山口県歯周病予防検診センター【岩国市・周防大島・柳井市・光市・下松市・周南市・山口市・宇部市・下関市】

歯周病(歯槽膿漏・ぺリオ)について、大学病院と開業医で意見を交換し合い、良い治療と予防方法を話し合います。

幹細胞で歯ぐき再生、広島大がヒトで成功

2010-03-19 08:20:08 | 歯周病とは
歯ぐきが細菌によって溶ける歯周病について、患者の骨髄液から骨や筋肉のもとになる幹細胞を採取して培養後に患部へ移植し、歯ぐきを再生させることに広島大の研究グループが成功した。患者を対象にした臨床研究で、移植をした患部は4-8ミリほど歯ぐきが回復した。細胞培養技術の向上などで再生効果を高め、3年以内に厚生労働省へ先進医療を申請、実用化を目指す。
広島大の栗原英見教授(歯周病学)らの臨床研究で、18日から広島市である日本再生医療学会で成果を発表する。
30-65歳の歯周病患者の男女11人から骨髄液を採取。この中に含まれる間葉系幹細胞を培養・増殖させ、医療用コラーゲンと混ぜて歯周病患部へ注入した。11人のうち、転居などで経過を追跡できなかった3人を除く8人中6人で、歯ぐきの回復や、歯周病で生じた歯と歯ぐきの間のすき間(歯周ポケット)が小さくなった。移植した幹細胞が歯周組織となったり、もともとあった細胞の増殖を促す物質を出して自力での組織再生を後押ししたとみられる。
歯周病患者は軽症者も含めると国内に約3700万人いるとされる。今回の臨床研究は軽症者を対象としたが、今後、中・重症者でも効果が出るよう、採取した細胞からある程度組織を作成したうえで移植するなどの方法で臨床研究を重ねる。
教授は「治療へ向けた基本的なスキーム(計画)は出来上がった。これを進化させてさらに効果を高め、多くの人に使える治療法を確立させたい」と話している。

加齢に伴う歯周炎の進行、過剰な免疫反応が原因

2010-03-02 08:18:34 | 歯周病の原因
 研究では、21-64歳の健康な女性115人を対象に、歯周ポケットの深さやプラーク(歯垢)量などの口腔内診査、唾液中の歯周病関連細菌の量、血液中の歯周病関連細菌の毒素に対する抗体量の調査を実施。
 その結果、加齢とともに歯周炎が進行している人の割合が増える傾向が認められたほか、▽歯周炎が進行している人ほど、抗体およびプラークが多い▽歯周病関連細菌に対する抗体が多い人ほど、歯周炎が進行している▽歯周病関連細菌の量よりも、その菌に対する抗体量の方が歯周炎の進行の程度との関連が強く認められる-ことが分かり、加齢による歯周炎の進行への免疫反応の影響が示唆された。
また、細菌の毒素と毒素に対する抗体による免疫反応により、実験的に歯周炎を発生させる「歯周炎モデル」を作ることに成功した。
これらの結果から、長い年月をかけて歯周病関連細菌に対する抗体量が増えることで、抗原を排除しようとする過剰な免疫反応が起こりやすくなり、これによって歯周炎の罹患率が増加する可能性が考えられるという。
「歯周炎予防には、歯周炎が進行する歯周ポケットの深い部位における抗原の原因となる細菌の除去に加え、抗原と抗体に起因する過剰な免疫反応を抑えることが重要」との考察を示している。
研究結果は、5月に盛岡市で開かれる第53回春季日本歯周病学会学術大会で発表される予定。

