プレステ（PS）、プレステ2（PS2）、プレステ3（PS3）用のカセットなど存在しない

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知人A「こないださあ、プレステ2のカセットを○○に出してさあ」

ぴぴぽん「はあ？何だって？？」

知人A「だからさあ、プレステ2のカセットを…」

ぴぴぽん「プレステ2のカセット？何それ」



ここで皆さんに質問です。

「プレステ2用のカセット」とは、何ですか？

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そんなの決まってんだろ、ゲームが入った円盤（CD-ROM or DVD）のことだよ。そんなことも知らねーのか、このドアホ。

とか思った方。

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アホはお前だ。


一昔前までのゲーム機（ファミコンやらスーパーファミコンやら）で採用されていたものについて「カセット」と言うならば話はわかる。しかし、しかしだ。プレステシリーズに採用されているそれは円盤です。CD-ROMとかDVDとかブルーレイとか。どれも光ディスク。円盤です。


円盤はどう考えてもカセットではありません。

言うなら「ソフト」か「ディスク」かです。ゲームが入っている物体（メディア）を言葉で表現したいなら「ディスク」が正解です。決してカセットではないことは誰の目にも明白です。

「ディスク」とか「カセット」とかいうのは、前述の通りメディアの形状・形式を意味するのです。CDとかDVDはディスクメディアです。「カセット」ではないのです。したがって、「プレステのカセット」とかいう表現はおかしいのです。プレステにはカセットが刺さるようなところはありませんからね。（メモリーカードはカセットチックに見えないこともありませんが）


まあ、あえて指摘して友情を壊すのも何なので、そのことは知人Aには伝えずにしていますが、プレステとか光ディスクを採用しているゲーム機のメディアはあくまで「（光）ディスク」です。それを「カセット」とか言っている人は、そのヘンチクリンな思い込みを矯正したほうがいいと思います。そんなことを人前で公言している場合、それを聞いた人の一部はきっと心の中では腹を抱えて笑い転げてあなたを馬鹿にしているに違いありません。

こうしたディスクのことまでカセットと言っていた人には、今までの人生の中で3名ほどと出会っています。ま、いずれもファミコン世代の人だし、そう言いたくなる気持ちは分からないでもないですが。

ちなみに、「プレステのカセット」などでググってみると、なるほど使用例は結構あるようです（こういう表現をする方が結構いることには少々驚きです）。まあ、おかしな表現ではあるけども通じないことはないかと思いますが、まかり間違ってもCDみたいな円盤は決してカセットではありませんので、心当たりのある方はどうぞお気をつけください。

参考：「プレステのカセット」 - Google
参考：「プレステ2のカセット」 - Google / 「PS2のカセット」 - Google

＜P.S.＞
劣化コピー万歳国家の中国やら韓国では、初代プレステやプレステ2の形を模したファミコン（ファミコン互換機、パチモノ機とかいうそうです）が製造・販売されていたりします。これらは形はプレステだが中身はファミコンなので、あのファミコンのカセットが刺さる場所が設けられています（反面、ディスクを入れるというか読み込ませる場所はありません）。これを「プレステ」あるいは「プレステ2」と称しているのであれば、刺すのは確かにカセットになるわけですが…

知人Aよ、まさかお前の持っている「プレステ2」とやらは、中華製だかキムチの国製だかのエセプレステ2ではあるまいな？


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