やぎのブログ(日記編)

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ニュース用語集(か行~た行)

2005-09-19 02:42:30 | 最新ニュース
ニュース用語集です。五十音順だょ。か行~た行

 解像度 画像の鮮明さのことだょ。どのくらい細かいものまで見分けられるかを表すんだ。

 (エッジワース)カイパーベルト: 彗星とは、ほうき星っても呼ばれる、美しい尾を持つ天体だょ。彗星の本体は主に氷でできた小さな天体で、太陽に近づいたときに太陽からの放射によって氷が蒸発して美しい尾となるんだ。
 彗星も地球などと同じように太陽の周りを回っているょ。でも地球と違って軌道が長い楕円であるために、太陽にうんと近づいたりずーっと太陽から離れたりを繰り返しているんだ。彗星には短周期彗星と長周期彗星っていう2種類があるょ。周期が百数十年以下のものを短周期彗星と呼ぶんだ。
 短周期彗星の軌道はまた、黄道面(地球の軌道面で、他の惑星の軌道もその近くを通る)の近くを通っている。そんなわけで、海王星の外側には短周期彗星のもとになる氷でできた天体がたくさんあって、それが何かのきっかけで太陽の近くへと落ちてきたのが短周期彗星ではないかと考えられるようになった。この太陽系の外側の方に広がる氷の天体からなる小惑星帯をエッジワース・カイパー・ベルトと呼ぶんだ。
 1992年になって初めて実際にエッジワース・カイパー・ベルト天体(EKBO)と考えられる天体が発見され、その後ものすごい数のEKBOが発見されているょ。

 核融合反応: 太陽などの恒星の中心部で起こっている反応。莫大なエネルギーを生み出し、恒星を輝かせているんだ。具体的には水素原子核同士が合体・反応してヘリウム原子核になる反応だょ。水素を使い果たした高齢の恒星では、今度はヘリウムを原料にしてさらに重い原子核を作り出す核融合反応も起こっているょ。

 可視光線 光(電磁波)の一種。目に見える光のことだょ。

 カッシーニの隙間: 土星のリングは1610年にガリレオによって初めて観測されて、1655年にホイヘンスによってリングだってことが確かめられたんだ。その後、1675年にカッシーニ(天文学者)がリングの中に隙間があることを発見したんだ。これがカッシーニの隙間だょ。これより外側をAリング、内側をBリングって呼ぶことになったょ。実際にはカッシーニの隙間の内部にも、たくさんの細いリングがあって、本当の隙間ではないんだ。

 仮符号: まず、衛星らしい天体が発見されて認められると、仮符号っていう番号がつけられるんだ。例えば仮符号S/2004 S7を例にとると、S/は衛星(Satellite)、2004は発見された年、Sは土星(Saturn)、7はその年7番目に発見されたことを表しているんだ。つまりS/2004 S7は、2004年に新しく発見された土星の衛星のうち7番目に発見された天体を表してるってわけ。
 その後、衛星であることが確かめられると、国際天文学連合(IAU)で話し合われて新しい名前が決まるんだ。その時に衛星には通し番号がつけられるょ。

 カルデラ 火山の中央や周辺部に見られる、広い窪んだ地形のことだょ。火山が噴火した後、中央部が陥没してできるんだ。

 軌道長半径: 惑星や小惑星などの天体の軌道は円または楕円(彗星では放物線や双曲線であることも)なんだ。楕円には2本の対称軸があって、そのうち長い方の軸(長軸)の楕円によって切り取られる部分の半分の長さを軌道長半径っていうんだ。ちなみに惑星などの場合、楕円の焦点にちょうど太陽が位置しているんだ。また、軌道長半径は太陽からの平均距離に等しいょ。

 キュビワノCubewano族 カイパーベルト天体の中でも最も数が多いグループ。軌道長半径が41AUよりも大きく離心率が0.15より小さい天体、つまり太陽系の一番外側の方にあって軌道がほぼ円である天体のグループをキュビワノ族っていうんだ。その他にも、より内側の冥王星軌道近くにあるプルーティノ族、さらに内側の海王星軌道より内側にあるケンタウルス族など、いくつかの族があるょ。

