やぎのブログ(日記編)

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テティス表面の擬似カラー画像

2005-09-27 13:20:17 | オリジナル画像
No.96 2005/9/27作成

9月25日にNASAの土星探査機カッシーニが初めて土星の衛星テティスに接近し、観測を行いました。
テティスは土星の衛星の中では比較的大きく、直径は約1060kmです。
今回のフライバイで、数多くの画像が撮影されました。
カッシーニが比較的近め(約1万8千km)から撮影したテティス表面の画像です。
赤外線、緑の光、紫外線の各波長で撮影された画像に、それぞれ赤、緑、青を対応させて合成してみました。
この画像に写っている地域は、テティス表面を縦断する巨大な渓谷イサカ・カズマの内部です。
この地域のクレーターは、縁が鋭いものが少なく、滑らかなクレーターがほとんどのようです。
また、この画像の右側と左側では色が異なり、表面組成の違いを表しているのかも知れません。
さらに左下には直線状の溝が見られます。
よく注意して見ると、他にもいくつかの細い直線状の溝がみられます。
それらは方向も長さも幅も一定ではなく、このような地形がどのように形成されたのか、興味あるところです。
イサカ・カズマも数多くのクレーターで覆われており、かなり古いだと考えられます。
(現在、テティスのモザイク画像・擬似カラー画像等を作成中です。随時紹介していく予定です。)

元の画像:NASA/JPL提供

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