大先生が珍しく一日だけですが夏休みをとりました。(有休だけど)
最近は患者さん少ないし、普通に過ごせるだろうと思っていましたが…出てしまいましたよ、難しい装具のオーダーが!
この方はなんだったっけ(理由はもはや忘れた)、何かの理由で人差し指の伸筋腱(指を伸ばす腱)を上から2番目の骨の真ん中へんで4分の3程度切ってしまい、その上の皮膚がごそっとめくれてしまって人工の皮膚をつけているとのことでした。
朝のんきにしていたら看護師さんが指示書を持ってきて、今日の午後からだって…。
焦った焦った、伸筋腱断裂の装具、私はまだ作ったことがなかったんです。。
焦りすぎてたたんだ洗濯物タオルのたくさんのハンガーをほりっぱなしにしてしまい、患者さんが片付けてくれました
昼休み、大先生に電話して作る方式を確認、がんばって作ってみました。
過去の記憶を総動員するのよ!私!
で、2時間半以上かかってできたのがコレです
3枚目の写真は、装具がいがんでついてます…。この後つけ直しました。
ちょっとは大先生が作ったっぽくできたな…。前に別の大きい装具のときに注意されたのを必死で思い出して、そのへんに転がってた別の人が使い終わった装具見たり、また別の患者さんに着けてみせてもらったり。
でも手の甲のマジックテープの位置がなんかおかしい、けどどう直したらいいか頭がもう働かないです。茶色布もデカすぎた。もー大先生が来るまで待ってもらおう。。他にもアヤシイところがあるような。
肝心の装具の説明ですが、伸筋腱を切ってしまった場合、自分の力で指を伸ばすと縫った腱が筋肉に引っ張られて切れてしまうと困るのが一つ。
指をグーすると縫った腱が引っ張られすぎて切れてしまうと困るのが二つめ。
ということで、最初は指の根元の関節を30°だけ曲げる(第一、第二関節はまっすぐにしておく)、それ以上はいかないようにするということで、指の下に板をつけて制限をつけています。
伸ばすのは自分以外の力でしないといけないので、ここから更に上方向にゴムを使って引っ張っておく装置をつけたりするのですが(そうすれば自分ひとりで安全に練習できる)、また今度にさせてもらいます。。ドクターとも相談してね。
とりあえずこの装具の中で0~30°間やり方を守って動かせば、こんなちょっとの角度でも腱が滑走するので癒着が防げるよ、という方法です。
次回大先生が来たら、褒められるかダメだしされるか!?
上に装置がついたらまた書きますね。
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伸筋腱損傷の場合、伸筋腱はペラペラにうすいので屈筋腱よりリハビリが難しいというか動かすのが怖いと私は感じてます。
今後daynamic splintに付け替えるならば背側からのsplintに作りかえるのですか?
くだらない質問ですみません
そうですね、指示では固定、となっていたためまずはこれだけ作りました。
後日ドクターとお話をして、結局アウトリガーはつけないことになりました。
付ける場合は、このまま屈曲ブロックの板に針金をくっつけて上からびよんとゴムで引っ張ろうと考えていました。
仕方がないので装具の中で動かしてもらうことと、リハビリのときは装具外してより細かく動かしてます。
背側からにする場合ですが、この方はcentral bandの不全切断でしたが、伸筋腱断裂では手背での損傷が多いから掌側からすることが多いよ、と大先生が言ってました。
ここでは背側で作っているのあんまり見たことない気がします。プレスでめちゃくちゃ、とかひどい傷の人が多いからですかね。傷の位置によりますね。
伸筋腱は伸びやすいから慎重にせなあかん、とテンションよく見ろと大先生に言われています。
腱切っただけ、と簡単に思われがちなのに、実際のリハビリは神経使いますよね
ちなみに大先生にチェックしてもらったところ、前腕がちょっと締め付けてたことと、手背のベルクロの付け位置がやっぱり間違い、この方は30度よりまだ落とせる、となんでテンションかかるギリギリにしなかったんや、と言われました
でも「まぁまぁ良い」と言ってもらえたので良かったです
(結局大先生が前腕やら角度やら指先の下にスポンジもつけたりと直してくれましたが。。)
当分目の疲れがとれませんでした
先日はありがとうございました。
その後、大学附属病院の有名な形成外科の先生を訪ね、MRI、レントゲン等を持って受診しました。