 極超新星: (本文中でも説明している通り)太陽のような恒星の内部では、核融合反応が起こっていてそこから大きなエネルギーが生み出されているょ。恒星は、ガスが重力によって中心に集まろうとする力と、核融合反応によって生み出されるエネルギーとがつりあって成り立っているんだ。でも恒星も年老いてくると、材料が少なくなってやがて核融合反応はそれ以上続かなくなってしまうんだ。そうすると恒星を支えていたエネルギーを生み出せなくなって、ガスの重力によって物質は中心に集まり、中心部にとっても密度の高い天体ができるんだ。特に巨大な恒星の場合、中心部にはブラックホールっていうとんでもなく重い天体が生まれるょ。中心部にできたブラックホールはさらに周囲のガスを引き寄せようとするんだけど、吸い込みきれないガスは高速ジェットとなって吹き飛ばされるんだ。この爆発現象が極超新星だょ。

 キーラーの隙間: 土星のリングはとっても細いリングが無数に集まってできているんだ。リングを作っているのは実は小さな氷などの粒で、それらが集まって遠くから見るとリングに見えるってわけ。リングにはいくつかの隙間があって、ほとんどリングを作る粒がない場所だょ。キーラーの隙間もその一つ。土星のリングの中で2番目に明るいAリングの外縁近くにある隙間だょ。Aリングの外縁から250km内側にあって、幅は35kmしかないんだ。キーラーは、土星のリングが細かい粒の集まりだってことを観測で証明した天文学者の名前だょ。

 蛍光: 原子や分子などがエネルギーの高い状態となり、また元のエネルギーの低い状態に戻る時、出る光を蛍光っていうょ。そのエネルギーの差分に対応した波長の光が出るんだ。光には、波長が短い程エネルギーが高いっていう性質があるょ。

 原子番号: 原子は+の電気を帯びた原子核と、その周りを回る-の電気を帯びた電子からできているょ。さらに原子核は+の電気を帯びた陽子と電気を帯びていない中性子からできているんだ。この原子(核)に含まれている陽子の数が原子番号で、原子の科学的な性質を決めているょ。

 光年 光が1年間に進む距離で、約9.460528348兆kmだょ。他の恒星や銀河などの天体までの距離を表すのに使われるんだ。

 紫外線 光(電磁波)の一種。目には見えない光だょ。紫外線は可視光線(目に見える光)より波長が短くてエネルギーも高い。紫外線はDNAを傷つけるなど生物にとって有害で、殺菌などに使われるょ。

 磁気圏 磁力がはたらく範囲のこと。磁力がはたらく場を磁場っていうんだ。地球や水星、木星、土星などの惑星、それに太陽などの恒星は強力な磁場を持っているょ。ちょうどコイルに電気を通すと磁場が発生するように、天体の磁場は内部の物質の対流によって発生するんだ。

 磁場 磁力がはたらく場を磁場っていうんだ。

 磁力線 磁場の方向(磁力の方向)をつなげた線。N極から出てS極に集まるょ。

 スペクトル: 波長ごとの強さを表したもの。どの波長の光が特に強いか、または弱いかがわかるょ。成分や温度など色々な情報を得ることができるんだ。

 スポーク: 土星のBリングの表面に時々現れる模様のこと。自転車のスポークみたいに、放射状にのびた影のような模様だょ。現れては消える一時的な現象で、NASAの土星探査機ボイジャーが発見したんだ。どうやら隕石がリングを作っている氷の粒子と衝突して舞い上がった氷の雲がその正体らしいょ。

 星間風 太陽系の外側の星間空間を流れる粒子の風だょ。

 赤外線 光(電磁波)の一種。目には見えない光だょ。赤外線は可視光線(目に見える光)より波長が長くてエネルギーも低い。

 太陽風 太陽から吹き出る電気を帯びた粒子の流れだょ。秒速500kmで流れているんだ。太陽の活動が活発になると太陽風も活発になるんだ。この太陽風が地球の北極や南極で大気と衝突し光る現象がオーロラだょ。

 炭化水素 炭素原子と水素原子だけでできた化合物だょ。最も単純な炭化水素はメタン(CH4)。

 地殻 地球などの岩石惑星の内部のうち、一番外側の部分だょ。

 中性子星 原子っていうのは実は真ん中にある小さな原子核とその周りを回る電子からできてるんだょ。電子はものすごく軽いから、原子の質量のほとんどは原子核の質量ってことになるんだ。でも原子核の大きさは原子の更に1万分の1程しかないんだ!!!この原子核は+の電気を帯びた陽子と電気を帯びていない中性子からできているょ。
 太陽より少し重い恒星は燃え尽きて死を迎えると、中心では陽子が電子を取り込んで中性子に変わる反応が進んで、中性子だらけになるんだ。この恒星の中心部が中性子星になるんだょ。中性子星はものすごく重力が強いから、原子でさえつぶされてしまって中性子になっちゃうんだね。さらに重い星では中性子までもがつぶされて、そうなるともはや星を支えるものが何もなくなって星の中心の1点に向かって物質がとめどなく集まる重力崩壊っていう現象が起こるんだ。これがブラックホールだょ。