歯磨きでがんリスク3割減

2009-09-29 08:24:18 | 歯周病とは
1日2回以上歯を磨く人が口の中や食道のがんになる危険性は、1回の人より3割低いとの研究結果を、愛知県がんセンター研究所(名古屋市)がまとめた。全く磨かない人の危険性は、1回の人の1・8倍だった。
約3800人を対象とした疫学調査の結果で、歯磨き習慣と発がんの関連を示す報告は国内初という。横浜市で10月1日から開催される日本癌(がん)学会で発表する。
同研究所疫学予防部の松尾恵太郎(まつお・けいたろう)室長は「口やのどには発がん物質とされるアセトアルデヒドを作る細菌がいる。歯磨きで細菌や発がん物質が洗い流されるので、少なくとも朝と夜に磨けば、がん予防に役立つ」と話している。
同センターを受診した人の中から、口の中やのどなどの頭頸部(けいぶ)がんと食道がんの患者計961人と、がんでない2883人に、歯磨きや喫煙、飲酒などの習慣を聞いた。年齢は20~79歳で平均は61歳。
解析した結果、2回以上磨く人は1回の人に比べ、がんになる危険性が約29%低く、全く磨かない人の危険性は2回以上磨く人の2・5倍だった。喫煙や飲酒をする人だけの解析でも同様の結果で、歯磨き習慣がないことが、ほかの危険因子と関係なく、独立したがんの危険因子であることを強く示すものだという。

歯と歯周組織の外観

2009-09-05 08:36:44 | 歯周病とは
健康な歯肉は光沢のあるピンク色で適度の硬さと弾性を有しています。歯肉の外形は歯の位置や形によって決まり、歯と歯の間の部分(歯間乳頭)では先の尖った楔状となっています。歯肉の大部分(付着歯肉)は歯肉の下にある骨としっかりと結合して指で押してもあまり動きません。歯肉の表面にはところによってスティップリングと呼ばれる小さなくぼみが見られることもあります。歯と歯肉は密接にし、その境目には歯肉溝と呼ばれる浅い溝があるのみで、歯垢や歯石の沈着もほとんど見られません。付着歯肉の幅は個人や部位によって異なります。
歯肉炎になると歯肉は暗赤色となり種々の程度に腫脹することのより、歯と歯肉の境目に深い溝(歯周ポケット)ができます。歯面には歯垢や歯石が付着し、ポケットからはしばしば出血や排膿がみられます。

さらに病変が歯周炎にまで進行すると、より深部に歯周組織が壊され歯と歯肉や骨との結合が失われます。その結果、歯肉が下がりしばしば歯根が露出して、一見歯が伸びたように見えます。歯肉は暗赤色で腫脹したり逆に萎縮したりします。歯と歯肉の境目には組織の破壊による深い溝(歯周ポケット)ができ、排膿や出血がみられます。露出した根面には普通大量の歯垢や歯石が付着しています。歯は動揺し、高度に組織破壊が進行すると歯が脱落することもあります。

歯周病と喫煙

2009-04-02 13:58:41 | 歯周病と喫煙
学生時代に先生がしきりに言っていました。
「タバコは何も良いことはない。何で気持ちが良いかと言うと、脳が酸欠になるから気持ちが良いのだ。もしも吸いたければ首を絞めれば同じ状態だ」と。
冗談を交えた先生のお話ですが、専門的に歯科を学んでいき納得させられました。

タバコを吸うと毛細血管が収縮し血流が悪くなります。歯ぐきが貧血を起こし、歯を支えている組織も傷み歯にも悪影響が出てくるのです。長年の喫煙によりニコチンやタールで口の粘膜が過敏になります。ニコチンにより色素が沈着し、歯肉が黒くなってきます。
タバコを吸うと高血圧の人達が飲んでいる薬(降圧剤)が思うように利かないことがあり肺癌のリスクも高まります。妊婦は早産の危険性が高まります。
タバコ1本につきレモン1個分のビタミンが失われていくのです。

最近、喫煙者の肩身も狭いと思います。レストラン、空港、駅、新幹線、ホテルなどいたるところに制限がされています。喫煙者本人もさることながら、パッシブ・スモーク(受動喫煙)が問題になっています。自宅でもベランダに出てタバコを吸うので外から見るとホタルのように見えるので、ホタル族と言われています。
喫煙場所が減ったこととタバコの値上げなどで喫煙率が減少しています。
食後の一服のために大事な歯を失ってしまうのです。これをやめるくらいなら、死んだ方がましだとおっしゃる人もいますが、本当にそうなってもよいのでしょうか。

