タイタンのモザイク画像

No.121　2005/11/4作成

10月28日にNASAの土星探査機カッシーニが再び大気をもつ土星最大の衛星タイタンに接近しました。
今回は、1月にホイヘンス探査機が着陸した地点の周辺が詳しく観測されたようです。
この画像は、カッシーニが狭角カメラと広角カメラで撮影した画像をもとに作ったタイタンの地表の画像です。
タイタンは厚い大気をもつため、特殊な赤外線でしか地表を観測することができません。
赤外線画像に処理を加えて模様を強調してみました。
No.120の画像に狭角カメラの画像を処理して作成した11枚の画像を重ね合わせて作成したモザイク画像です。
右下の明るい地域はXanaduと呼ばれる地域です。
中央には火山ではないかと言われている地形も見られます。

元の画像：NASA/JPL提供