Ａ180 Sports 試乗記

８月６日。
馬友＆車友のＩさんと、ヤナセに行ってきた！

新型Ａクラスがとんでもなく気になるけれど
敷居が高すぎて試乗なんて行けるわけないわー
と二の足を踏んでいたところに
「ヤナセ十万人試乗キャンペーン第２弾」。
試乗して、ネットに感想を書けば、豪華賞品が当たるというもの。
これは！
これを逃したら！
試乗に行ける機会は二度と来ないかもしれない！
と思い立ち、（第１弾はうじうじ逃した）
Ｉさんを焚きつけて同行してもらった。
埼玉まで来てもらうのは申し訳ないので千葉に行った。



これまでのＡクラスのイメージを覆す全高を抑えたボディ。
かっこいい～～

Ｉさんと営業マン氏に
「ウインカーは左だからね」
と釘を刺される。
普通の外車は間違えてもワイパーが動くだけだけど、
新型Ａクラスはコラムシフトなので
誤って操作するとＲに入ってしまうおそれが！
走行中は入らないようになっているそうだけど、ドキドキした。
（ギアの入れ間違いを防ぐため、このタイプはＲでポーンポーンと音がする）

走ってみると…
あれ意外と普通。
と思ったら、それはＥ（エコ）モードだからで。
Ｓ（スポーツ）モードに入れると、心地よいエンジン音！
新型Ａクラスのトランスミッションは、
ATなのにマニュアルでつながるようになっているのだそう。
詳しい仕組みはちんぷんかんぷんなのだけど
とにかくシフトチェンジの感覚がマニュアルっぽい。
「ちょっと引っ張る感じ」なのだそう。
Ｓモードではエンジンブレーキの効きが素晴らしく、
ぎん太２号でいつもやっているみたいに
上り坂のてっぺんの赤信号まで惰性で～ なんてしようと思ったら
途中で止まってしまうくらい。
初体験のパドルシフトもいっぱい試したかったけど、
マイナス（シフトダウン）するとガクンと落ちるので
慣れるまで時間が必要だと思った。

「このカーブ、このスピードのまま曲がってみてください」
とか
「今後ろ来てないんで一度急ブレーキ踏んでみてください」
とか
言われるがままにいろいろ試して、
ステアリングがぶれないことや、
ブレーキの効きが半端でないことなどを実感した。

さすがベンツ。
楽しかったぁ～



試乗後、写真を撮らせてもらった。

新しく出たタイプはほとんどこのでっかいエンブレムで
前方の車との衝突回避やオートクルーズ機能のための
レーダーになっているのだそう。
だけど100年続いたボンネットのエンブレムもなくすのは惜しい
ということで今後も上位クラスで？ 生産予定だという。
ＩさんのＥクラスでは、そのエンブレムがあるおかげで
長い鼻先がどこまであるのか感覚が掴みやすくていいなぁと思ったし。

「最近左ハンドルが減ったね」
という話では、
やはり日本の道路で左ハンドルは危険なことが多いことから
今ではＳクラスでさえ右ハンドルしか正規輸入していないとのこと。



試乗車はナイトパッケージというオプション付き。

ブラック・フロントグリルやドアミラー
スポーティなアルミホイール
後席とラゲッジルームのプライバシーガラス（ぎん太２号にオプションでつけたもの）
リバースポジション機能付きドアミラー（同上）
メモリー付きフルパワーシート（運転席）
電動ランバーサポート（前席）
がついて、お値段12万円。
プライバシーガラスは必ず？つけるものだし、
あといろいろオプションをつけることを考えたら、と
ナイトパッケージを選ぶ客が多いのだとか。
「うまいことできてますねー」
「うまいことできてるんです」（きっぱり）

うまいことできてると言えば、
200万台で買える が売り言葉のＡクラスも、
ベースグレードはいろんな機能が省かれていて、
オプションでいろいろつけるんだったら結局お金がかかるから
上級グレードのスポーツにしよう と選ぶ人が多いのだそう。
うまいことできてるー



内装も撮影。
ちょうどハンドルを握る位置が細くなっている、
ただそれだけのことでこんなに握りやすいとは思わなかった。
私は手が小さく、ぎん太２号のハンドルをずっと握っていると疲れてきて
いつも下の方とか変なところに手を置いていることが多いので、この工夫に感心。



アルミペダルかっこいい！

モーターショーで見たアクアは
「オートバックスで買ってきてつけました」
と言っていたけど、こちらはさすがに
「（スポーツは）標準仕様です」
だそう。
これだけでも欲しいわ～～～

ブレーキは、一度グッと踏み込むとホールドされる設計。
信号待ちや渋滞などでこの機能を使うと、
ニュートラルに入れたりサイドブレーキを引いたりしなくても
車が停まっていてくれるので便利。
発進するときはアクセルを踏み込めば解除される。
「それはいいね～！」
と感心しているＩさんに営業マン氏
「奥さまのＥクラスにもついてますよ」
Ｉさんびっくり。
「そんなの使ったことなかったわよ～」