歯周病とメタボリックシンドローム

2009-03-29 11:47:31 | 歯周病とメタボリックシンドローム
生活習慣病が急増しています。この数年、特に問題視されるようになったのはメタボリックシンドロームです。内臓に脂肪がたまり過ぎている上に、血清脂質、血圧、血糖値の異常が二つ以上重なった状態で、動脈硬化の発症・進行を相乗的に速め、心筋梗塞や脳梗塞などの引き金になります。

生活習慣病には多くの種類がありますが、一つの病気を持っていると他の病気も併発しやすいのが特徴です。病気がかなり進行しないと自覚症状も出てきません。しかし長期にわたって放置していると、生死にかかわる深刻な合併症を招き、運良く一命をとりとめても重い障害が残ることが少なくありません。
歯を支える歯周病も生活習慣病の一種です。病気が歯肉にとどまっている歯肉炎、歯根のセメント質や歯根が埋まっている顎の歯槽骨、この二つを結ぶ歯根膜まで広がった歯周炎に分類できます。発症、進行には様々な生活習慣の乱れが関与しますが、例えば喫煙習慣があるとリスクは2~8倍に高まります。
ただし、歯周病の直接的原因はポルフィノモナス・ジンジバーリス菌など、歯周病菌と呼ばれる様々な種類の嫌気性菌です。これが歯と歯のすき間、歯と歯肉の間の溝(歯肉溝)に無数にたまり、プラーク、バイオフィルム、歯垢などと呼ばれる固まりとなって歯周組織を脅かしていくのです。

通常、歯周組織の健康は免疫機構で守られています。しかしプラークが長期間こびりついたままだと、その刺激で歯周組織に炎症が起こってきます。この状態がさらに長く続くと、体内で歯周組織の破壊に関わるIL-1,TNF-αなどの生理活性物質が大量に分泌され、やがて歯を抜かなければならない羽目に陥ります。
つまり、歯周病の一番の原因はプラークなのですが、そこに生活習慣の乱れ、さらに体質的要因なども加わって発症・進行するのです。歯周病には成人の約8割がかかっていると推測されています。その意味で、歯周病は患者数が最も多い慢性感染症であり、生活習慣病であるといっていいでしょう。
メタボリックシンドローム 歯周病

歯周病と糖尿病②

2009-03-16 23:46:35 | 歯周病と糖尿病
現在、日本には「糖尿病が強く疑われる人」は約740万人、「糖尿病の可能性を否定できない人」は約880万人、合わせると1620万人いると推定されます。
昨今、注目されている『メタボリックシンドローム』に関わる一つの疾患である糖尿病と、歯周病との関係についてご紹介します。
糖尿病は、インスリンによる血糖低下作用が弱くなったり、膵臓から分泌されるインスリンの量が減少したり、あるいは分泌されたインスリンがうまく働かなくなる代謝異常の疾患です。糖尿病にはⅠ型糖尿病やⅡ型糖尿病、遺伝子の異常や他の病気が原因となるもの、妊娠糖尿病などいくつかのタイプがあります。日本の糖尿病の95%以上が、食事や運動などの生活習慣が関係している場合が多いⅡ型糖尿病であるといわれています。

糖尿病は歯周病を悪化させる!?
歯周病は糖尿病の第6の合併症といわれているように、糖尿病患者では歯周病の発症や進行のリスクが高い事が分かっています。これは歯周組織においても、免疫機能の低下、代謝異常、微小血管障害などが起こり、歯周病原菌に感染しやすく、組織の破壊が起こりやすくなるためだと考えられています。
高血糖状態では血中のタンパク質が糖化されており、糖化されたタンパク質は免疫細胞(マクロファージ)を刺激して、炎症性サイトカインを過剰に産生させます。このサイトカインが歯周病の炎症症状を強め、歯周組織に破壊を招くと考えられています。

