大塚実の取材日記

記事で書ききれなかったことなどを補足していこうと思ってます

H-IIB・F2 打ち上げ後記者会見(第1部) 取材メモ

2011年01月22日 16時56分41秒 | 宇宙
理事長

打ち上げ結果の報告

予定の時刻に打ち上げた
15分13秒後にHTVを軌道に投入

計画通りの打ち上げ
天候も良かった

ありがとうございました


高木大臣

成功して嬉しく思っている
所定の軌道への投入を確認した

尽力いただいた関係者に
敬意とお礼

初めての立ち会い
大変感動的だった

(リリース読み上げ)

あらためてご尽力に感謝


林大臣政務官

H-IIBは2機連続
14機連続成功k
印象づけた

日本が世界に大きな貢献ができることの
確固たる証に

今後
宇宙への貢献
政治からも応援できれば


池上宇宙開発委員長

すばらしい打ち上げだった
感動した

日本のプレゼンス

28日にドッキング
渋滞しているような状態

4つの輸送機がぶら下がっている状況

その中でどうやって荷物を出すか
心配な点もあるが


山川宇宙戦略事務局長

完璧な打ち上げだった

参加した全員に敬意とお祝い

H-IIA/B 95%の成功率
23年度 H-IIAで初の商業衛星
増えることを願っている

3軸姿勢も確立

ISSとドッキング
成功を祈念している


NASAリン・クライン

JAXAが国際的な約束を果たした
お礼を言いたい

科学実験
嬉しく思う


ーーーーーーーーーーー
質疑応答

Q 読売
有人に向けてどうするか
見通しは

A 高木大臣
独自の有人輸送手段は持っていない
取り組みを通して
これまでに技術は蓄積している

きぼうの完成によって
利用する段階

有人宇宙活動は本格的に展開される時代に入っている

ISSの運用を支える重要な輸送機

文科省としても
帰還技術について
回収機能の研究開発
HTV-Rを必要な予算として5,000万円計上した

今後に必要な技術として
取り組んでいく決意

Q 東京新聞
あかつきの失敗の後
どういう気持ちで臨んだか

宇宙の失敗はなぜか連続する
その中で成功したのは

A 理事長
すぐに水平展開
すべてチェック

特別点検をするために特別チームを編成

過去の失敗を活かすように努力している
いまのところうまくいっている
反映できたかなと考えている

ロシアもインドも失敗して大変なとき
連鎖を繰り返さないように
断ち切れてほっとしている

Q 鹿児島テレビ
成功した感想は

A 理事長
私の約束では
H-IIAだけで20回なので
あと○回やらないといけないと

しかし併せて20機
そういう意味ではほっとした

将来の有人のためにはもっと信頼性を上げないと
これからも努力していく

Q 中日新聞
H-IIBロケットの民間移管の見通しは
MHIの仕事ぶりは

A 理事長
共同開発をしてきた
2号機まで成功したので
これを利用したユーザー獲得ができるかどうか
検討しているのでは

大型なので衛星は限られる
マーケットにどう働きかけるかに

いかに信頼性をアピールできるか
そうでないと保険料も高くなる

MHIの営業に早く判断してもらって
早く商売用に活用してもらえると
我々としても開発した意味がある

Q 日経
打ち上げをみて評価
HTVへの期待は

A クライン
信頼性が高い技術だと感銘を受けている
今後もISSへ補給 頼りにしている

パートナーシップ
様々な補給機が必要
能力がそれぞれ違う

HTVは船内・船外両方が可能
これからも支援を

Q 南日本新聞
信頼性はかなり上がったが
問題は衛星の輸送手段
島全体のインフラが
欧米に比べると改善点がある
今後国としてどう取り組むか

A 高木大臣
今回の成功で国民とともに自信を深めた
明日に繋がる大きな事業
種子島のインフラ整備については
JAXAと連携をとって
改善の方向で取り組みを進めたい

A 理事長
JAXAも依頼を出している
大型衛星が到着する飛行機の整備
基地まで運ぶ道路

整備されると
道が開けると思っている

Q いつからという目星は

A 理事長
いまお願いしているところ

Q NHK
物資の回収
有人を視野に入れた検討

NASAからみて
このような技術を獲得することが可能かどうか

A クライン
可能でしょう

パートナーシップを通じて学んだことは
様々なパートナーの

将来の活動
各国の役割
それぞれの能力が活かされる

ー東京へ

Q 読売
種子島のインフラ整備
国として時期は

A 高木大臣
理事長から話があって
地元の理解を得ながら
できることから手を付けていきたい

Q 日経
多額の運用資金
どう成果をだしていくか

アジアへの国際貢献
外交手段として活用
どういう効果が期待できそうか

A 高木大臣
世界に貢献
宇宙の平和利用 できる限りのことをしたい

少なくとも2016年以降も
ISSに参加することが基本

ニーズに応えられるように
これを1つの新たなスタートにしたい

ー筑波

Q 読売
HTVの具体的な状況は

A 広報
技術的な質問は2部で

ー種子島

Q 朝日
日本の宇宙戦略
顔が見えない
戦略本部では何が課題か
今年何がやりたいか

A 山川
2008年に基本法が制定
2009年に計画が

当時想定していた
2500億円

現在は3400億円
23年度 3100億円

年間5,000億円が理想だが
本当は必要だが
現状は厳しくて3000億円強
重点化

現状と5000億円のケースについて考える

体制の見直しも必要
今年中に一定の方針が得られると思う

宇宙を開く 産業を拓く 日本の宇宙産業 Vol.1 (日本の宇宙産業 vol. 1)
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