雑記帳

日々の徒然をとにかく書き込んでおきます

7月18日 トゥールからパリ

2013-08-11 00:38:56 | 旅行
《7月18日 トゥール → パリ》
本日はトゥールからパリに移動する日である。

午前中、サン・ガシアン大聖堂周辺を再度散策した。

パリ行きの列車座席指定券は4日前にトゥールで列車を乗り継いだ際に購入している。12時1分発-パリモンパルナス着13時20分の特急だ。

モンパルナスに到着すると、タクシーでホテル(オペラ座界隈)に向かった。エッフェル塔、士官学校、アンヴァリッド、アレッサンドロ三世橋と懐かしい場所を通過する。コンコルド橋でセーヌ川を渡河し、コンコルド広場を通ってホテルまではあっという間であった。4日前の「7月14日」にセーヌ川がなかなか渡河できずに大変な思いをしたのとは雲泥の差である。

ホテルに到着すると、まだ部屋の準備ができていなかった。そこでトランクを預け、町に出ることにした。
本日は、Texierという革製品ショップを訪問することが目的のひとつである。このショップは、何年か前にパリを訪問した際にも訪れたところだ。セーヌ川の方向から、ヴァンドーム広場へ向かう途中の路地を入ったところにあったことは覚えている。今回、トランクをホテルに預けて出てきてしまったので、ショップの住所を書いたメモがない。まずは当てずっぽうに行ってみることにした。
それらしい路地を歩いてみたが、ショップは見あたらない。お腹が空いてきたので、まずはお昼にすることとした。もよりのカフェに入る。
そこで、日本の家族に電話し、Texierの住所を確認してもらうことにした。電話ではなかなかスペルを正確に聞き取ることができないが、Saint Germain 127であるらしいことが判明した。「セイントゲルマイン?」もう一度ヴァンドーム広場手前の地域を歩いてみたが、そんな通りは見つからない。そこでさっき昼食を食べたカフェに戻り、店員さんに「この地名はどの辺か」と聞いてみた。すると何と、「セーヌ川の向こう側だ」というのだ。気を取り直し、地図を示して指さしてもらった。ここから歩けない距離ではない。それに、この道は昔歩いたことがある。サンジェルマン・デ・プレへ向かう道だ。"Saint Germain"、「サンジェルマン」? そうか、Saint Germainとはサンジェルマン大通りのことだったのだ。

歩けない距離ではないとはいうものの、炎天下のパリを歩くのはきつかった。ヴァンドーム広場手前からチュイルリー公園横、コンコルド広場を通り抜け、コンコルド橋を渡る。コンコルド橋の正面に見えるのは国民議会下院だ(左下写真)。橋を渡って左へ行くと、その先、ななめ右に入っていく通りがサンジェルマン大通りである。
  
国民議会下院                      サン・ジェルマン大通りへ
そして、サンジェルマン大通りに入ってみたら、この通りが並の通りではなく、「大通り」であることを痛感した。番地が240番台なのである。ここから127番地まで歩いて探さなければならない。延々と歩くこととなった。やっと店を見つけたが、そこはサン・ジェルマン・デ・プレ教会より(下写真)よりもさらに先であった。
 
サン・ジェルマン・デ・プレ教会

Texierの店は小さな店舗だった。数年前に訪ねたヴァンドーム広場近くの店よりも小さくなっている。店員も、前の店には数人いたが、ここはたった一人だ。おまけに、この日はエアコンが故障中で店内は涼しくなかった。
店員がいうには、明日の朝に新製品の展示を行うそうだ。そのため現在は品数が少ない。そこで、明日再度訪問することとした。

このTexierについて店のホームページで調べていたらすごいことがわかった。昨日まで滞在していたトゥールにも店があり(Corner TEXIER - Le Printemps de TOURS, 17 boulevard Heurteloup 37000 TOURS)、住所から検索したら、われわれが宿泊していたホテルと同じ道路沿いで10mぐらいしか離れていないというのである。ストリートビューで検索した写真がこちらだ。写真の右端近く縦書きで「HOTEL」とある看板がわれわれの宿泊ホテル、左端の「PRINTEMPS」が、多分Texierが出店しているデパートだ。出店と言っても、「Corner」だからわずかな展示だろうが。


ホテルまではメトロを利用する。サンジェルマンデプレ駅からメトロ4番に乗って、乗り換え一つでオペラまで行けそうだ。
まず券売機だ。板面には何やらローラーまでついていて訳がわからない。うろうろしていたら、そばにいたおじさんが手助けしてくれて、というか全部やってくれた。無事に2枚の切符を購入できた。オペラまで行く場合、路線図で見るとシャトレで7番に乗り換えれば良さそうだが、おじさんはもっと先まで行って8番に乗り換えるルートを教えてくれた。その方が乗り換え時の徒歩が少ないのかも知れない。それを採用することとした。

さて、ホテルに到着した。チェックインを済ませる。預けてあったトランクも部屋に到着した。一休みした後、再度買い物に出発する。
行き先は大手スーパー「モノプリ」だ。ホテルからオペラ大通りをルーブル方向に歩いたところに、モノプリのオペラ店がある。地下の食品売り場でいろいろと買い込んだ。驚いたのは、モノプリ地下の食品売り場の日本人密度が極めて高かったことだ。売り場の右にも左にも日本人買い物客がいる。この旅行中、日本人にはほとんどで会わなかったのに、何ということだろう。

モノぷりでの買い物を終え、ホテル方向へ向かう。
オペラ大通りを歩いていたら、突然黒人男性に大声で呼び止められた。大声でしゃべり続けている。どうも、「前を行く三人娘はピックポケットだ。気をつけろ!」と言っているらしい。たしかに5mぐらい前に若い女性3人が歩いている。こちらには、その3人娘よりも大声を出す黒人男性の方がよっぽど怪しげに見えたのだが。
取り敢えず、貴重品の入ったショルダーバッグを点検した。ファスナーの側は体側になっている。ファスナーは閉じている。黙って歩き続けたらその黒人男性はいなくなった。黒人男性が指さしていた3人かどうかわからないのだが、近くに女性3人組がいる。注目していたら、そのうちの一人がちらちらこちらを眺めている風ではある。気をつけていたのだが、こちらが大通りから別の通りに向きを変えたらいなくなった。今の騒動は一体何だったのだろう。

道路はオペラ大通りから左折し、ホテルへの最短道路沿いだ。食事時であり、たまたま通りがかったレストランに入ることとする。各自一品とデザートを頼んだ。それにグラスワインだ。
客は3組ぐらいか。店にはグランドピアノがあり、おじさんがピアノを弾いていた。ポピュラー曲だったように記憶する。私は、秋のピアノ発表会に向けて新しい曲の練習を開始したところだ。この旅行中は練習できずにいる。今回の旅行で練習が中断している。そんなことを考えながらおじさんの演奏を聞いていた。帰り際にピアノのおじさんにチップを渡した。

こうしてパリの一日は過ぎていった。

戻る                            続く
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