別はつきますが並べないとわからないかもしれません。Hologon、Biogonのような周辺での色かぶりは一切見られません。

次は中心部分を解像度を揃えて並べてみました。

α7sの方はシャープ処理で直線がくっきりしているので解像度が高そうに見えますが両社ほぼ同等な感じです。観覧車の骨組みの部分はフィルムの方が自然です。レンガや屋根の模様はどちらも解像していないのでレンズ性能の限界なのでしょう。

次は周辺部分を解像度を揃えて並べてみました。

中心部と印象は全く同じですね。Hologon、Biogon21mmと違いα7sの周辺画質の劣化は見られません。さすがにこの焦点距離になると画面全面の均質性は問題がありません。

総評としては、α7sとフィルムそれぞれの個性の違いがあり優劣は一概につけられないと思います。フィルムの粒状感はモニターの画面で拡大して見ると好ましくないけれどもプリントした時にはこの粒状感が原因で画像に立体感がでるケースもあり、私はデメリットとは思っていません。時間が出来たら両方をA3程度でプリントして比較してみたいと思います。







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