 超巨大ブラックホール: ブラックホールっていうのは“潰れた天体”なんだ。全ての質量は、中心にある特異点っていう一点に集まっているんだ。ブラックホールに近づいた物質は全てこの特異点に引き寄せられていって、最後にはその物質も潰れてしまい、点になっちゃうわけ。ものすごい重力のせいで特異点からある決まった距離よりも近くに近づくと、光さえも外に出て行くことができない。そのためにブラックホール(黒い穴)って呼ばれるんだ。
 小型のブラックホールは結構ありふれた存在で、太陽の30倍以上の質量を持つ重い恒星が死んだ後にできるんだ。このような重い星は明るく光るためにすぐに核融合反応の燃料を使い果たしてしまって、超新星爆発っていう巨大な爆発を起こして死んでしまうょ。星の中心部ではそれまで星を支えてきた核融合反応が止まってしまい、収縮するんだ。このとき太陽の30倍もある重い星では、自分の重さに耐えられずに限りなく潰れていって、最後には特異点っていう一点になってしまう。これがブラックホールだょ。このようなブラックホールの大きさ(光が外へ出ることができない範囲)はせいぜい5~6km。なのに質量は太陽の10倍近くもあるんだ!!!!
 一方、太陽系を含む2000億個の恒星が集まってできている銀河系の中心部には、これとは比べ物にならないくらい巨大なブラックホールがあるょ。質量は何と太陽数百万個分!!!!その周囲には、ブラックホールに飲み込まれようとしているガスが膠着円盤っていう円盤を作っていて、秒速700kmっていうものすごい速さで回転しながら吸い込まれているんだ。

 超新星爆発: 恒星の内部では核融合反応っていう反応が起きてて、ものすごいエネルギーを生み出してるんだよ。そのエネルギーを使って恒星は光ってるんだけど、水素がなくなると(つまり燃料がなくなると)寿命ってことになるんだ。例えば太陽は誕生してから約45億年たつけどこれから約50億年間今のように光り続けるって考えられてるんだ。
 超新星っていうのは太陽よりずっと重い恒星が燃料を失って死ぬ間際に起こる大爆発のことだょ。爆発して星の外側が吹っ飛ぶと、中心にはとっても密度が高い(ぎゅっとつまって重い)中性子星やブラックホールが取り残されるんだ。それまでは水素などを使った核反応が星を支えていたんだけど、燃料がなくなると支えをなくして自分の重さに耐えられなくなり、自分の重さで自分が潰されちゃうってわけだね。
 爆発の時にはその星の成分、つまり水素や核反応で恒星自らが作り出したいろんな物質、その他様々な粒子を光とともに撒き散らすんだ。

 潮汐力 他の天体の重力の影響で、天体が引き伸ばされる方向に働く見かけの力だょ。月によって地球に働く潮汐力を例にとろうね。重力は距離が近い程大きい。だから地球の月に近い部分は、月から離れている部分よりも強く月に引き寄せられる。だから、地球には地球-月方向に引き伸ばされる力が働くでしょ?これが潮汐力だょ。潮の満ち干は、潮汐力によって地球の海水が移動することによって起こるんだ。

 トリトン 海王星の衛星の一つ。直径2700kmで、月よりやや小さく、冥王星よりやや大きい天体だょ。海王星の衛星の中では唯一の大型衛星なんだ。普通衛星は、惑星の公転と同じ向きに公転するんだけど、トリトンは逆向きに回る逆行衛星で、もともとは単独の小惑星(冥王星より大きいから惑星?w)だったのが海王星に捕らえられたものだと考えられてるょ。
 トリトンの表面は-220℃。主に氷でできているんだけど、表面はドライアイスで覆われてるんだ。1989年にトリトンに接近したNASAの惑星探査機ボイジャー2号は、噴煙を噴き上げる活火山を発見したょ。主に窒素からなる薄い大気が発見され、上空には薄いもやの層も発見されたんだ。

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