Photo 「Frame」

花と風景の撮影サークル「Frame」のページです。
東京・千葉・埼玉・神奈川を拠点に、撮影活動をしています。

望遠鏡用赤外線カメラ

2009年12月09日 | カメラ機材
不思議な音がするのですが、写真ではお伝えできないのが残念です。動画にすればよいのでしょうが、画像は荒れるし、ここは写真ブログ、証拠写真だけ載せます。

ぐんま天文台の赤外線カメラ冷却部分です。自分自身の赤外線で観測に障害がでてしまうので、センサー部分は常にマイナス200度に冷やされています。この赤外線カメラは、望遠鏡に接続されています。カメラがある部屋に入ると、不思議な音が出続けています。音の正体は冷却装置です。

室内は常に冷房が効いている上に、センサー部分はマイナス200度に冷やされています。一度電源を切ってしまうと、マイナス200度になるまで2日かかるそうです。ずっと冷やし続けていたほうが電気代が安いとのことです。写真は、観測していないときのもので、常に上を向けておくそうです。星の観察をするときは、頭上のドームが開き、望遠鏡は観測目的のものにレンズを向けます。頭上のドームはひとつの方向に細長く開くことしかできないので、目的の物に向かうときは、ドームの屋根が回転します。

この望遠鏡を使った夜空の観察会があるのですが、残念ながら日中しか滞在できなかったので観測会に参加できませんでした。しかし、屋外の日中の星の観察会には参加できたので、青空に輝く星を見せてもらいました。太陽のすぐそばをいく、水星がみえたのにはおどろきました。望遠鏡の方向を間違えて太陽をセットしてのぞいてしまったら、目玉焼きになってしまうと説明されました。

ぐんま天文台~赤外線カメラ
http://www.astron.pref.gunma.jp/news/010518IR.html

県立ぐんま天文台トップページ
http://www.astron.pref.gunma.jp/


以前、野辺山の望遠鏡のメンテの方から、朝部屋に入って仕事を始め、お昼出てくると出口の方角が変わっていると聞きました。てっきり目の前の望遠鏡のあるドームも床ごと回転するのかと思っていました。質問すると、野辺山の望遠鏡は電波望遠鏡で、巨大なパラボラアンテナであるため、アンテナだけを回転させることはできないので、建物全体が回転しているそうです。

国立天文台野辺山トップページ
http://www.nro.nao.ac.jp/