てくてくダイアリー

GISとか使ってました

星の写真

2012-03-29 | ひとりごと

月曜の夕方、空を見上げたら、ひときわ明るい星2つに挟まれて、うすーい月が見えていた。

とてもきれいな眺めである。

でも、コンパクトデジカメ、三脚なしじゃ撮影は無理!!!

真ん中あたりにぼぉっとみえるのが、三日月で、その上の白いシミのようなものが金星、そして月の下には木星が見えているはずなんだけど、そっちは写らず…。

本当はこんな風に見えてたんだけど。

AstroArts:投稿画像ギャラリー 特集:2012年3月26日 月・金星・木星の接近
http://www.astroarts.jp/photo-gallery/gallery.pl/special/144

#アストロアーツ、懐かしい。

そういえば昨年12月の皆既月食も惨敗ぎみだったっけ。

欠けはじめはまだいいとして…

皆既月食中…

真っ暗だ。まぁ月が真っ暗になる現象だから、真っ暗が正解なんだけど。

この5月には金環日食があるらしい。直接ファインダーをのぞくのは危険らしいので、工夫して写真をとってみよう。まぁ、晴れたらの話だけど。


まる1マーカーシンボル

2012-03-19 | ArcGIS

先日、地図上のポイントに丸で囲まれた数字を、属性に従って示す必要が発生した。

で、そんな感じのポイントマーカーを探したのだけど、うまく見つけられない…。

ということで作ってみた。

ポイントのデータをなんでもいいから追加して、そのポイントのシンボル選択ウインドウを開く。(例えば、ArcMap左側のコンテンツウインドウ内のポイントをクリックする)。

で、例えば「円2」と描かれたシンボルをクリックする。

この状態で、「シンボルの編集」ボタンをクリックする。そうすると「シンボルプロパティエディタ」が開く。

  1. ここで、まず「レイヤ」のところの「+」ボタンをクリックする。これでマーカシンボルにレイヤが追加される。
  2. 次にフォントのところで数字がリストアップされるフォントを選ぶ。
  3. 数字がリストアップされたら、○の中に表示したい数字を選ぶ。
  4. フォントのサイズを必要があったら変更する。
  5. 数字の色も必要だったら変更する。

これでOKをクリックすると、①シンボルができあがる。これでポイントを表示するとこんな感じ。

丸じゃなくて三角がいい、という場合は、最初に三角形のシンボルを選んでおくと楽だと思う。

背景の黄緑色や○の黒色などを変更したい場合は、シンボルプロパティエディタで、レイヤの部分から黄緑の円や、○を選んで、その色を変更する。ここで丸を三角に変えても、もちろん構わない。

できあがったシンボルを保存したい場合は、「シンボル選択ウインドウ」の中で「名前を付けて保存」を選択し、適当な名前を付けて保存する。

この例では、まる1とか2とか言う名前で、まるの背景をオレンジにして、数字を白くしたシンボルを保存してある。ま、マーカーシンボルを一度保存しておけば、色なんかはまたシンボルの編集で変更すればよいわけだし。

しかしこの方法だと、67とかいう1桁より大きい数字は表示できないね…。属性によって数値を変えたい場合は、レイヤプロパティのカテゴリ>個別値か何かでそれぞれの属性を表示して、一つ一つシンボルを変えないといけないし。

しかも今回例に挙げたフォントだと下の方に①というフォントが既に存在してるし。

個別の属性の数が9以下ならこの方法でもまぁ悪くはないけど、それ以上の場合はラベリングする方法を考えた方がいいのかもしれない。うーむ。


確率の体感

2012-03-13 | ひとりごと

今年はなかなか暖かくならないなぁ…。長期予報でも寒い日が多いって言ってたっけ。

そういえば、よく天気予報で雨のふる確率は30%と言われると、「こりゃ降ってもおかしくない」と判断して、折りたたみ傘をもっていく。

実際言われた訳じゃない けど、「このままの食生活をしていると、4人に1人は(25%ということか)、○○病になります」と言われたとしても、「やばいかもしれない」と思いつ つ、4人のうち3人は大丈夫な気もするので、おやつのチョコレートをすっぱりやめたりすることは(たぶん)ないにちがいない。

