雑記帳

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5月2日ブラティスラヴァ(2)

2009-06-28 09:32:13 | 旅行
両側に家が建ちならぶ細い坂道を、上へ上へと登っていく。しばらく行くと城門が見えてきた(左下写真)。そして上を見上げると城が見える(右下写真)。うわっ!、足場が架かっている。
  
ブラティスラヴァ城

ブラティスラヴァ城は、四角い城の四隅に塔が建っており、“ひっくり返したテーブル”と呼ばれているそうだ。日本人が見たら“ひっくり返した碁盤”である。
現物を見る前、写真で見たところではさほど大きな建物とは思っていなかった。しかし実物を見たら、その大きさに圧倒された。装飾が少ないので写真では小さく見えるが、実は大きいのである。
城の中には歴史博物館、音楽博物館、ホッケーの殿堂があるらしいが、今回は時間もないので、外観を見るだけにとどめた。

ブラティスラヴァ城

城山の南側をドナウ川が流れている。城からドナウ川を見下ろした風景が下の写真である。
  
ブラティスラヴァ城から見たドナウ川

城山から下り、お昼を取ることにする。聖マルティン教会そばにある小さなレストランSan Martin Bar & Restrantを選んだ。中に入ってメニューを見たら、イタリアンであった。われわれはペンネクリームソース、ミネストローネをひとつづつ頼んで取り分けて食べた。飲み物はカフェウィズミルクである。

ブラティスラヴァの街中には、銅像が多く見られる。見上げる高さの銅像ではなく、われわれの目線よりも低い位置にある銅像である。偉人の銅像ではなく、コミカルな銅像だ。
左のマンホールから覗いている銅像は、ガイドブックに載っていた。街中のどこにあるかがわからないので、見つけることはできないだろうと諦めていたのであるが、歩いていたら偶然に見つけた。チュミル(スロヴァキア語で“のぞき見する人”という意味)という名の架空の人物だそうだ。
  
街中の像

街中の像

聖マルティン教会から南東方向に歩くと、細長い広場に出る。緑地帯の端に建っているのがスロヴァキア国立劇場だ。
  
スロヴァキア国立劇場
広場横の南側にレドゥタと呼ばれる華麗な建物がある。この建物の上の方に“スロヴァキアフィルハーモニア”と書かれており、どうもフィルハーモニーコンサートホールであるようだ。レドゥタの広場に面する側に、右下写真の銅像があった。いかにも旧社会主義国っぽい銅像である。
  
レドゥタ            銅像

まだ時間は早いが、そろそろ引き上げることにする。レドゥタの南、ドナウ川の川辺に近いところにトラムの乗り場がある。ドナウ川の岸には残念ながら工事の仕切りがしてあり、ドナウ川を見ることはできなかった。
トラムはブラティスラヴァ旧市街の東半分を半周し、もと来た線路を逆にブラティスラヴァ中央駅に向かった。

駅の二階に待合室があった。ベンチは座椅子の高さが高く、日本人の足の長さでは地面に届かない。
待合室から見える丘の頂に高い塔が立ち、塔のてっぺんに像がある。この像も旧社会主義国っぽい。

丘の上の像(中央駅から)

ブダペスト行きの列車の切符はここブラティスラヴァ中央駅の窓口で購入した。1等を希望していたのだが、窓口で“2等しかない”といわれ、その切符を購入した。一人13.8ユーロであった。
ブラティスラヴァからブダペストまで約3時間である。
到着した列車に乗り込むと、その車輛はコンパートメントであり、けっこう混んでいた。別の車輛に椅子席があり、そちらは空いているようだ。そこで椅子席の車輛に移動した。着いてみると、その車輛は1等である。1等があったのだ。検札が来たら料金を払うことにしてその椅子席に落ち着いた。
検札がやってきたので、2等から1等に変更したいと交渉した。この列車はスロヴァキアとハンガリーを通過する。等級変更については、国毎に行う必要があるらしい。取り敢えずはスロヴァキア側について追加料金を払った。二人で7.3ユーロであった。
ハンガリー側についても無事に等級変更を行うことができた。

車窓から見た景色については、旅行から2ヶ月が経過し、すっかり忘れてしまった。

ブダペストは東駅に到着である。
ハンガリーの通貨はユーロではないので、現地通貨に両替しなければならない。駅に両替所がある。町中の両替所は一般にレートが悪いので、最小限の日本円1万円を両替した。1フォリントが0.562円であった。

ここからはメトロの2番に乗ってホテルに向かう。メトロの入口を探すのに、トランクを引きずりながらだいぶ苦労した。
ここブダペストでは、乗車券として回数券や3日券は購入せず、その都度1回券を購入することにした。
メトロの2番に乗り、デアーク広場駅で降りた。地上に上がってみると、交叉点の真ん中の離れ小島である。ホテルの方向がわからない。なんとか方向を見定め、歩き始めた。ホテルまでは600m以上ある。
ホテルは、ドナウ川の東岸沿いに建つマリオット・ホテルである。大きなホテルである。
部屋は西向きで、窓からはドナウ川と対岸の王宮がよく見える。そういう意味では最適のロケーションだ。ただし、午後に部屋でくつろぐときは、カーテンを全閉にしないと眩しくて部屋にいられない。
  
マリオット・ホテル外観          部屋の中

夕食は、ホテルの部屋でカップヌードルとバナナである。

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