やはり、小指先端の丸い骨がなくなってしまい、骨が尖っているので、圧迫すると、それが肉に当たって痛い、との診断でした。
先生には左足人差し指の先端、5ミリほどを左手小指に移植するという手術を薦められました。
実際に手術した方の写真も何件か見せていただきましたが、写真上ではきれいに治っているように見えました。
手術するとしたら来年夏休みくらいということで、
年明けにまた受診して下さいとの事でした。
ピアノも弾けるし、きれいな形になりますよとの先生の言葉にわずかに希望を抱きつつも、
また新たに子どもの体に傷をつけてしまう恐ろしさ、
全身麻酔、長時間にわたる手術、二週間にも及ぶ夏休みの入院、痛みなど、考えただけで落ち込んでしまいます。
暗い内容ですみません。
娘は明るい性格で、体は大きいのですが、心がまだ幼くて良くわかっていないのかもしれませんが、悩む様子があまり感じられない事にわずかに救われています。
小学4年の娘にどうしたいと聞くこともためらわれ、かと言って私や夫の意向で手術をしても良いのか・・。数日、悩んでも答えが出ません。
ほんとにこうやって書くと深刻な事になってしまい、すみません。
ピアノを休んでいる以外はテニスもしていますし、
新学期、楽しそうに学校に通っています。
命にかかわる事ではない・・わかっているのですが。
やっと暑い夏も終わりそうです。
ぴぴさんも体に気を付けてお仕事頑張って下さい。
いつもかってな書き込みをお許し下さい。
お久しぶりです!前回また遅くなってしまいましたが返信させていただいたので、もしお気づきでなければお読みください~。
良い先生に診察していただいたんですね^^
希望の持てる診断でよかったです!結果が確実に良好なのでしたら嬉しいことですよね。
でもお子さんの体のことを考えると思い悩んでしまいますね。
>手術するとしたら来年夏休みくらい
ということは、急いでしなければ大変なことになる、ということではないんですね。良かったです。
>年明けにまた受診して下さいとの事
ですから、まだまだ考える時間はたくさんありそうですね。
大切なお子さんの体のことですから、ゆっくり考えてみてはいかがでしょう?
お子さんは指の痛みやある程度の不自由さをどう感じているのでしょうか?
少し気持ちの整理がついたら、お子さんに聞いてみるのはいかがでしょう。実際に手術を受けるのはお子さんですものね。
そのときに、mayuさんが思っていること、心配なことも話してあげてください。mayuさんがすごく真剣にお子さんの体や将来を考えていることがきっと伝わると思います。
お子さんご自身が手術を受けたい、と思ったとき、それが3年後、5年後でも遅くないのか、時期的なことの確認をお医者さんにしていただいて、手術したらこうなるよ、しなかったらこうなるよ、いついつまでにするのがいいみたいだよ、とお子さんに説明してあげてください。
参考になるかは分かりませんが、私は生まれつき右の耳だけがぴょこっと立っておりまして、左は寝ているのに見た目バランスが悪かったんです。
だからといって体に悪いことは全くないのですが、中学生になってから気になってきましてね、「手術したい」と自分で両親に言いいました。
少し入院しましたが簡単な手術で、私の場合も夏休み?でした。
自分で決めたので後悔もありませんし、そんなに悩まなかったです。
あと右目が先天性の眼振(そんなんばっかり)と言いまして、左目を隠すと右目が勝手に左右にびゅびゅびゅーっと動くんです。
お医者さんによると右目が赤ちゃんのときのままでたいして使ってないそうで、ちょっと不自由といえば不自由なんですが、生まれつきだとこれが最初から普通なので、大きくなってから不自由になるよりもそんなにどうも思わないです。
(大人になった今は、目のピント調整機能の衰えで目が疲れやすくて頭が痛くなる、など不便なことがでてきてますが)
だからmayuさんのお子さんはおそらく物心つく頃にはその状態が普通だったと思うので、それ用の体の使い方をしていたり、そんなに思い悩んでないのかも、とか思ったりしました。
私よりもお子さんの指の方が大変なケガなので、ちょっと違うとは思いますが。。
それと、今にしてみればこれは重要だったと思うのですが、私の両親が右目や耳のことをすごく心配してくれていたことが私によく伝わってきたことや、他の兄弟と変わらず普通に日常過ごしていた、接してくれていたことが、変に考えすぎなくてよかったのかも、と思いました。