同じ確率という形で示されている数値なんだけど、それに対する判断とかその数値が示されたことに対しての行動の決断って違うものだよなぁ。雨と病気じゃなにが違うんだろう…。

雨みたいに日常的によく体験する確率に対しては、雨を受け入れるのに大して気分的に落ち込んだりしないから、その対応もささっとできる。

でも、病気のように非日常的なことに対する確率に対しては、否定したい気持ちが強く出て、結果ポジティブシンキングになりがちなんだろうか。

根っからポジティブというよりは、後ろ向きにポジティブな感じだけどなぁ。

*****

さてさて、地震が起こる確率としてよく「今後30年間にマグニチュード○クラスの地震が、どこどこで起こる確率は○○%」という文言をよく耳にする。

そういう確率のようなものを聞くとなぜか、言われている年数の一番最後のほうで地震が起こるような気がしてしまう。

例えば30年で90%と聞くとなんとなく、28年とか29年目ぐらいに大きな地震が起きるような気がしてしまう。

で、自分はたいした被害にあったわけでもないのに、ちょっともう地震が起こるなんてこと考えたくないな、という拒否反応のような気持ちから、その地震が起こる可能性について考えるのをやめてしまう。いや、その確率をどうとらえたらいいのかわからない、という面もあるかもしれない。

しかし、1年後に大きな地震が起きてもそれは30年で90%の確率の中に含まれるはずだ。長い地球の歴史から見れば、30年なんてとても短い時間だから、その1年目だろうが30年目だろうが、誤差の範囲内という気もする。

根拠のない変なポジティブシンキングはやめて、気分的に元気なら、考えることから逃げないっていうのも、今できることのひとつなのかもしれないな。


フリーデータを使う(5)-3 地価と主要駅までの距離の散布図作成

2012-03-06 | ArcGIS

先日、回転寿司に行ったら、隣に学生さんとおぼしきカップルが座った。このお店は1皿105円均一ではない、お皿によって値段の違う回転寿司やさんだった。回転している以外にも板さんに声をかければ握ってくれるシステムだったのだが、そのカップルは冷凍じゃなく生のウニやら、並じゃなく特上のいくらやら、ホタテやらを頼む頼む。

到着したお皿の色を見て、二人ともやっと値段に気づいたようだった。女の子が「ここはやっぱり彼氏のおごりってことでぇー」と冗談交じりに話しているのが聞こえる。

男の子の方はお皿の色と値段表を見比べて、「えっ、これこんなに高いの…」と絶句。それに対して女の子が「きにすんなっ」と一言。

いいなぁ(笑)。あまりにもテンポのいい返しで、笑ってしまう。

その後も、そのカップルはカニ汁やらおっきな穴子やらを頼み続ける。

途中、「俺はウニに妥協はしない。」と男の子が宣言し、また生ウニを2皿注文。何かがぷっつりと切れたように、注文し続ける二人。次々と山積みされる金皿、銀皿。

是非、お会計が見てみたかったが、こちらもいい加減おなかがいっぱいで先にお店を出てしまった。

でもあそこのお店の金皿、銀皿はとてもおいしいから、二人ともきっと幸せになったに違いない。

*****

さて、今週は予告どおり、散布図を作る。ちなみにグラフを作る機能は、日本語版のArcGIS9.2だったか3だったかだとすこん、と落ちる。たしかグラフ作成のパイソンのプログラム中の一文字を消去だか修正だかすると直せるんだけど、忘れてしまったので、パッチをあててくださいな。

今回は、公示地価のデータに主要駅のポイントを空間結合して出力されたテーブルを基にグラフを作る。X軸に主要駅までの距離、Y軸に公示地価を表示する。

で、グラフを作る前に、空間結合して出力されたシェープファイルを等量分類か何かで表示しておく。そうすると散布図上の点もそれに対応した色合いで表示されるのだ。

例えば以下の図は、PLPの値を等量分類、クラスは5つで、緑から赤に変わるカラーランプで表示している。地価の高いところ上位20%が赤で表示されている、そんな地図を作っておく。

で、グラフを作るには、空間結合した結果の属性テーブルを開いて、左上にあるテーブルのマークをクリックし「グラフ作成」を選択する。

ここで表示される「グラフ作成ウィザード」で以下を指定する。

  • グラフタイプ:散布図
  • Yフィールド:PLP
  • Xフィールド:距離
  • (凡例の追加をオフに。点の数が多すぎで凡例が役に立たない)