上の「Ｐ」と書いてあるのがパーキングブレーキ。
引きずり防止のため、アクセルを踏むと自動的に解除される。



このAMGマットも標準仕様。

Ｉさんが　　　「アーマーゲー」
私が　　　　　「アーエムゲー」
営業マン氏が「エーエムジー」
と言っていたのが面白かった。
今の主流は「エーエムジー」なのだろうけど、みんなクセだからもう直らないんだ。



リアスカートの切れ込み（？）はスポーツの仕様。

車速によって操舵角が変わるステアリングを初めて体験した。
駐車の時、ぐるんぐるんハンドルを切らなくても軽い力でスイーととめられる。

カタログを見て気になっていた最低地上高について聞いてみた。
「スポーツの最低地上高は９センチ（正確には9.5センチ）となってたんですけど
　どこが一番低いんですか？」
「マフラーです」
鼻先かと思っていたのでそれは安心したのだけど、
マフラーが低いって、駐車のとき怖くない？？　（先の部分ではないのかな）



トランクは、コンパクトカーだからさほど広くはないけれど



「後席を倒せばゴルフバックは入ります」



あこがれのスポーツシート！
本物のバケットシートは乗り降りが大変だから このくらいがちょうどいい。
後席もゆったり座れるけれど、セダンのような広さはない。
窓も小さめだった。
あと、前席がスポーツシートなので後席は視界が悪い。
あくまでも運転を楽しむ車だから…


嬉々として写真を撮る私を見て営業マン氏が
「本当に車好きなんですね」
と言っていたのだそう。
熊本トヨタの営業マン氏に次いで、車屋さんにそう言われたのは２人めだ。


※ 試乗記は素人個人の感想です。


*


ウキウキの試乗後は、ショールームでお話。

メルセデス・ベンツがいかに車の基本理念である
「走る・曲がる・止まる」
を大事にしているか
について懇々と説かれた後は、
エコカー減税がある間、消費税が上がる前に車を買うことのお得さについてお話。
ん。
なんだろうこの違和感は。
「今なんとなくこの色にしようかなっていうのは決めてます？」
と聞かれて
「いえまだこれと言って…　まぁこの色とこの色は気になってますけど」
と言うと
「じゃあこの色ということで、見積もり出してみますね」

えっ。
み、みつ…？

Ｉさんがいてくれたおかげで見積もりを見ても冷静でいられたけれど、
あれ、私、十万人試乗キャンペーンで来たつもりだったのに…
普通に商談されてるよ…


でもまぁ、楽しかったからいいか。
「まだお金が貯まってないんですぐには買えないんです」（とても控えめな表現）
と言ったら、
今度はベンツを何台も乗り継いでいるＩさんにターゲットを替えて（？）
「セカンドカーにいかがですか」
なんて言っていた営業マン氏。うまいなぁ。

でもそこは強者Ｉさん。
ベンツの安全性を十分に認識していて、車として一番好きなのだけど、
車好きの私にはぜひBMWに乗って欲しいという夢があって、
「ベンツに乗っちゃったら他のに乗れないってよく言われるんですよ」
と言うヤナセの営業マン氏にまで
「でもモモちゃんはまだ若いんだからベンツなんてもっと先でいいのよ。
　BMの方が絶対いいっていつも言ってるの！」
なんて言っちゃう。
苦笑いの営業マン氏を残して、ＩさんのＥクラスで帰路へ。


新型ＡクラスはＩさんも気に入って、ランチの間二人で興奮。
行ってよかった。
これだけ車の話で盛り上がれるＩさんと知り合えてよかった。
つきあわせて悪かったな…なんて思っていたのに
「次はBM行こう！」
と言ってくれたＩさん。
ありがとうございました！


*


ショールームにあったＥクラスのステーションワゴン（AMG）。
１８００まんえんだけあって、ホワイトの塗装がクリームみたいだった。
「こんな車って、維持するのも大変なんでしょうね」
と言うと
「そうですね、車検に… 軽く200万はかかります」
２００まん！？

6,000ccのエンジンで走る車を止めるためには
ものすごく頑丈な（？）ブレーキパッドが必要で、
車検の頃には摩耗して交換が必要なので１個２０まんえん。
タイヤも１本１０まんえんはするので、
車検代と合わせて200万はいくのだそう。

現実離れした話で頭がついていかないワー


*


Ｉさん宅からの帰り道。

新型Ａクラスを体験した後でぎん太２号に乗って
もし物足りないなんて感じてしまったら、
この先まだまだ乗るのに哀しいな…　とドキドキしたけれど。
杞憂だった。

改めて乗ってみたぎん太２号は、
加速も減速もカーブも停止も、申し分のない車だった。
浮気してごめん…　この先もよろしくね。