ですから前回のコメントにも書きましたが、mayuさんやだんなさんがお子さんのことをとっても愛してくれているのが伝わっているから、今のお子さんなんだと思います。
新学期を楽しんでいるとのことでなによりです
こちらの方こそ勝手なことばかり言って申し訳ありません。
もうすぐ実りの秋ですね。おいしいものをご家族みなさんで楽しんでくださいね。
またなにかあればコメントくださいね。
前回いただいたお返事も読みました。でも、お返事に書かれていたように、これまで私はそんな良いお母さんではなかったのです。
3歳でケガをしてから、以後6年も何も気づかず病院にも行かなかった事。4つ上の兄の事にかかりきりになり、娘にきちんと目がいっていなかった時期があったり・・。
はじめの頃は安易に成長と共に治るかもと思っていましたし、その後は娘の変形した小指を見てしまうのがおそろしく、目をそらし、ちゃんと現実を見ていなかったのです。
その罰をいま受けているのだと思います。
少し考えれば、受傷後、骨の成長はどうなっているか、ピアノを習わせても大丈夫か、確かめるために病院にいく機会はいくらでもあったろうに・・それができなかった。
本当にだめな母親です。
最近は落ち込んでばかりですが、ぴぴさんの言うとおり、少し心が落ち着いたら、娘にどうしようかと話してみます。
見ず知らずの私などのために、ご自分の体の事も書いて下さって、ぴぴさんのお優しい人柄が感じられ、読みながら涙をこらえました。きっと病院では、患者さんにも慕われているのでしょうね。
なぜか、ぴぴさんに読んでもらえると思うと、少し気持ちが楽になれます。
本当はもっと明るい私です。
ぴぴさんのお母さんのように、おおらかな気持ちでいなくては・・。
今度はもっと前向きな気持ちで訪問できますように。
ぴぴさんのブログを楽しみに、また来ますね。
ありがとうございました。
そんなにしょんぼりしなくても大丈夫ですよ。
私の母も、私の右目が何か違うことに気づいたのは小学校1年生の健康診断のときだったそうです
隣の県に良い眼科の総合病院があると聞いて遠いとこ連れていってくれたそうなのですが、ちょうどその日に先生がいなかったらしく、その後は行かなかったとついこの間聞きました(何故行くのをやめる…)。
いろいろな患者さんと接してきましたが、みなさんなかなかこれを確かめた方がいい、とか気づかないですよ。
私も違う分野や自分の体のこととなると、どこの病院に行けばいいのか、どうしたらいいのか、などよく分からないです。
今の病院で働く前、母が手首のしびれと痛みを訴えて地元のある病院で手術をしたのですが、その後縫合部がケロイド状になってしまって別の痛みが出てしまったんです。
今にしてみたら、もっと調べれば手の外科で有名な病院が同じ市内にあったのに、そんな簡単な考えさえ浮かびませんでした。自分を情けなく思いました。
別のことで大変だったら他のことに目がいきにくくなりますし、気づいたときにはすごく申し訳ない気持ちでいっぱいになるけれど、今回は命にかかわることではないし、手術で良くなる可能性があるとのことですから、大丈夫ですよ。
本当に罰だとしたら、お子さんは笑顔になれないと思います。
mayuさんはお子さんのことをとても愛しているんですね。だから考えこんでしまうのかな、と思いました。
自分を責めないでくださいね。
これからどうするか、それを考えてくれていることがきっとお子さんの心に残ると思いますよ。
明るいmayuさんに戻れるよう、遠くから応援してますね!
誰にも相談できず、鬱々としていたのですね。
ぴぴさんの言うとおりです。
もっと大変な病気やケガで苦しんでいる方はたくさんいるでしょうし、少なくとも娘は毎日、笑って過ごしているのですものね。
大丈夫っていうお返事、うれしかったです。
元気だします^^
暗く落ち込んでいても、何も変わりませんものね。
勇気を出して投稿して良かった・・。
ぴぴさんが優しい方で良かったです。
ぴぴさんのブログ楽しみにしています。
ありがとうございました。
そうですね、元気だしていきましょう!
落ち着いてきて、しばらくしたら元気なmayuさんの声を聞かせてくださいね。
また何かありましたら、遠慮なさらずに投稿してくださいね。
ではでは、お互いに最後の夏を乗り切りましょう!