指定ができたら「次へ」をクリックして、さらに「完了」をクリックすると、散布図が表示される。

主要駅(東京、新宿、渋谷、池袋)からの距離が近いところは地価がめちゃめちゃ高くて、10kmぐらいまで離れると地価はほぼ100万円以下になることがわかる。でも、この傾向から外れる点もいくつかぽつんぽつんとある。例えば30000mを超えたあたりにある点はどこかなーと確認するには、この点を右クリックして、「個別属性」を選択する。

すると個別属性ウインドウが開いて、以下のような情報が表示される。

八王子の公示地価のポイントで、店舗として利用されている建物の付近にあるポイントらしい。ほうほう。八王子ってのは、地価が高いんだなぁ。

ちなみにPU1というフィールドに注目してみると、店舗とか、事務所とか、住宅などといった値が保存されている。商業用に使われている施設の前の公示地価と、住宅の前の公示地価のポイントでは値段ももしかすると違うのかもしれない。

ということで、この公示地価のポイントから住宅だけを選んで散布図に示してみようと思う。

これにはまずグラフを作る元になっているテーブルで属性検索をする。純粋に住宅だけを選択するなら、

"PU1" = '住宅'

という条件式になる。「住宅」が含まれているレコードを選択するなら、

"PU1" LIKE '%住宅%'

という条件式になる。この式だと「住宅・倉庫」も選ばれるし、「倉庫・住宅」も選ばれる(そういうレコードはないみたいだけど)。あと「住宅」だけも選ばれる。

属性検索をすると、テーブル上で条件に当てはまるレコードが(デフォルトでは)水色に表示されるが、グラフ上でもそれに対応するレコードが水色に表示される。

 水色のポイントはどの距離でもだいたい100万円以下のところに分布していて、やっぱりPU1が「住宅」の場合だとあまり極端に高い地価にはなっていなさそうだ。

では、もうちょっと詳しく確認するために、散布図に表示するポイントを現在選択されているレコードのみにする。これには、グラフのウインドウ内を右クリックして「プロパティ」を選択する。

 

で、開いた「グラフプロパティ」ウインドウで、「表示設定」タブをクリックして「選択フィーチャ/レコードのみをグラフ上に表示」をオンにしてOKボタンをクリックする。

そうするとグラフは以下のように変化する。100万円より高いところもいくつかポイントがあったようだ。

公示地価の点全部のグラフもそうだけど、このグラフだと、右肩下がりの指数関数のような関係がより顕著に見える。でもやっぱり時々、赤い点だけど距離(X軸)が10,000mを超えているような、ちょっと傾向から外れる点もあるみたいだ。

これも、個別属性で調べてみると…

吉祥寺にある公示地価のポイントであることがわかる。吉祥寺にある住宅の前の公示地価が高いというのはなんとなく頷ける話である。

同じようにして「事務所」を含むレコードのみで散布図を描くと以下のようになる。

住宅だけの散布図よりは赤とか緑とかの色が入り交じっている感じがするので、主要駅からの距離と地価とが、住宅ほどはっきりと関係を持って分布をしているわけではなさそうだ。ただ単に条件に一致する点が少ないので特異な値が目立つだけかもしれないし、事務所だけに限定するともう少し違う分布になるのかもしれないが。

ちなみに距離が25kmよりちょっとすぎたあたりの赤い点は町田にある公示地価の点である。主要駅からの距離からすればもうちょっと安いのが相場な訳だが、町田という町自体が何かその地域の中心地のような役割を持っているのかもしれない。

このほかにも、公示地価のデータの「RCL」というフィールドには用途地域が入っているので、用途ごとに地価を確認しても面白いかもしれない。

散布図を描くと地価と主要駅からの距離との全体的な傾向みたいなものがみれる一方で、その傾向に外れる点を探し出すこともできる。地図で地価を表現するのとはまたちょっと違ったことがわかったりして、グラフも捨てがたかったりする。ま、結局私は数字より図が好き、ということか。

まま、今回はこのあたりでー。

あ、あと次回からはもう少しゆるい内容で、GIS以外の記事も書くつもり。半年、フリーデータつながりでがんばってみたからね。更新も不定期になるかも。あまり期待せず覗いていただければです。