歯周病と肺炎①

2009-03-09 23:57:32 | 歯周病と肺炎
口の中の健康状態と深刻な呼吸器感染症との間には大変深い関連性があります。
この関連性について長く研究されてきました。およそ20年前から研究はされてきました。集中治療室に入院している患者と歯科医院の外来の患者の口の中を比較しました。歯の周りにいる細菌、特に肺炎を引き起こす細菌について調査をする事が目的でした。調査の結果、ICUの約6割の歯の周りにこれらの細菌が住みついていました。
しかし歯科医院の患者には一人も肺炎を引き起こす細菌はいませんでした。そこで私達は入院患者や高齢者福祉施設の患者は口内が細菌に起こされやすい傾向があり肺炎になるリスクが高くなるのではと考え始めたわけです。

歯周病 を引き起こす、あるいはそれに関連する細菌は、歯周病の患者の口の中に数多く存在しています。そのような人々は、口の中の細菌を肺に吸い込む可能性が高いといえるかもしれません。特に高齢の患者、中でも物を飲み込むことに障害を持つ患者がこれに当てはまります。これは嚥下障害と呼ばれる状態で、年をとるに連れてよく起こるようになりますが、この嚥下障害を持つ人で、歯周病 にかかっている人は口からの細菌を吸い込み肺に入る危険性がより高くなると言えるでしょう。これらの細菌が肺の深刻な感染病の原因になるのです。

歯周病と心筋梗塞

2009-03-08 07:38:47 | 歯周病と心筋梗塞
心筋梗塞とは何らかの異変によって心臓に血液を送る血管がつまりその筋肉が壊死し、最悪の場合命を失う恐ろしい病気です。
主な原因は動脈硬化です。
長年の喫煙、高カロリーの食事などによる生活習慣によって動脈硬化を起こします。
最近の研究で明らかになったものですが、心筋梗塞になった人の死因となった血管の中から驚く物が発見されました。
何とそれは歯周病菌です!しかし何故口の中の細菌が心臓の血管に潜んでいたのでしょうか?

歯周病 とは歯と歯ぐきの間にある溝、歯周ポケットで歯周病菌が繁殖、歯ぐきに炎症が起きる病です。日本人の約7割が患っている国民病の一つです。
昨年11月に発表されたアメリカの論文で重度の歯周病を患っていると心筋梗塞になるリスクが高まるという衝撃的なことが発表されました。一体どうしてなのでしょうか。そこには歯周病菌の驚くべき働きが関係しているのでした。
歯磨き不足などがきっかけとなり歯周ポケットに歯周病菌が溜まり始めます。その毒素で歯ぐきが破壊され歯周ポケットが徐々に深くなり出血を伴うようになります。さらにこの状態を放置すると口臭が発生するなどの症状となって現れます。ここまで進行すると歯周病菌の一部はリンパ管を経て何と血管の中に侵入してしまうのです。もちろん血管に入った歯周病菌の大部分は白血球によって退治されます。ところが一部の歯周病菌は白血球から逃れられる性質を持っているのです。その性質とはなんと血小板に入り込むというものです(これは日本人が発見しました)。しかも歯周病菌が血管の中に入り込むと血小板は異常を起こし互いに集まり固まりやすくなるのです。つまり歯周病菌が入ることで血小板は簡単に血栓を作ってしまうのです。長年、歯周病を放置するとこの歯周病菌が入り込んだ血小板が体内で増加し全身の血管をめぐり最後に流れ着いた場所が、心臓だったのです。そして長年の生活習慣から動脈硬化が起こっていた場所に血栓となって次々と付着し血管を完全に塞ぎ心筋梗塞を引き起こしてしまったと考えられます。


多くの人々は毎日歯を磨いています。そして年齢を重ねると歯周病や口臭を予防するために気を付けて磨いているはずなのに・・・。
何故、歯周病になってしまうのでしょうか?


歯周病菌は歯周ポケットが浅いうちは歯磨きでかき出せますが、歯周ポケットが深くなると歯ブラシが届かなくなってしまいます。つまり歯周病が悪化したら専門医の治療なしでは治らないのです。だからこそ口臭や歯ぐきの出血に気付いたら迷わず歯科医院を受診し治療を受けることが大切です。
あなたは歯を磨くと歯ぐきから血がでませんか?口臭がひどいと指摘されたことはありませんか。歯周病は口の中だけの病気と思い込んでいませんか?

歯周病は2㎜以内であれば健康な状態です。これが3㎜になると歯周ポケットの中で菌が増殖し炎症を起こしている状態、つまり初期の歯周病になっていると診断されます。
さらに深さが5㎜を超えると中程度の歯周病と診断されます。そしてこの段階になると増えた菌がリンパ管から血液に流れ込み血栓を作り始める危険性があるのです。山口県 歯周病 予防研究会

歯周病と糖尿病①

2009-03-07 16:27:14 | 歯周病と糖尿病
糖尿病とは何らかの原因によって血液中の糖分をエネルギーに変えるインシュリンという物質の働きが低下血液中に糖分が溢れてしまう病です。現在、日本での患者数は予備軍を含めると1600万人以上いる国民病の一つです。主な原因として考えられているのは、高カロリーの食事や運動不足による肥満などです。
歯周病は糖尿病を悪化させることが近年の研究で明らかになってきました。それだけではありません。糖尿病が悪化すると歯周病も悪化させてしまうのです。

頻尿や喉の渇きや足がつるや倦怠感は糖尿病の症状です。食べ物が歯に挟まる、歯ぐきからの出血というのは歯周病の症状です。この二つの病はお互いを悪化させていくという恐怖のスパイラルを作るのです。ではいったい何故お互いを悪化させてしまうのでしょうか?歯周ポケットに歯周病菌が溜まってしまうと免疫細胞である白血球が菌を退治しに集まってきます。この時白血球が歯周病菌の出す毒素に触れることである物質を放出するのです。この物質こそTNF―αと呼ばれる物質です。そしてこのTNF―αには何と血液中のインスリンの働きを妨げてしまう作用があるのです。つまり歯周病でTNF―αを多く放出している場合、インスリンの働きが低下し糖尿病が一気に進行してしまうことがあります。そして糖尿病が進行すると当然、血糖値が高くなります。そうなると今度は歯ぐきの毛細血管の血流が悪化、血液が行き渡らず歯周病菌を退治できなくなってしますのです。こうして歯周病による歯ぐきの炎症が悪化するつれて、さらにTNF―αが多く放出され糖尿病もますます悪化、この悪循環を繰り返しついにはわずか半年で重度の糖尿病で倒れてしまうのです。


あなたはバランスのとれた食生活を心がけていますか?
自分の血糖値をきちんと把握していますか?
そしてなにより歯周病を放置していませんか?

歯周病菌が入って歯周病になると、今度は歯周病によって起こる炎症やTNF―αの放出、そのようなことからインスリンが利きずらい状態になって糖尿病が悪化します。ですから糖尿病の人で歯周病が悪化した途端に血糖のコントロールが悪くなったりインスリンを使っている人ではインスリンの投与量が2倍に必要になることがあります。歯科の治療をしたり抗生物質を服用したりして歯周病が改善してくると、またインスリンの必要量が減ってきます。


歯周病となる歯周病菌は現在10種類以上見つかっています。その中で最も毒性の強いPg菌という菌です。もしもPg菌が口の中で大量に存在すればそれだけで、糖尿病を悪化させるTNF―αを多く発生させているということになります。
そこでバナペリオ検査でこれは確認できるのです。歯周ポケットから歯垢を採集し検査するのです。深い歯周ポケットには毒性の強い歯周病菌が繁殖しやすいのです。